サバイバル1等賞「追試」

追試

2学期の期末考査も終えて年を越す頃には、赤点も残すところ後3個となっていたような、いなかったような。そんな状況で3学期に突入し、今となっては1月2月と学年末試験の直前。2学期に起きた理科総合のゴタゴタも、教師があれから直ぐにシラバスを持ち出しては説明を行って完結。けれども懲りる事無く授業ではヤリたい放題の様子。人間の卑屈な部分を目の当たりにしている気分だ。3学期に入り、物理や生物に突入するかと思いきや、特にそんな様子もなく、最後の最後に物理をチョチョイっとプリント授業で事無きを得る始末。もはや大人のする事では無い。むしろ教師のする事ではないような気もするが、そこはやはり県の教職員なのだろう。自分の事しか考えていないことは手に取るように理解出来た。話に聞くところによると明石以西、三田以北には、なかなか理系の教師が集まらない、という切実な状況が存在しているらしい。是非、社会問題としてマスコミに取り上げて欲しいものだ。

そうは言っても、こちらもバカではない。元よりそうなることは想定済みだ。対応対策を練るのは至極当然のこと、として理科総合を無事に脱却し、とりあえずセーフッ!!、英語についても、コテ入れ?テコ入れ?が整ったので万事休すの事態からは逃れることが出来た。そんなワケで、こちらもセーフ。ただ1つ厄介な教科が残った。前々から「?」とは思っていたのだが、何だか理科総合の陰に隠れて、数学も不思議な状況にあるようだ。御子様や親御様から集めた情報もあったので、数学に対しても身構えることにはしていたのだが、さすがにココまでヒドイとは思わなかった。まだ理科総合の方がマシだ。

学年末考査を終えて最後の最後に奇跡的にも、数学1科目だけが赤点、という事態で落ち着いた。ただ一方では悔しくて悔しくてたまらなかった。なぜなら私の手の及ぶところでは無いところで、イチャモンをつけられていたからだ。答えが正解しているにも関わらず不正解にされてしまう状況。ナゼに?!、数学教師の解く方法で解いていないから、ということが理由のようだ。こんなコトがあって良いものなのか?!、答えだけしか書いてなくて不正解になるならば未だしも・・・、現時点ではそんなワケがない。確かに数学教師と異なる解き方をしているが、教科書の解き方に少しアレンジを加えて解いている。基本に忠実、ましてや解き方も省くことなく、答えも正解している。それでも数学教師的には正解とはしないようだ。その教師レベルに合わせてやんないと正解にはならんのか?!、赤点を背負っている者にとって荷が重過ぎる。教科書に従って理解した方法で答案を作成したものでも不正解にされてしまうのだからワケが分からない。数学教師は神様ではない。ただの県の職員さんだ。僕の言うことを聞いてくれないならバツ印をつけるでちゅ!!、と意気がられても困る。公務員は全体の奉仕者であることを見に染みて理解してもらいたい。

とにかく何とも不思議でかなわない。主観的見解だが、数学という教科はとても自由な学問だと思っている。解けないなら解けないなりの楽しさやオモシロさが備わっている。ヤリ方一辺倒では、とってもツマらない。解く為にあらゆる手段を使って、あらゆる要素を適用して、これでもかぁ〜〜〜ッ、という具合に頭と身体で打つかる。そんなところが、私にとってはたまらなく楽しい。中途半端過ぎる教師によく見られるのは、考え方の押し付け。今正にそれが垣間見られる。勿論、私も自分の考え方を、よく押し付けたりする。けれどもちゃんと断りを入れて合理性を図る。「私が言うてるんやから私の方法でやりなさぁ〜〜〜い!!」みたいなコトは絶対に言わない。時には私よりもユニークな考え方で物事を考えて問題を解こうとする学生も存在する。当然だが私はその解き方に賛同し共感し、その考え方を子供達から教えてもらったりする。問題と闘っている最中、互いにとっても愉快でたまらないのだ。一辺倒な解き方、マニュアル通りな解き方、ではせっかく数学を勉強してるのに全くオモシロくない。戦略的かつ楽観的に楽しみながら解いてもらいたい。一先ずのところ、マニュアル的な人間はこうやって出来るのか、と反面教師的な感じでポジショニングを保ちつつ、私は彼に最後の切り札を適用した。タダでは絶対に転ばない。勝負へのコダワリ、とはそういうものだ。

