島根大学・医学部医学科・推薦入試・自己推薦書

小論文+α

【島根大学・医学部医学科・推薦入試・自己推薦書】

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私は,将来的に幅広い分野で活躍する為,島根県が近年抱える僻地での地域医療に従事できる総合診療医になります。貴校ならびに島根県を調べるうちに,兵庫県とは全く異なった医療事情が存在することを知りました。特に過疎地に住む高齢者や子供達への医療が明らかに遅れている現状を認識し,島根県の方々は本当に困っている,と理解することが出来ました。そのうえで,オープンキャンパスに参加させて頂き,地域医療問題をとにかく解決しようとする熱意,に大変感銘を受けました。今この瞬間,自分は何をするべきなのか,と唐突に自問自答を繰り返し,居ても立ってもいられずオープンキャンパス当日,島根県での二泊三日滞在を決めました。時間の許す限り出雲市や松江市以外の地域にも足を伸ばし,道を歩いている人の少なさ,働いている人の年齢層の高さ,に改めて驚き,コミュニティの多くが何事も不便な状況にある,と改めて実感致しました。直様これらの行動行為に及ぶことが出来た背景としては,高校1年生の7月入団から9月退団まで,高校2年生の7月入団から9月退団まで,体育祭の盛り上げ役を目的に結成された応援団での経験が強く生きています。活動当初,新しい環境における人間関係の構築,相手を思いやれる気持ちの重要性,それぞれに戸惑いがありました。日々,意見を出し合いアイデアを練り上げる過程で切磋琢磨し,内面を知り合う内に,応援団員,という括りだけでなく,個性,という括りで仲間達を一人一人の人として,互いの価値観を交換することが出来るようになりました。喜怒哀楽を持って何事も自分らしく誠心誠意向き合うことは,信頼関係の構築に必要不可欠な事象であると学び得ました。この活動を通じ,医師になるうえで専ら必要不可欠な素質として,視認性を有する判断力や即断即決の瞬発力そして人間的コミュニケーション能力を身に付けることが出来た,と確信致しております。貴校の熱意が意図する裏付けを真正面に受け止め,島根県での総合診療医として人生を全うする覚悟が出来ましたので,志願させて頂きました。

(858文字)

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