トツゲキ人生「挑戦」

トツゲキ人生・シーズン3

いよいよ4月を迎え、例年通りの良い感じな合格実績を確保することが出来た。安堵感と共に寒さも一変、温暖な気候の御蔭もあってポワ~ンとした雰囲気が漂う。同時に私自身、危機感が存在していた。会社設立後スグに掲げた目標があったものの、具体的な糸口も見出せないまま、既に半年が過ぎようとしていたからだ。ましてや自分で設定したタイムリミットまで後残すところ4ヶ月に迫っている。とは言っても、会社は順調に右肩上がりに推移し、労務管理もほぼ万全で、みんな満足の一途を辿っており将来性も明るい。それが良い具合に、受験塾家庭教師らしいサービス、としてお客様との関係が機能している。それでも私自身、周囲に漏らすことので出来ない不安感が常に存在している。全く満たされない。そんな甘えた雰囲気にいつまでも浸っている訳にはいかないので、より一層ムチを入れるべく、前々から気になっていた新しい取り組みに1つ1つ挑戦した。

まず最初に派遣業の許認可取得に取り組んだ。ネット上である程度の情報を集め、いつものように同時進行で兵庫労働局へ連絡しながら出向いていた(相手が公であるからこその瞬時対応)。幸いにして比較的、時間の都合がつきやすかった?こともあって直様、打ち合わせに応じて下さった。担当者と打ち合わせをしているうちに、家庭教師という業態、派遣という仕組み、スタッフとの契約関係、それぞれを繋ぎ止めるうえでの効率効果に疑問が生まれ、許認可いる?、みたいなことになったので、一先ず持ち帰えることで決着した。派遣、というところにコダワリを持たなくても、現状のコンテンツを磨き上げることが何よりも近道であったことが幸いしたのだ。

次に古物商の免許証取得に取り組んだ。これは弊社で活用している数千数百冊もの教材を、何とか世の中に出回らせることが出来ないものか、と考えたためだ。これだけ多くの教材があれば当然の如く、置き場にも費用が掛かる。けれども現状においては、そういった費用は一切掛からない仕組みをとっている。ただそうは言っても既にその限界点は、もうスグそこまで来ている。これは間違い無く近し将来訪れる課題となるのだ。その課題を払拭させる為にも、私達で無ければ知り得ないニッチニーズを掴み続け、買い方売り方使い方という3拍子をシステマティックに構築せねばならない。まずはその第一歩としてAmazonインフラをいかに販路として組み込むか、が命題となるだろう。まだまだヤルべきコトは山積みだが挑戦し、続けていくつもりだ。

さらに次に、希望への道、小論文+α、オンライン家庭教師、という商標登録申請に取り組んだ。受験塾家庭教師、という商標を獲得した時の要領(出願書類を書いて印紙を貼って簡易速達で郵送して・・・)でパパッと処理してスグに申請、、、それから待つこと2、3ヶ月。分厚い封書が届き中身を見てガックリ。結論からいうと敢え無く2勝1敗。その1敗の拒絶理由を目にして、とりあえず凹んだ。確かに弁理士の先生ならばココで反論を書いたりするんだろうな・・・、と思いながらダストボックスへ全部イン。3勝無敗に拘りをもつ必要なんてまるでないが、自分自身が許せなかったのだ。改めて挑戦することを胸に抱き、次なる出願に力を込めた。特許庁に意見を申し出て時間を見過ごしてしまうよりも、インパクトのあるアイデアを導き、磨き上げる方が効率的である。この敗北で自分の中での何かが加速するのを感じた。