その方法とはその教師の答案をテンプレート化させるというもの。1から10まで板書ノートを私が理解し、そして答案丸ごとテンプレート化させる。テンプレートに入れる数字は問題文から抽出する。不具合があるところは公式をつくって補えるようなスタンバイを整える。このように文章で書くと、何だか複雑そうですが、実際に授業でヤルとなると案外、ゲーム感覚でオモシロかったりする。失敗を恐れていては成功するワケがありません。成功する為に知恵を絞って行動に徹しないとあきません。幸いにして結果的には、追試96点という高得点の確保に至り、これでようやく全ての科目で赤点から脱却することが出来ました。同時に退学・留年レベルからも脱却することが出来たわけです。当初から抱いていた目標を達成しました。ようやく入学当初の振り出しに戻れました。赤点0個、って飛びっきり爽快。苦しかったけど実現出来た時の喜びをご家族皆様と共に感じるコトが出来ました。アッと言う間の8ヶ月でした。

最後にちょっとしたオモシロい会話がありました。

親御様『そうか!!、成績が伸びていない、点数が上がっていないから、と言って息子自身がガンバっていなかった訳じゃないんですね!?』

和田「もちろん、です。彼は頑張っていました。8個の赤点を5個、3個と減らしていけるのは、親御様の愛情を支えに彼自身がガンバってきたからこそ、だと思われます。赤点をとってしまう、という事は確かに褒められた事ではありませんが、認められるべき部分は認めてあげても良いのではないか、と思います。この度の一件で成績が遺憾な状況であったことは、彼だけの問題ではありませんでした。幾分なりとも学校における一部の先生方にも改善すべき問題が少なからず存在しておりました。適応力があり、出来ることを怠るのは単なる怠慢です。恐らく、彼が一番それをよく理解しているはずです。なぜならば学校の教師に最も近い存在であるからです。ですから、これからも私は彼の紆余曲折を見守り、支え続けてやるつもりです。卒業するまで油断は出来ません。学校の教師から目を付けられるのは良くも悪くも良いコトですから・・・(笑)」


サバイバル1等賞「理科」

理科

夏休みを経て、右往左往しながらも夏休み明けテストも完了して、体育祭も終わり文化祭も終わり、やれ友達だ、やれ部活だ、と危機的状況に置かれているにも関わらず、高校生らしい相変わらずな日々を過ごしておりました。中間考査も大凡、2週間前に迫り、どんどん緊張感が高ぶる中、彼の言葉から少し疑問に思う発言がありました。最初のウチは、いつものようなワガママに過ぎない、と思っていましたが、でも少し温度差があったんです。

それは理科という教科(科目)の話なんですが、彼は会う度に、化学が、化学が、という不平不満を発しておりました。そこで、ふと気が付いたのは、化学という教科(科目)の設定がなかった、ということです。よくよく話を聞いてみると、やはりちょっと不思議な部分がありました。不思議、疑問、と気になると調べたくて調べたくて居ても立っても居られなくなるのが私の性分。

