いよいよ法人化も直前となる9月早々、司法書士西村先生からも連絡を頂き、事前打ち合わせの日取りを設定させて頂いた。それまでに準備しておかないといけないモノとして、事業目的、資本金、印鑑、証明書、住民票、通帳等々が必要であるコトを教えて頂いた。電話口だろうと何だろうと先生と話をさせて頂く折は緊張以外の何ものでも無い。如何せん初めての事ばかりであった為、不安と期待が入り混じるのは止むを得ない。先生方はとても頼りがいがあり、とても強い存在。けれども当の本人の私は、あんまりシッカリしていない。だからこそ極力ケアレスミスの無いように真摯的に対応しなくてはいけないのだ。自分の事で周囲の先生方が全力を尽くしてくれるのだから足を引っ張るような余計な迷惑(時間的制限が起きる事象)を掛ける訳にはいかない。そんな訳で日程表と睨めっこしながら5W1Hを敢行し、2時間程度のタイムリミットを設定し即日早速、準備を整えることにした。
事業目的は7月8月の時点で既に完成させたモノがあるので準備オッケー!、資本金も新しい口座を開いて動かさない状態で保存しているので準備オッケー!、個人実印は既に手元にあるので準備オッケー!、印鑑証明と住民票は即入手することが出来るので早々に準備オッケー!、これで後は、会社の印鑑類を準備するだけ、となった。そこで印鑑証明と住民票を手に入れた帰りに三田市役所近辺の印鑑屋さんに伺った。善は急げである。徒歩5分、印鑑屋さんに到着。扉を開けて自己紹介。そして本題に入る。株式会社を設立するんですがどのように注文させて頂ければ良いのか分からないので教えて下さい!、この第一声から会話は始まった。会社を設立する際に必要な印鑑は、極端に言えば1つでも大丈夫らしい。けれども大切な印鑑であるが故、セキュリティーのことを考えると3つ程、準備しておく方が良いようだ。必要なものは会社印、銀行員、認め印(いわゆる角印)。後は職人さんの言われるがままに飲み込み、ツベコベ言わずに即現金前払いでキレイサッパリ。これが仕事の流儀である。印鑑が出来上がるには3、4日程度の時間を要するので一先ず待機となった。翌週には司法書士西村先生との打ち合わせも控えていたが、何とか間に合いそうなので安堵し、印鑑屋さんを後にした。
さらに次は税理士渡部先生の元へ直報告。前々から電話やメールでは伝えていたものの面と向かって報告するのは今日が初めてである。今後変化する会計上の云々に対して善処頂く為、ご相談日時の設定をさせて頂くべく、ご相談させて頂くことにした。「いよいよ法人化ですか?!、オメデトウございます!!、分かんないコトがあったら、いつでも何でも聞いて下さいね!!」、、、先生のこの一言に幾度と無く甘えてきた。立ち話であったが少しだけ尋ねてみた。法人化に向けて何か特別ものを準備したりする必要はあるんですか?、その質問に対して先生いわく「特に事前準備は必要無いけど設立後、少し大変だよ。準備が必要なモノはまたコチラで準備しておくんで設立完了したら教えて下さい!」ナルホドな感じだ。税務関係は設立前が大変じゃなくて設立後に大変なことがやってくるようだ。これで設立前の準備としては何となくイメージが湧いてきた。司法書士西村先生との打ち合わせに赴き、登記書類群を提出する。そして法人設立の完了報告以後、税理士渡部先生に報告する。これで登記関係、税務関係それぞれの段取りが整い、法人化を成し遂げたことになる。今後どんなハプニングが起きるのか、がとても楽しみである。