トツゲキ人生「卒業」

トツゲキ人生・シーズン3

1月も下旬に差し掛かり、飛ぶ鳥跡を濁しながら無責任言動スタッフがようやく去った。そして受験の目紛しいまでの忙しさがやってきた。1月の第三土曜日から、そんな強烈な日々が晴れてスタートする。小学生にとっての中学入試、高校生そして大学受験生にとってのセンター試験を皮切りに直様、中学入試の合格発表、国公立大学への出願戦略、そしてご新規様の問い合わせが押し寄せてきた。と思ったら私立大学の入試連日に息つく間も無く突き進みつつ、ご連絡賜ったお客様に対する無料体験や進学相談の受け付けに追われる。そのような状況に覆い重なるようにして、中学生にとっての高専機構の推薦入試、私立高校の一般入試、公立高校の推薦入試、と立て続け3連発。そして既にチェックさせて頂いていたご予約様ならびにご紹介様への対応に大忙し。そんな最中なんてお構い無しで私立大学の合格発表が続々と発表され、数値を集めるのに一苦労。寸分落ち着いて来たかと思えば、公立高校一般入試の志願者数発表(確定)があり、高校一般入試の直前相談が相次ぐ中、ご新規様ご予約様へのご提案書の作成ならびに発送。正にバタバタ以外の何ものでもなかった丁度そんな時、非通知によるイタズラ電話?、とばかりに1日1、2回程度で数日程鳴り響いたり、根も葉もない誹謗中傷?、とばかりにネット上に書き込まれていた。ただ強烈な時期を駆け巡っていた事もあり、そんな事全くお構い無しである。次から次へと対応する中、国公立大学の個別入試(前期)が開始される。同時に新規ご成約の対応に追われる毎日で、ご新規様ご予約様の初回指導日も晴れて決定されたと思えば、私立大学の後期入試が開始される。間髪入れずに国公立大学の個別入試(前期)の合格発表にも関わらず、ここに来てまた嫌がらせだ。公序良俗&信義誠実を欠くような状況をネット上にて確認。とにかく紛らわしい類似商標を発見したので、とりあえずパパッと対処。眉を一瞬しかめたが、私立大学の後期入試合格発表にウハウハ言いつつ、いよいよ入試連日最後となる公立高校の一般入試を迎えることが出来た。肩の力が程よく穏やかになったので、この期間にあったイタズラ電話にはキチンと目星をつけてトライ&エラー作戦により番号を突き止めることに成功し、番号指定で拒否った。これで、威力業務妨害が犯罪であること、を認識してもらいたい。そんなこんなで四方八方からの嫌がらせにも耐えつつ、いよいよ第二回目ともなる「漸進会20130319」を開催することになった。前々から楽しみにしていた6時間ぶっ続け会議。今年度の新しい試み、受験や指導に対する反省、現状の就業環境その他、雑談を交えながら終始、穏やかな雰囲気で議論が進んでいった。途中、思考力の兼ね合いもあり小休止を挟みながら順調に進むことができ、6時間という長時間で程々に論議も、ようやく無事に完了すると思いきや会議終盤、いきなり次なる嫌がらせを目にした。それはiPhoneで会社hpを確認した時に起きた。ただ今度の嫌がらせは少し違う。会社サーバーがダウンしたのか、ホームページがいきなり表示出来なくなっていたのだ。要するにサイバー攻撃?と言われる類いのモノらしい。さすがに、ここまで来れば手が込み過ぎているので、これまでの一連の状況(再三に渡るイタズラ電話や留守を承知でアポ無し訪問その他)を精査し、各所方面の方々に証拠集めを速やかに依頼。一様の準備を整え日時入りで状況を保存することにした。議論終盤で発覚した事実であったことが不幸中の幸い。次何かあれば一歩踏み出す構えである事をスタッフに周知させ、気を引き締め会議を終えた。これら一連の調査確認ならびに対処が日を追う毎に進むにつれて、最後の合否発表でもある公立高校一般入試合格発表当日がやってきた。時間と共に歓声、と共に電話が鳴り、と共にメールが入る。ジェネレーションギャップを感じながら喜びに満ちた。

トツゲキ人生「受難」

トツゲキ人生・シーズン3

あけましておめでとうございます!、、、無事に2013年の幕が開けた。ただお目出度いムードは一切無い。嵐の前の静け、という感じだっただろう。正月三が日を静かに穏やかに過ごして、仕事始め、を迎えた早々、嵐が舞い降りた。新年早々いきなり某スタッフがお客様に対して我々に対して、誰もがハッピーにならない虚偽、という愚かな行為を行ったのだ。スタッフAいわく、休みの連絡をお客様から受けた!、という事象。お客様いわく、先生から体調不調による休みの連絡を受けた!、という事象。これはハッキリと食い違っている。それぞれの事象を耳に入れた途端、私もマネージャーも何もかもの業務をストップさせた上で直様、スタッフAを厳しく追問。状況を徹底的にマトメ上げて調査内容を精査。間髪入れずに事実関係を一致させることが出来た(嘘の上塗り、が発覚)。何もかもをマトメて即時お客様へご説明を申し上げた。それによりお客様は解約の意向を示した。当然のことである。お客様に対する申し訳無さ、スタッフAに対する憤り、で拳を握り締め歯を食いしばり悔しんだ。処分としては懲戒処分は免れない。改善報告書作成の旨を告げ、彼自身の体調不良を理由として準社員への降格を許可するカタチで収めた。それ以後、就業全状況を厳しく監視することになったことは言うまでもないだろう。手元の諸行はもちろん。姿勢、発言、連絡、報告、タイミング、居場所、通信状況といった有りとあらゆる視点やタイムラインに照準を当て、是正措置を図っている。人格的欠陥が改善するまで監視の手は間違い無く緩めないであろう。1つの虚偽でとんでもないことになる。彼自身、失ったものは計り知れないはずだ。曰く付きユトリ世代の洗礼を受けた感覚に浸った。