和田「化学?、理科総合やろ?、教科書と学校の問題集をやっといたらええやん。そんな難しいはずもないやろ!?」

お子様『先生、ちゃうで。そんなん言うても教科書1回も使ったことないもん』

和田「そんな事ないやろ!?」

お子様『だって、そうやもん。』

和田「ほんなら、何を使って授業やっとんねん?」

お子様『プリントだけやで。』

和田「え!?そうなん。プリント授業なん!?。ちょっと確認させてみてん。」

・・・沈黙・・・

和田「うわッ(汗)!?ホンマや。これ、理科総合ちゃうわ。化学や。」

和田「せやけど生物とか、物理とか、どっちかを1学期にしてんのとちゃうのん!?」

お子様『1回もしてへんで。』

ちなみにこの段階で2学期の中間考査直前。要するに6ヶ月もの間、「理科総合」のカリキュラムやのに「化学」の授業をやってる状況なんです。化学で1年間を終えようとしている雰囲気がバリバリ滲み出てる。恐らくのところ、生物、物理、の両分野を放置主義。ここに来てウヤムヤ状態で幕を下ろそうとする魂胆見え見え。これではさすがに痛過ぎる、とは言っても所詮、相手は県の教職員である。そんなに不思議な事でも無いし、驚くべき境地にも達しない。何度も言うが所詮、県の教職員だ。よくある状況であることは間違いない。ただ状況が状況なだけに、この土壇場で、彼にとってすこぶる苦手な化学を一年通して押し付けたらんといて下さぁ〜〜〜い(泣)、と心の底から願うばかりだ。これは正直たまらん。化学はアカンけど生物ならば物理ならば何とか凌げるのに、このままでは1年間ずっと化学をやり続けられた末に、良いとこ無しで有りもしない事実が作り上げられてしまい、その末に赤点を取る状況に陥ってしまう。今の状況からして、絶対に有り得へん話や。

ほんまに頼むから理科総合に従って生物と物理をキチンと対応してもらいたい。そもそもが化学の教師やから、物理と生物は知らん、って事なんかいな?!、ほんなら何で理科総合の授業を受け持つんや?!、人材がおらへんからかいな?!、それとも、しがみ付きたいからかいな?!、なんでや?!、直接会って聞いてみたいところだが煙に巻かれるのが関の山。時間が過ぎてしまうだけ。時間の無駄。とにかく化学という分野を早々に回避させて物理と生物のいずれかの分野に差し替えて頂くべく、何か良い方法は無いものか!?。せや、困った時の兵庫県教育委員会があった。確か◯◯市にも何かあったなぁ〜ッ!?、とにかく相談することにしよ!!

退学留年レベルからの脱却に必要条件となる赤点克服。もちろん理科総合も赤点。何とかすべく何とかする。何が起こるか分からんが何とかする。とにかく何とかしてみて、それでもダメなら、それでもダメでも、何とかする。赤点克服出来るまで動き続けなければ、彼は目標を達成できへん。だから私は私にしか出来ないことを何でもかんでもやってみる。私に出来ないことは、とってもたくさんあるだろう。けれども頑張る。とにかく頑張る。ただそれだけ。向こう岸から絶対に目を背けたらアカン。彼は、化学教師の身勝手なデタラメ渦中に埋もれてしまう。それではアカン。兵庫県立◯◯高等学校に通われている高校生の皆さんならば何となく事情は、飲み込めるのではないだろうか!?、正にそうである!!、この話は生徒間や保護者間では大きな波紋を生んでいる。要するに困った話なのだ。とにかくジタバタするしかない。

単純な話だが、こんな環境で赤点を獲得してしまったら納得がいかない。彼だけの問題では無いようだ。ちなみに1年生の2学期中頃で赤点に至った高校生が数十人以上もいる。早速、兵庫県教育委員会へご相談のメールをさせて頂くことにしよう。何とかせねば、ジタバタするしかない!!、※お話を伺った後、即時対応したのは、言うまでもない。

<<<兵庫県教育委員会総務課へのご意見/ご相談>>>

大変、お世話になっております。兵庫県で総合家庭教師業を運営している受験塾家庭教師の和田成博と申します。本件、お問い合わせ内容について、ご連絡させて頂く窓口が不適切な場合は、お許し下さい。ただ、この内容は、至急お伝えするべき内容であると判 断した為、ご連絡させて頂きました。実は、ここ最近、◯◯高等学校に通学している◯◯市、◯◯市在住の弊社のお客様数十名の方々から共通のお悩み相談 がありました。それは、理科総合Aにも関わらず化学Iらしき授業を教師独断で進めているようです。そりにより、授業&考査を放棄する学生達も全校の1割な いしは、2割程度いらっしゃるようです。子供達の為にも事実関係を究明頂ければ幸いです。

