分納ながらも計画的に納める段取りを整え、納めるモノを全て納めました。これにより懐具合はスッカラカン。もう本当に何も無ければ何も新しい事なんて一切出来ない状態。さらにキャッシュフローの問題がヒヤヒヤ感を後押しする始末。ソ~~~ッと仕事せなアカンのは大変だけど、自分の勉強不足が原因なので自業自得。ただ見方を変えれば、このタイミングは何かを変化させる丁度良い潮時なのかもしれない。背筋をピンッと伸ばす為、契約関係や終業環境について弁護士兵頭先生に相談勉強させて頂く事にした。そこで各種契約書類の見直しや就業規則の作成をお願いするべく、毎週のように打合を開いて頂くことになり以後、3ヶ月4ヶ月に渡りご尽力賜りました。その間、間違いなく自分の無力さが露呈していたのは言うまでもありません。恥ずかしさ半面、この機会に社会のアレコレを勉強させて頂いたのです。
そんな社会の話を学ばせて頂くにあたり、法人化、というキーワードが脳裏でチラつき始め、例の如く打合最中ではあったが会社設立の件を先生にご相談させて頂いた。そこで早速、司法書士の先生をご紹介頂けることになった。私から話を持ち出し相談させて頂いていたものの心臓はバクバク。それもそうだ。一時は法人化を考え、書類を揃えて法務局の窓口まで赴き、不発に終わった経験を持っていたのだから無理も無い。それが事もあろう事か、以前にも増して話がトントン拍子で進んでいくような気がして仕方が無かったのだ。中途半端な気持ちで相談して訳では無かったものの何となく不安と期待が入り混じっていた。もちろん先生方には微塵も不安に思ったことも思うこともない。新しい事に挑戦するんだ!、という気持ちが起きていたからこそ何とも言えないハラハラな気持ちになる。そうこうしている内に約束の日取りも決まり、書類関係の吟味が話進んでいく中、直様その日がやってきた。
それは司法書士の西村先生との初めての出会いだった。ご紹介により実った出会いであるからこそ必ず良いご縁にしなければならない。後戻りは決して許されないのだ。名刺交換も早々、本題に入らせて頂いた。会社を設立する、というコトや、資本金とは何ぞや、というコト。設立に関わる費用や期間等そんな当たり前のアレコレを分かり易く学ばせて頂いた。会社設立すなわち法人化、という意義を生まれて初めて専門家の口から聞くことが出来た。年内には絶対設立せなばならない。自分が今までやってきた事は、いったい何だったんだろうか、と反省した。半端では無い!、と思っていても実質的には半端だったのだ。20分30分という打ち合わせはアッという間に過ぎ、沸々と湧いてくる野望を胸に、その場を後にした。
様々な角度から社会というモノを学ばせて頂く内にいよいよ、希望への道、小論文+α、という2つの契約書類と就業規則が完成した。もう何と言えば良いのか出来上がった瞬間は、胸が熱くなる、という思いが心中を巡り回っていた。自分が創り上げてきたコンテンツに兵頭先生のご尽力が注入され、パッケージング化させることに成功したのだから無理もない。誰もが理解し易く、誰もが使い易いモノを導くことが出来たのだ。このポイントは手間隙の節約に大きく貢献するだけでなく、迅速かつ丁寧に事実関係を進ませることが出来る。お客様にとって安全安心な環境を構築することが出来たことは大きな喜びだ。お客様の動向を見ながら、コンテンツを具現化する、というのは大変な事だけど今までに無いヤリガイを大きく感じた。2つの柱を創り上げることに成功し、スタッフさんが秩序に従って働ける環境も創り上げることが出来た。けれどもコレで満足してはならない。今後もさらなる吟味に勤しむべく、とことん磨いていくことを心に決めた。