事間もなく引き続き次なる嵐が舞い降りた。組織として大阪への進出に歩みを進める為、数ヶ月程度の市場調査を行っていたにも関わらず、スタッフBが一身上の都合で退職の意向を示してきたのた。入社当初の言葉を信じ、早計上理水準の学歴経歴を信じ、大阪を任せるつもりだっただけに大きな打撃である(もちろんだが万一の時に備えて損害額は試算済み)。自分の事しか考えていない浅い人間であることが明るみとなった。言葉と行動を重ねると説明がつく。今となっては学歴程に口程に信用の置けるものは何も無い。その象徴的発言として記憶に残っているのは、リップサービス、という言葉だ。今まで、そのようなリップサービスでノラリクラリと人生という大切な時間を無駄に費やしてきたのだろう。10あって8割9割程度の勝算があっても、残り1割2割に???があると感じれば、勝負すらせずに身を引き逃げ出す。ただ考えようによっては、進出する前に見破ることが出来た、というのはある意味、効果を得た、と言える。予期せぬ大きなリスクを手中に収めずに済んだからだ。これまでの時間や費用や機会を失ったことは確かに手痛い状況ではあるが、仕切り直して臨めば良い。そう気を引き締めた折、5年前お世話になったお客様の言葉を思い出した。それは、高学歴無収入、という6文字熟語。当時、親御様がお子様に教えていたのを間近で聞いていたのだが、とてもインパクトが大きかった言葉だ。学歴相応で得るものが多い訳ではないからこそ、人は努力せねばならない。努力は必ず報われる。皮肉にもこの度のケースは大部分で当てはまる。ユトリ世代に引き続き、バブル世代の名残りを引きずったダラしない一面を垣間見ることが出来た。年が明けて1ヶ月すら過ぎていないにも関わらず、あんな事こんな事が立て続けに起きるなんて、出だし好調とはお世辞にも言えない。けれども1つ1つ乗り越えてゆくことで、さらなる進化に歩みを進めようと決意した。

トツゲキ人生「漸進」

トツゲキ人生・シーズン3

気持ちを引き締めて仕事に没頭すること2週間。ついに仕事納めの日がやってきた。朝から緊張感を以て、仕事をこなしていたこともあり、終始難なく納めることが出来たのだ。年内最後のお客様を滞り無く完了し、ホッ!、とした気持ちであった。足早に帰路を急ぐことも無く、平常心を保ったままいつも通り家路に向かう。自宅に到着しても普段通りの後片付け。仕事納めだ~ヤッター!!、というよりも、新年早々の気合い十分だ~よしヤルぞ~!!、という方が強かった。我ながら、嵐の前の静けさ、であったに違いない。とにかく、とても落ち着いた状況だったのだ。そして次の日いよいよ漸進会当日がやってきた。とりあえず第一回ともなる漸進会20121229。マネージャーだけ、で集まることにした。場所はオフィス近くの、三田屋本店、というところ。オフィスから目と鼻の先である。ちなみに本日は、一次会、二次会という予定になっている。正しく最高に楽しい時間の始まりだ。昨年の大吹雪、マネージャー山田との温泉で交わした有言実行を果たすことが出来たのだから無理も無い。何ともいえない喜びが沸々と込み上げていた。

夕方も5時30分頃になり現地に続々と集まってくる精鋭部隊達。みんな初めての事、初めての場所で何処と無く緊張した面持ちながも一次会の幕が開いた。料理等は既に予約を済ませていたので後は楽チン。ドリンクを注文して、いきなり乾杯。もちろん私は運転しないといけないので、冷たいお茶オンリーだ。それから少しずつ料理が運ばれて来て、みんな終始無言で舌鼓を打つ。最初のうちは緊張した感じであったが食事も進みながら、たわいも無い話に花が咲き、緊張感は自然と程よく解れていった。普段の仕事の話、互いの趣味の話、プライベートな話、等々とにかくオモシロい話に花が咲き乱れた。会食の最中、私はスタッフ同士の会食がこんなに大切なものなのか、とつくづく思った。仕事の潤滑油、というのはこういう事を示すのだろう。良い機会に伴って良い勉強になった。無事に食事会も終わり、夜がだんだんと更けてきつつあったので、女性スタッフを駅まで送り、一次会が解散となった。