<<<兵庫県教育委員会事務局高校教育課からの回答>>>

お寄せいただきました件についてご返事いたします。「理科総合A」の目標は、「自然の事物・現象に関する観察・実験などを通して、エネルギーと物質 の成り立ちを中心に、自然の事物・現象について理解させるとともに、自然と人間のかかわりについて考察させ、自然に対する総合的な見方や考え方を養う」こ とにあります。「理科総合A」の学習を効果的に進めるためには、生徒の特性、学校や地域の実態等を十分考慮して指導計画を作成することとなっていますが、 ◯◯高等学校に確認しましたところ、現在まで物質の構成と変化等化学的な分野に時間をかけて学習してきたとのことでした。また、今後、資源・エネルギーについて学習する予定であり、その旨を生徒にも十分に説明すると報告を受けておりますので、ご理解願います。

といった回答を受けました。私にとって、この内容では、不十分でした。勿論ですが即時、電話を掛けました。

和田 「教科書の内容に従事した形態で進めなくても良いんですか?」

高校教育課『いえ。それは、ちょっと。。。まったく発展的な内容をしてはいけないという事はないというのは、理解して下さい。』

和田 「確かにおっしゃる通りである。まったく発展的な内容をしないというのは、おかしい。それは、理解出来ます。ただ、現状は、もっと深刻な状況なのです。特に学校教育に対して、どうこう思っている人間ではありません。本件は、小さな事ではあるように思えますが、放置しておけば取り返しの付かない状況にもなり兼ねません。ですから、それを未然に防ぐことが出来るはず、と考えておりますので、申し上げさせて下さい。現時点での教科書の内容と試験範囲は、確かに一致している。しかし、反応式の構成や物質量の計算、その他ヘス、ヘスの応用、中和滴定計算、等については、基本的な内容が今まさに出てこようとしているにも関 わらず、それ以前で消化している状態になっています。それもプリント授業で、教科書ベースに進める事なしに(ここは、生徒の言葉と配布プリントにより判明)。これは不自然な見解と言えます。それにより、鉛筆を放り投げて試験放棄を行う生徒も全体の1割近くいるようなんです。それは、試験受験者数の数字をご覧になればご理解頂けるはずです。」

高校教育課『うぅ〜ん、確かに教科書を使用していないのは、、、どうしてもらいたいですか?』※大変、丁重な物言いでした。

和田 「まずは、教科書を活用し、基本を定着させたうえで、発展的な問題にあたるべきです。常日頃からプリント授業では、困ります。。。泣」

高校教育課『それでは、高校側に連絡をとり、再度本件調査したうえで、改善してまいります。』

和田 「わかりました。何卒、宜しくお願い致します。」

この度の相談については、「兵庫県教育委員会事務局高校教育課>◯◯高等学校>学校長>教頭>学年主任>教科担任」というように流れていくんだろう。ここで気になるのは、事実関係を口頭で処理をする事無く、少なくとも1学期からの経緯(子供達の声、試験、授業、配布プリント、 小テスト、教科書の整合性)を精査し、確認していくかどうか、に掛かっている。面倒がらずに関係者が問題解決に一致団結して、全力で乗り出して頂きたい。そして学校の先生方にとって、子供達に、良い見本を見せる絶好の機会にしてもらいたい。失敗は成功のモト、この話をウヤムヤにする事無く取り組んで頂けるものだと期待している。