次なる二次会にはオッサン連中だけでワイワイやることになった。目指すその先は熊野の郷。知る人ぞ知るオフィス近くの日帰り温泉である。男同士の裸の付き合い、というのは何だか良いもので湯けむりの狭間に飛び交う議論が、普段とは異なる言葉では何とも言えない爽快さを増していた。来年にヤリたい事業、今の仕事で思っているコト、今後の受験塾家庭教師の展開等々、恐らく2時間ぐらいは、あぁ~でもない!、こぉ~でもない!、と語り合っていただろう。美味いもん食った後にひとっ風呂浴びる。本当に最高の一時だった。逆上せない程度だったとは言え、さすがに2時間も風呂ってるとお腹の具合がリセットされる。そんなこんなで湯上がり後、みんな小腹も空いたことだし、いつもお世話になっているラーメン屋さんでハメを外すことにした。コンバンハ~年内最後です~!、といった具合にご挨拶。30歳を超えてるにも関わらず学生張りのハシャギようだったに違いない。ラーメン食べながらウダウダ喋ったり、トランプしたりと気が付けば、また1、2時間が過ぎていた。さすがに時計も深夜12時を回っていたので、お店を退散と同時に二次会も終了。恐らく普段では見せる事の無い顔をスタッフ皆に見せてたに違いない。漸進会はその名の通り、漸進会、となった。成功成長を果たすべく、これからも続けていく必要は十分にある。

トツゲキ人生「恒例」

トツゲキ人生・シーズン3

お年賀の撮影当日がやってきた。会社お年賀の撮影被写体を車に載っけて、家族総出で朝から意気揚々、いつもの如くコンビニで朝ご飯買い込み、あぁ~でもない!、こぉ~でもない!、とワイワイ言いながらismへ向かう道中を思いっきり楽しむ。よくよく考えると我が家が何かをする折、必ず、と言って良い程みんなが自然と一致団結しているようだ。車45分を経て現地到着。明るい表情で向かい入れてくれるのは、さすがにismらしい。

特殊部隊1号2号は小学生なので事態を何となく飲み込めているようだ。テンションが最高に上がっている。ただ3号は幼稚園児という事もあって、まだ少しよく分かっていないでいるのがオモシロい。右往左往と人見知りを打っ込んでいる。積んでいた被写体(会社お年賀)を全て手渡し、それと同時ぐらいに、我が子達の撮影も2階で始まった。ワヒャヒャ!、ワヒャヒャ!、といきなり笑い声が聞こえてくる。さすがはプロだ。親、と言う存在が撮影の邪魔(緊張)になってもいけないので終始1階で待機。後は全て石田氏に委ねることにした。餅は餅屋、というからだ。任せるなら全て任せて、後は如何なる結果も受け入れるだけで良い。そうすることで自分が思い描いていた以上に最高の仕上がりを導いてくれるからだ。これは自分が今までやってきた仕事を通して学んできたことである。

撮影も無事に完了したので小一時間程度、お昼ご飯を食べる序でに姫路界隈を散歩することになった。みゆき通りの脇通りにあるボルカノか、京口にある長浜ラーメンか、少し遠出なら土山の葡萄屋か、と懐かしいお店ばかりが頭の中を巡る。またスグに戻ってこなければならない事を考えると、わざわざ車を出すのも面倒だったので、敢え無くボルカノに決定した。その帰りにヤマトヤシキ出入り口にある御座候に立ち寄ることが出来るので満場一致で可決。みゆき通りをトボトボ南下、お目当てのボルカノではパスタを大盛りで美味り、そして御座候では白5赤10を購入しつつアイスクリームで満腹を落ち着ける。やはり家族で楽しい事をやっていると小一時間なんてアッと言う間だった。何気にボルカノでの正解を噛み締めて、再びお店へ戻ってきた。

お店の中では多くのお客様が撮影後、編集前の画像選択に熱っぽくなっていた。それを余所目に我が家は直感で選ぶ。パッパ、パッパと選択し、最終的に欲しい画像を絞り込む。だいたい10分も掛からなかったぐらいだろう。もちろん、お年賀で使用する以外の撮影画像も貰い受けることにしたのは、言うまでもない事だ。全ての手順が終わり、「今日はアリガトウございました。また来年も宜しくお願いします!」、と感謝の気持ちを添えてご挨拶し、ismと姫路を後にしました。帰りの道中では、皆さすがに疲れていたのか、後部座席と助手席では爆睡。それを横目に安全運転を心掛けながら帰路に就く。とてもほのぼのした一日を過ごすことができ、良いリフレッシュとなった。我が家にとっても自分自身にとっても、良い刺激となったわけだ。ましてや時間の流れを整えて下さるこの機会は、我が家の毎年恒例行事になるのを確実にした。

それから1週間程度の時間が経ち、待ちに待ったお年賀が届いた。封を開けて第一声、おおぉぉぉ~~~~ッ!!、という声になって感動が迸った。さすがは石田氏である。思っていた以上の完成度を届けて下さる。だからこそ、このイベントを毎年恒例と決め込んだのだろう。我が家にとっても会社にとっても、決して無くてはならない存在だ。小さかった長女がこんなにも大きくなっているのに、ハッ!、と気付くことが出来る年に一度のキッカケ。後何年こんな気持ちになれるのか、を考えると無性に感慨深い境地に立つ。また年末に気を引き締める良い機会点でもある。

トツゲキ人生「年末」

トツゲキ人生・シーズン3

先生方、お取引様へのご挨拶も一様に完了した。何だか今年は昨年とはまた違った気持ちのスッキリ感を得ることが出来たように思う。ただ、そうは言っても、師走。退っ引きならない事が次々に起きる時期であるコトを念頭に日々、闘ってゆかねばならないのは間違いない。油断は禁物である。フワフワした気持ちに成りがちで有るからこそ、落ち着いて平常心を保ち、気を引き締める必要があるのだ。そんな矢先に数々の小さなトラブルが引き起きた。長年愛用し続けてきたPCがいよいよ壊れる予兆を発起したのだ。如何せん良からぬ気配を感じたので、予備の為に新しいPCを注文。会社的には九死に一生を得たのは良かった。けれども、さらなる次のシーンでは仕事でドタバタと立て込んでいたコトもあり急ぐは焦るはで、何かの拍子に車を凹ませるという惨事に見舞われた。そして挙げ句の果てには、スタッフからも良からぬ一報。不注意で自分の車バッテリーをお客様のお宅で没らせた、というものだった。お客様に直接的なご迷惑をお掛けすることも無く、何よりもスタッフ自身に一大事がなくて良かった。PCには修理の必要が出る!、自分ところの車を凹ませる!、バッテリーが没る!、で何かと余分な物入りが重なったこともあり若干、気分も凹み気味であった。気を引き締めるぞ!、と言うはみたものの実際には、引き締まっていない、ことを実感し反省した。やはり、そう考えると何だか妙に落ち着きを取り戻すことができ、前々から考えていた名案が正にこんな時にも関わらず思い浮かんだ。

みんな師走ともなると、やはり気持ちが浮つくものなのだ。そんな浮ついた気持ちを少しでも引き締めるべく、年末年始に向け士気を高める為に何かオモシロい事をやることにした。これが、漸進会、の始まりである。善は急げとばかりに会食場所を予約。オフィス近所に、三田屋本店、という落ち着いて食事を楽しみながら会話の出来るところがあるのは幸いだ。「第一回」というコトなので、マネージャーだけ、をとりあえず集めて開催することにした。それに伴って該当スタッフ皆に周知させるべく詳細メッセージを一斉送信。返信からは、喜びの声、を感じた。そして次の日、水を得た魚のように私を含めて皆がテキパキと仕事をすることが出来るようになっていた。楽しい!、というエッセンスが年末年始に催されるからに違いない。こんなちょっとした機会から、福利厚生の大切さ、を学ぶことが出来た。スタッフ皆が充足感を得て日々、成功成長に邁進する為には多少なりとも潤滑油は必要なのだ。これは良い気付きである。

一昨年よりも昨年、昨年よりも今年、今年よりも来年へと少しずつ会社の環境が良くなってきている中、今年もいよいよ年の瀬に差し掛かってきて、翌年のご予約を受け付けたり、年内の対策を段取りしたり、と大忙しだ。そんな中でも毎年恒例ともなろうとする我が社的、我が家的なイベントを忘れてはならない。それは、お年賀の作成だ。仕事というよりも趣味の一環という傾向が強い。会社向けに作成する作品としては、クリアーホワイトを基調として私自身が元ネタを毎年この時期までに徹底的に練り上がる。そして、そのイメージをカタチにして頂く為、一言二言だけ伝えて後は(株)石田フォトスタジオの石田氏に全てお任せしている。次に我が家向けに作成している作品としては、我が家の特殊部隊を被写体として、後は同じように全て石田氏に自由気ままに撮影頂いている。今年はどんな撮影になるかな、という期待感満々で週末ギリギリに予約を取り付けることが出来た。地元姫路へのちょっとしたドライブ。少し違った角度で姫路を感じ、美味いもん食ってオモシロい事やって、年末のハラハラした気持ちを落ち着けることにした。