誤解をして欲しくないのだが、別に学校や学校教育、学校の先生方を否定しているワケでも、イチャモンをつけているワケでもありません。ただ、私からみても少なからずとも大きな問題に発展する可能性があるからゆえ、何かの改善に繋げたかった為、ジタバタしているだけ、の事なのです。ただ何もしなければ何も動きません。だから私は考えられる事は全てやってみる事にしています。勿論、保護者様達の安全を守りながら対応する事は言うまでもありません。確かに問題の根源にある本人が問題を問題として受け止めて、改善する努力を行わなければ、どうしようもないと言えば、どうしようもありません。赤点から逃れるために藁をもすがる思いでした。

サバイバル1等賞「赤点」

赤点

とにかく何とかしなければならない。右を向いても赤点、左を向いても赤点、前を向いても、後ろを向いても、どっちを向いても赤点。一言で言うならば、四方八方が赤点だらけ。こんな状況をサッサと脱却したい。今のままで残り8ヶ月を過ごしてしまうと大変な状況になるのは周知の事実。退学か留年か、それ以外の選択肢はありません。進級なんて有り得ない状況なんです。

よしッ!、これで危機感を真摯に受け止めることが出来た。自分で自分を追い込んで稀に無い事例を解決するには、とってもエネルギーを必要とするもの。だからこそ危機感を感じて自分自身を窮地に追い込んだ上で奮起させなければならない。戦略構築の準備が一様に整ったら、後は頭を動かして彼をコントロールするだけ。一筋縄では間違いなくいかない。罵声、怒声は当たり前。絶対に彼を何とかせねばならない。

まずは概要を確認し、大凡の計画を立てる。計画通りにいかないのは当然なのだが、とりあえず計画を立てる。これは手法を考える為の根本的な骨組みになるからだ。並大抵の知恵で、最初と最後がキチンと一致する筋道を仕上げられるワケがない。頭と体を動かさんでも容易に出来る、と思っているのは単に成績の優秀な偏差値の高い優等生君だけ。意思主張を机上でやっていても埒が明かず、意味を成す前にリミットオーバーになってしまいます。とにかく考えて、とにかく動かんとあきません。批判、批評を主張している間にも時間という大切なものが消えていることを実感せんとアカンのです。だから私は、とりあえず計画を立ててブラッシュアップを図り続けます。それは、見えないモノが見えたりする、という副産物を手に入れることが出来るようになることを知っているからです。未だ見ぬ可能性を創り出し続けなければ、プロ家庭教師としては生きていけません。勿論そこにオモシロさも存在しているからこそ、続けられるのでしょう。ちょっと話を元に戻します。いつも脱線するのはB型であるがゆえ、止む無し。

まずはクリアーし易い教科(科目)から打破せんとあきません。学校の教科書と問題集だけに絞ります。配布されたプリントは難し過ぎて手に負えません。だからこそ、教科書と問題集に対してのみ、徹底抗戦で挑みます。その他の要素は徹底的にぶった斬る。プリントだろうと板書だろうと一切、手を付けない。赤点克服の為に邪魔な要素は全ていらない。覚悟を決めるところは覚悟を決めないといけません。信じられるのは自分の経験と洞察力だけ。そんな感じで重荷を軽減させてやったとしても、残された内容には意味不明なところだらけ。仮に教科書とか問題集とかで、分からん内容があったとしても、私が噛み砕いて理解させれば済む話。普通ならば・・・。

ただ今回のような赤点レベルともなると、それだけではダメで、噛み砕いたぐらいでは理解しても、理解した知識を派生させてはくれない。だから彼用の公式をつくったり、彼用の答案をつくったり、そんなアグレッシブなことをずぅ〜〜〜っとヤリ続けて必ず解けるようにさせる必要があります。何と言っても普通が普通には進まない状況。だからと行って、それでも進めなければなりません。あぁぁ〜でもない、こぉぉ〜でもない、と試行錯誤の連続。一歩進んで分からなければ二歩進んで、三歩進んで背伸びして、見えるところまで一緒に進んでいく必要があります。これで大丈夫なんだろうか?!、という不安にすらなりません。他に手が無いからヤリ続けるだけなんです。