トツゲキ人生「挨拶」

トツゲキ人生・シーズン3

思い立ったが吉日?!、早々に弁護士兵頭先生にお願いさせて頂くべく、事前に準備しておいたご挨拶を手に事務所へ赴いた。「先生!、今年も様々な勉強をさせて頂き、かつ、ご尽力賜らせて頂き、誠にアリガトウございました。また来年も何卒、宜しくお願い申し上げます!」ということで緊張の面持ちのまま、暮れのご挨拶を済ませた。そして穏やかな雰囲気の下、本題に入った。「実は6月の行方不明社員の件ですが、そろそろ話を前へ進めさせて頂きたく思っている次第なんです。重ねまして何卒、宜しくお願い申し上げます。」ということで話を切り出した。無論とても緊張したのは言うまでもない。如何せん人生を歩むうえで初めてのことであったし、尊敬する先生を目の前に有言実行を果たそうとしているのだから無理も無い。どんなに親しくさせて頂いてても、やはり何かをお願いする時は決まって緊張してしまう。幸いこの申し出を快く受けて頂くことが出来た。その瞬間、胸の支えがとれ何処と無く晴れ晴れしい気持ちになった。同時に力強さを感じつつ達成感も感じていた。準備出来る限りの段取りを携えていたので、提出すべき書類群を同時に提出し、その場を後にした。帰りのエレベーターの中、移動中の徒歩、それぞれで何だかフワフワした気持ちになっていたので、「ダメだ!、ダメだ!、集中、集中、、、」と自分で自分に言い聞かせながら次なるご挨拶行脚に赴いた。

5分10分程歩き、税理士渡部先生の事務所に到着。扉を叩く寸前、次なる緊張が押し寄せる。幸い先生は御在所のようで笑顔で迎え入れて下さった。「先生!、オカゲ様で発起後の帳尻合わせも上手い具合にいっており、その節は大変お世話になりました。また今後ともご不便お掛けすると思いますが何卒、宜しくお願い申し上げます!」とご挨拶させて頂きながら、やはりのところ終始緊張。そんな中、少し時間もあり、年末調整に関わる雑談をお話頂くことが出来た。中でも驚いたのが、個人の年末調整、会社の年末調整、それぞれ必要であるということ。耳にした途端、正に目が点であった。負んぶに抱っこ、な常日頃の状態にも関わらず愛想も着けず粘り強くご指南下さる。感謝しても足りないぐらいだ。一先ず、必要書類を集める、という宿題を持ち帰り以後、先生からご指示があるまで待機となった。先月からの怒濤の日々を考えると粛々とした気持ちは絶えない。個人と法人の結び目を明確にして下さらなかったら、日々穏やかに過ごすことは出来なかっただろう。再びフワフワした気持ちが沸々と湧きながらも安堵感満タンで、その場を後にした。

そして本日最後のご挨拶行脚は、株式会社ディフェンス様だ。受験塾家庭教師のHPをとびっきり素晴らしいモノに仕上げる為、必要なご提案を例年行って下さり、多くのお客様と受験塾家庭教師との接点を数多く生みだして頂いている。思えばもう既に3年が経過することになるかな?!、これからも感謝の念が尽きることは決してない。極力、先方を足止めさせたく無いので、専らアポ無しで事務所近くまで伺う。そして手元の準備を整えた段階で連絡をする。御在所ならば幸い。無論お留守な場合も承知のうえだ(士業先生方への対応も同様)。当日は幸いにして出先から戻られるところだったこともあり、運良く擦れ違わずに済んだ。「K様!、年末ご多忙な時期にも関わらずお手間とらせて申し訳ありません。オカゲを持ちまして無事に法人化を成し遂げ、今なお忙しくさせて頂いております。また来年も何卒宜しくお願い申し上げます。」とご挨拶させて頂き、一言二言会話を交わした程度だったが、やっぱり楽しかった。受験塾家庭教師だけでなくpcd inc.の行く末を握るお取引先様なのだから会話1つとっても楽しいのは当たり前である。

トツゲキ人生「点火」

トツゲキ人生・シーズン3

これでスタッフに対する環境や意識、さらに新コンテンツまでもが出来上がった。一息入れる事無く次なる戦略に勤しむことにした。いよいよ新天地、大阪への本格進出、である。どんな失敗と成功が待ち受けているのか、がとても楽しみだ。生まれも育ちも兵庫県なので、いざ大阪や京都と言っても土地勘が全く無い。まずは大阪のお客様を確保し、事業を根差しながら慣れるしかないだろう。大阪府全体を北部、中部、南部というように3つのエリアに分けた。そこでこの度はまず「北部エリア」に照準を当て、そこから大阪市、豊中市、吹田市、池田市、箕面市、茨木市、高槻市という7つのブロックに細分化。そして立て付けていくことにした。いよいよ株式会社ディフェンス様よりご尽力を賜らなくてはならない時がやってきた。即時連絡し、藁をも掴む思いで懇願。計画や事情をお話させて頂き、スピード快諾を頂く事が出来た。常日頃からYahoo!やGoogleのトップページで「受験塾家庭教師」が表示されるのは間違い無く、株式会社ディフェンス様のお力、によるものだ。餅は餅屋、である。Web上のコトはさっぱり分からないので、いつもの如く一任させて頂くことにした。