確実に退学・留年レベルから、追試レベルにまで、引き上げる為に必要な努力として確信しています。この努力を最後のチャンスでもある追試で乗り越えることが出来れば絶対に進級することが出来ます。もう頑張るしかありません。数学、英語、国語、その他諸々、そんな感じでいっぱいあるんですが、この中で、放置しておけば致命的になる教科だけ、に絞り一つ一つ着実に対応していけば進級に繋がります。とりあえず一先ずは数学、英語のみ。これらの教科に多くの時間を取られていることは、答案用紙を見れば一目瞭然。時間を節約し、空いた時間で取り返しのつく教科(科目)の対応をご本人の力に託すことにしました。勿論、危険を掴まないようなアドバイスもする。ただそれは赤点に繋がらない程度である事は間違いない。8赤点を8ヶ月で解決せなアカン、という事実を改善させる為に、ご本人にとっては苦しい以外に他ならないプロジェクトが実行に移されました。


サバイバル1等賞「出会」

出会

平成21年8月1日...

1学期の成績を確認させて頂いて、モノの見事な状態。息が詰まる思い、胸が張り裂けそうな思い、というのを静かに実感した。一先ず学習指導プロセスを作成し、ご提案させて頂くことにした。けれどもベルトの穴を1つ締める程度の頑張りでは到底許されない状況。人間そのもの、だけでなく勉強する環境も変えなければいけなかった。赤点8コ・・・。この状況で1年を過ごすとなると「進級」という話には決してならない。退学か、留年、それ以外の選択肢は存在していない状況であることは間違いない。

親御様『大学への進学は何とかなりますかねぇ〜!?』

和田「まぁ〜まだ1年生ですし、何とかなりますよ。大丈夫です。。。」

一見在り来たりな会話だが、とてつもなく印象的な会話であった。この質問に対する回答としては、これ以外には正直、見付けることが出来なかった。この状況では・・・、という思いが強過ぎる。私が関わって絶対に何とかせねばならない。他の誰かがどうにかしようとして、どうにか出来る状況ではない。これは教育業界の家庭教師事情を把握しまくっているからこそ、判断することが出来たと言える。

彼を何とか出来るのは私で無ければならない。むしろ彼を何とかするには私。成績を伸ばすとか偏差値を上げるとか、そんな単純なレベルの話ではない。ニッチもサッチもいかない状況をスタンダードな状況にまで引き上げて、そして安定させなければならない。もう本当に正真正銘の勇気を持って歩んでいくしかない。頼りになるのは私とご本人、そして親御様。まぁ===ッでも今は1年生。よし大凡、固まったぞ!!、後は実践あるのみや。よし、ヤルぞッ☆

アカンかったらどうする!?、アカンかったら、ご本人が退学か留年になるだけ。そしてご本人と親御様が凹んだ気持ちになるだけ。知るべき真実に目を向けてアカン状態を何とかする為、知恵を絞って戦略を立てて徹底的に努力を培わなければなりません。アカン状態から脱却するには、何がなんでも頑張り続けなければなりません。戦略的に、計画的に、継続し続けることが真の力と成り得るはずです。もちろん、紆余曲折とっても、とっても、とってもあります。いよいよ夢と希望を叶えるストーリーの幕開けです!!

当時の学習指導プロセスは以下の通りなのだが、読み返してみると何だか一般的な内容しか書けていない。ただ当時はこれで良かったのだろう。そうでなければ私は徹底的に動き回ることが出来なかったはずだ。

数学については夏休みの課題をベースとして1学期の復習に取り組み、とにかく出来る限り前向きな結果を課題考査に反映させてまいります。なお課題提出については、しっかり仕上げた状態で送り出す予定であります。また2学期以降については、教科書と学校の問題集をベースとして学習指導に取り組みます。普段の授業内容に出来る限りストレスが無くなる事を第一の目標としてまいるつもりです。第一の目標が比較的、達成されていると判断出来次第、平均点確保に転向するコトで、バスケ部継続の拍車に繋げてまいります。順調にいけば、予習型の学習スタイルへ再び転向し、最終的には、受験における主要教科へと結び付けてまいりたいと考えております。