11月に入ってからの1ヶ月間、自分自身をとことん追い込んでやった。恐らくのところ、無茶、以外の何ものでもなかっただろう。来る日も来る日も頭がパンパン。それでいて冷静かつ確実に1つ1つを乗り越えていた。通常業務をこなしつつ、ブログやメルマガを書き、4つの大切なコト(スタッフ各位の手元を最高に便利な状態にする、オンライン家庭教師を日本全国対象として具現化する、会社における意識ベクトルを構築する、大阪進出に望みを掛けて本格的に戦略を注力する)を一先ず創り上げた。後はブラッシュアップを繰り返すだけだ。12月がもう目前に控える折、会社設立後のドタバタ劇もようやく落ち着きを取り戻すことが出来た様子。良い区切りなので自分への御褒美として、愛娘のダンス発表会、でも観覧することにした。久し振りに頭が空っぽになるのは心地良いものである。小学校に入学してからというもの、アッ!、という間に時間が過ぎ去り、気が付けば来年でもう5年生を迎えることになる。そして自分は来年の8月で35の年齢にバトンタッチされるわけだ。そう考えると33の時に掲げた目標を十分に成し遂げることが出来たか、というと満足はしていない。残り数ヶ月後に迫った月日を考えて過ごすことにした。

師走到来。一年を振り返りまずは反省。1つ1つリストアップしながら、あぁ~でもない!、こぉ~でもない!、と独り言。それらを元に来年の目標を立てる。今のところ時期は遅れでも有言実行を果たすことが出来ているようだ。もちろん失敗は成功以上に数多く、失敗の数だけ品質が創り上がっていくのを実感していた。大きな失敗は無いだろう・・・と思っていた矢先、1つ目に付いた大きな失敗があった。それは6月7月のドタバタ劇である。そのリスト項目をジッと見詰め、弁護士兵頭先生の扉を開く時がとうとう来たんだ!、と自分の心の中で火が付いた。人が生きている内に一生に一度有るか無いかの事柄。無論、いつでもスタート出来るように体制は整えていた。覚悟も十分に決めていたので、不安になる、ということは皆無。一方で自分の事なのだが何処と無く自分の事では無いような不思議な気持ちに浸っていた。今からまた新しく勉強をするんだ!、という期待感と、弁護士兵頭先生との距離感を少しでも近づけることが出来る!、という喜びの方が存在していた。

トツゲキ人生「意識」

トツゲキ人生・シーズン3

まず最初に理念について考えた。『勉強を通じて家族みんなが幸せになる』、、、よくこんな質問を受けたりします。「先生!、なんで勉強なんかせなアカンのん?」、その都度、私はこのように答えている。つまり、その回答をソックリそのまま理念としたワケだ。勉強をせなアカン理由!、それは、勉強を通じて家族みんなが幸せにならんとアカン、からである。

次に概念について考えた。『清廉潔白・一騎当千・全身全霊・臨機応変・千載一遇・単純明快』、、、これは我々が掲げる理念を真ん中に置き、6角形の各頂点をイメージしたカタチで囲みます。各スタッフがオリジナリティを阻害されることなく自由に、かつ、円滑に手元の諸行に没頭してもらうことで、多くのお客様達を大満足を追求することができる。判断に迷った折に必ず役立つ四字熟語群である。

最後に心得について考えた。『 (1)理念概念を胸に抱き、いかなる言動にも責任を持ち、充実した日々の成功成長に幸福感を追究すべし。(2)成功は導くモノであって期待するモノではない。ヤリましょう!!、という勇気が何もかもの入り口。(3)失敗すれば努力し続けて改善改良を図れば良い。最大の失敗は何もしない沈黙を静かに振る舞う状況。(4)1への拘りを磨き続ければ時間、経費、労力という3つの節約に繋がり最短距離を歩むことが出来る。(5)認識と情報を共有し物事を戦略的に考えて即日翌日を原則にスピード対応で臨めば満足を獲得出来る。(6)無理は良いけど単なる無茶は禁物。けれども戦略、根拠、計画を組み込めば最善最良の策に発展する。(7)不言実行、有言実行に関わらず、行動こそ発言、を実現すれば心に有意義が備わり個人の尊厳が確立。(8)提案を添えて相談するのが信頼、意見を添えて批判するのは残念、同じ結論でも印象は全く違うもの。(9)言い訳文句や揚げ足取りは私心が含まれる象徴。建設的な議論の妨げになるうえ機会損失を生み出す。(10)継続は日々成長の第一歩。昨日より今日、今日より明日、枠を決めずにリミット決めずに挑戦すべき。(11)働かざる者は食うべからず物申すべからず、これは提案協力と意見主張が表裏一体であるからこそだ。(12)知らない、出来ない、考えない、ヤラない、動かない。ダメダメ5ないを廃除して出来る人間になる。』、、、縦横無尽に如何なる諸行にも全力で打ち込むスタッフと我慢足りずにワガママ言いつつ後ずさりしながらフェードアウトしていった過去スタッフとの誤差を具現化させたもので、正真正銘のプロ家庭教師、となることが出来る12ヶ条である。