英語については2009年8月度のみで学習指導を適用する。夏休みの課題をベースとして1学期の復習に取り組み、とにかく出来る限り前向きな結果を課題考査に反映させてまいります。なお、課題提出については、しっかり仕上げた状態で送り出す予定であります。

現状の将来的なビジョンとしては「スポーツ科学系」「医療系(理学療法士など)」を考えている。スポーツを活かして大学進学を考えている。◯◯大学、◯◯大学、◯◯大学、◯◯大学、◯◯大学、他を考えている。出来ればスムーズな受験を考えているので、関東圏、関西圏については問わない。

私立中高一貫中学3年生・公立高校1年生に告ぐッ☆

・・・ × 二次関数 → 微分積分

(1)平方完成をしてグラフを書くのは絶対に必要。次のステップに繋げる手掛かりだ。

(2)最大最小における場合分けで甘んずることなく面倒の向こうにある便利を掴め。

(3)絶対値を含むグラフに違和感を覚えて取り組むべきだ。まずは複雑に解こうよ!!

(4)関数と方程式の考え方を判別式とグラフで結び付けてみると良いコトがあるよ。

(5)センター試験9カ年分・6カ年分に分けてヤルべき事をヤルべき戦略で挑め。

・・・ × 三角比 → 三角関数

(1)とことんピタゴラスの基本に忠実になれッ。要領なんかはいらない!!!

(2)正弦、余弦、そして正接に関連する数字の奥にある数字をスクランブルせよ。

(3)中学生時代の考えが大きな即戦力を発揮する事を理解すべし。それは相似だ。

(4)円の性質を取り入れてフリーハンドの先にあるモノを追い掛けるべきだ。

(5)センター試験9カ年分・6カ年分に分けてヤルべき事をヤルべき戦略で挑め。

大変お騒がせして申し訳ありませんでしたm( _ _ )m

本日、私は普段では有り得ない程の極めて無様なミスを起こしてしまいました。それは、小論文+αの作業中の出来事でした。本来ならば、鉛筆書きをジッと確認して以後、ボールペン書きをジッと確認しながら、誤字脱字の確認を行わなければなりません。面倒とか邪魔臭いとか、そんな個人的な気持ちは天地が引っ繰り返っても有り得ませんので、そんなコトは絶対的にありません。ただ本日は、残り時間が無いコトと彼自身の論文特訓の伸び率が重なり、そろそろ任せても大丈夫だろう、という大変、浅はかな気持ちになってしまって軽はずみな指示を出してしまった次第です。

最終確認前の御客様における確認にて発覚。。。ココもココも間違えてますよ、という御指摘を賜れたことで早急な対処に臨むことが出来ました。不幸中の幸いにして問題は解決の一途を辿ることが出来た次第ですが、単なる結果オーライにしか過ぎません。起こさないコトが何よりも大切なコトと分かっているにも関わらず周囲の皆様の動揺を誘ってしまったのは私です。時とタイミングに切羽詰まっているからこそ、焦る気持ちがあるからこそ、通常ならば心を抑えて落ち着かせて、かつ、いつも以上に慎重を期するべきであります。

普段ならば、こんなことは絶対的に有り得ないことです。本日の件では、悔やんでも悔やみきれません。もう言葉にはなりませんでした。大変、申し訳無い次第であります。本当に本当に情けない話です。今後、絶対的にこのようなコトが無いように反省し、初心に戻り、より一層煮詰めてまいることに全力を尽くしてまいります。つきましては、翌日2011年8月27日(土)営業受付を自粛させて頂きまして、気を引き締めますm( _ _ )m

説明会/甲南中学校・甲南高等学校

「第2回塾対象入試説明会」のご案内

日時 2011年9月21日(水)10:00〜11:30
会場 「アクセス梅田フォーラム」大阪富国生命ビル12F
次第 ・教育について 〜中高6年新教育システム完成年度を迎えて〜
・入試について 〜2011年度入試分析・2012年度入試変更点〜
(甲南の入試における合否の分かれ目)

甲南中学校  2011年 入試説明会

第1回入試説明会 10月01日(土)13:30〜15:30 予約不要
第2回入試説明会 10月22日(土)13:30〜15:30 予約不要
第3回入試説明会 11月19日(土)13:30〜15:30 予約不要

本校の教育理念や教育の特色、進学実績のほか、入試問題や2011年度入試などについて詳細に説明いたします。生徒におる学校生活の紹介なども予定しております。校舎見学や個別相談も可能です。
また、入試説明会と並行して行われる受験生対象の「体験指導」では、氷点下の世界の不思議を見せる「物理」の授業、混合物を分離してみせる「化学」の授業など、ユニークな内容の授業を数多く取りそろえています。先着順での当日申し込みとなります。

甲南高等学校 2011年 入試説明会

第1回入試説明会 10月22日(土)09:30〜11:30 予約不要

本校の教育理念や教育の特色、進学実績やクラブ活動のほか、2011年度入試結果や2012年度入試あどについて詳細に説明いたします。生徒による学校紹介や個別相談も行われます。また、クラブ活動見学会も実施致します。

第2回入試説明会 11月19日(土)09:30〜11:30 予約不要

本校の教育、進学実績やクラブ活動のほか、2011年度入試結果や2012年度入試などについて詳細に説明いたします。さらに、中学3年生の対象のキャリア教育プログラム「OBワークショップ」を見学していただけます。クラブ活動見学会と個別相談も実施いたします。

体育祭・文化祭 (中高合同)

体育祭(中・高) 10月04日(土)09:00〜16:00 予約不要
中高合同で行われる「甲南ボーイ」たちの体育祭をご覧下さい。中1から高3までの6学年がクラスごとに5つのチームに分かれて、競います。午後の部の運動部行進とクラブ対抗リレーは最も人気のあるプログラムです。予備日10月7日(金)

文化祭(中・高) 11月06日(土)09:00〜15:00 予約不要

文化祭も中高合同で行われます。文化部の展示だけでなく、ブラスアンサンブル部の演奏や中学校各学年の展示・企画、英語学習の成果を発表するステージ企画、中庭でのイベント、模擬店など「甲南ボーイ」が躍動する文化祭をお楽しみ下さい。

小論文+α・2週間目の出来事ッ

私と共に小論文の練習をしている受講生達は、よく理解しているかもしれないが、小論文の練習をするにあたり最も大切な事がある。それは・・・※さすがに、この場では絶対に言えません。

なぜならば今、正に日本全国の大学受験生達がAO入試やら、推薦入試やらの取り組みに励んでいるからです。ライバルを増やしてしまうと私達や受講生達が大変なので、この時期はご勘弁下さい。

そうそう、恐らくのところ初回の打ち合わせでも教えられる限りの内容は教えていますが核心は絶対に教えていません。ちなみに渦中にいる子供達は、それがどうしてなのかを十分に理解しています。

だからと言って子供達はペラペラ喋ったりはしていません。私が何も指示しなくても彼等は確実に秘密にしています。それを証拠に、なるほどッそうか!?、と気付いた子供達は攻めているはずです。

ジックリ書かせた状態でも800字程度ならば30分も掛かりませんので一目瞭然。2週間もあれば40,000字ぐらいをサラッと書き切ってしまいます!!実際にある話ですので仕方ありません。

お盆・オフィス休業日

2011・8/13土 = お電話・受付休業

2011・8/14日 = お電話・受付休業

2011・8/15月 = お電話・受付休業

2011・8/16火 = お電話・受付休業

2011・8/17水 = お電話・受付休業