これで理念、概念、心得という意識ベクトルを構築することが出来た。現スタッフが皆1つの方向に力を合わせて業務を全うすることが出来るだろう。真っ白な状態で新しいスタッフが受験塾家庭教師(株式会社 profoundly creative device)に入社したとしても、何ら迷うことなく順応出来るなるはずだ。けれども決して安心してはならない。これはあくまでも叩き上げであるからだ。日々、馴染ませながら少しずつカタチを整える必要が十分にある。スタッフ皆が幸福追求して働けるように、スタッフ皆が将来を築けるように、スタッフ皆が成功成長を果たせるように、今後とも継続して意識の改善改良を図ってまいります。お客様の満足を最高のものにする基本が「人」という財産にあるからこそだ。

トツゲキ人生「無料」

トツゲキ人生・シーズン3

そこで私は、受験塾家庭教師の就業ツールならびにシステム一式丸ごと、をお客様へ反映させるだけで、「オンライン家庭教師」というコンテンツを実現することが出来る、と気付きました。棚から牡丹餅が降ってきたように、頭にアイデアが降ってきた訳です。弊社では全スタッフが全て同じ就業ツール(iPadやiPhoneその他諸々)を所持しており、そして環境設定も全て統一させています。手元に存在する環境だけで、オンライン家庭教師、を運営していくことが可能なのだから特別、準備するものも無ければ特別、気を回す必要なんてのも無い。だから今あるモノでコンテンツが1つ出来ちゃう訳だ。後は、受験塾家庭教師らしく!、を注入するだけで良いと考えると話は早い。

まずはお客様でご準備頂くコトやモノ等なんかを一切不要とするコトを大前提とし、何もかもを立て付けていくコトにした。面倒なセットアップと面倒な備品集めを全て我々の手元で完了させる。これは就業環境とオンライン環境が同一であるからこそ成せる業。全てを共通のモノにすれば、デバイス類を大量購入するので費用を比較的、抑えることが出来る。それに伴って、設定に要する時間も抑えることが出来る為、それに費やす人件費も最小限に出来るのだ。万一のトラブルでも弊社全スタッフが基本的な対応が出来るので、気が付いたスタッフの誰かが率先してお客様のお困りの解決にあたれば、解決点を見失わなくて済むだけでなくお客様は満足し易い。全てのツールが揃い、全ての設定ならびに段取りが完了した状態で、即日翌日発送の原則に従えば、エントリーから48時間以内には、お客様の手元に届けることが可能。さらにその上で、環境設置に伴う一切の費用が0円というのは、最高にスタイリッシュな環境であるのは間違いない。次になる手入れは説明書?だ。これは当然の如くメモ程度である必要がある。A4サイズ1枚にフォント12程度で、隙間を空けて読み易く完成させることが重要で、1にコンセント、2にパスワード、3に使ってみる、、、という具合のパパッと出来る感じにしておいた。もちろん万一の場合を考えて、5タップだけ、で私達にスグ繋がるような通信環境を予め仕掛けるコトも忘れてはいけない。もちろん通信費0円を考慮に入れたうえでの話だ。とにかく0円に徹底的に拘らなくては受験塾家庭教師ではないからだ。そして最後の最後にヤルべきコトは、命題『どうするの?』を1つ1つ炙り出し、トライ&エラーを繰り返して、各種問題をシューティングするコト。これは途方も無い作業だが毎晩、睡眠時間を節約することで、コンテンツとして成立させるまでの時間を短くし、そんなに日程を掛ける事無く漕ぎ着くことに成功した。これでようやく全ての受け入れ段取りが整ったと言える。スカイプで感じる煩わしさや機材を準備する煩わしさを一切排除したうえで、とびっきり手間要らずで、とびっきりスマートに、何時でも何処でも繋がれる環境をお客様負担0円の元で導き出すことが出来たのだから、もうご満悦の何ものでもない。後は日本全国の学生諸君に知ってもらう努力を行いながら、私を含めた社内の学識レベルをより向上させるだけだ。

オンライン家庭教師、というコンテンツ創りが一段落したので、間髪入れず次なる目標達成に勤しむことにした。受験塾家庭教師には「orientation」という百数十ページにも及ぶ書類群(受験塾家庭教師で動き回る為の説明書)が存在する。特に仕事をする為のマニュアルではない。あくまでも指針(ベクトル)とルールに留めている。その理由としては各スタッフにおけるオリジナリティをあまり阻害しないようにしたいからだ。だからと言って各スタッフが自分勝手な行動や周囲と逸脱した行動をとってもらっても困る。みんなの行動が1つになれる規範を考えたいのだ。