トツゲキ人生「価値」

パソコンのセットアップも一様に完了してから「価値」についてズゥ〜〜〜ッと考えていた。カタチの有る価値は脆い。加えて言うならば一度失った価値を元に戻すのは速効性に欠ける部分が大いに存在する。それに比べてカタチの無い価値はそもそもカタチが無いので異質なものだ。考え方によってはデリケートな部分は多いが流動的な側面に帰属している。時とタイミングによっては価値そのものを変化させることが出来る。Apple製品には1つ1つのデバイスを結び付ける仕組みや環境に価値を見出し、それに自分自身のニーズを重ねることが出来たので購入に至った。そこでこの度購入した理由や今後も触れていきたいと思った理由としては次の通りだ。1つ目は作業効率、2つ目は遠い視野で考えた場合でのコスト削減、3つ目は修理対応スピード、4つ目はプリンターやらモニター等の有意義な拡張性、5つ目は同期。これらの要素が購入意欲に合理性を見出し実行に移させた。単に、カッコイイ、というだけではない。でも別にそれだけでも十分良いだろう。だってカッコイイのだから。ただ私自身、余っ程の事が無い限り自分の身辺にコストの掛かる変化を及ぼすことは有り得ない。けれどもこの度は違う。中でも作業効率の観点は大変、重要な観点だった。現実的にWindowsとMacで検証してみたが驚くべき結果を得た。通常通りの使用方法を大前提としてチャレンジを開始した。パソコンを起動させると同時にタイムアタックをスタート。報告書を作成しオフィス業務を完了させ電源を落とす。このような感じで幾度と無く普段通りの締め作業を行った。その差は歴然。Mac使用ではWindows使用と比べて30%程も手間隙が削減されていたのだ。要因としては電源関係の所要時間、ソフトのレスポンス、文章を打つ時のストレス、ハードへの反応速度その他諸々が存在していた。従来なら感じることも無かった作業時間が思いの外、多く要していた。現にMacを使用した後にWindowsを使用すると、どうしてもイライラ感が拭えないのは個人的見解であり感覚的なものだが無視は出来ない。作業時間の短縮は今後、規模が大きくなるにつれて目を瞑る訳にはいかなくなる。なぜならば人件費削減に自ずと繋がってくるからだ。よってこの度の検証結果には大変、満足のいくものだった。今後ともどんどんブラッシングを掛けていくことにした。このように考えを改め、そして変化させると、見えなかったモノがどうしても見えてきてしまう。この勢いで自ずと導かれる戦略があった。それは、やっぱり広告の根幹でもあるタウンページやホームページだ。間違いなく意識もスワップしていた。ちょうど4月も終わり5月に差し掛かろうとしていただろう。

そんな時に母親から一本の連絡があった。普段から病院の送り迎えをしていたのだが、その日ばかりはいつもと様子が違っていた。別の病院へ行く、というものなのだが、午前中から夕方ぐらいまで時間を空けてもらえるか!?、という用件が含まれていたのだ。当然の如く快諾し電話を後にした。そして当日、朝早くいつものように母親を迎えに行き、車中でいろいろな話をした。そこで耳にしたのは、精密検査をしなければならない、という事実。けれどもいつもの様子に変化が無かったこともあり、まぁ〜時間が掛かっちゃうんだね、という具合の程度しか考えていなかった。病院に到着し駐車場で長時間の待機に備えた。その最中、頭のチャンネルを変えて広告の価値について引き続き考え込んだ。新聞折込で痛い目にあって以来、チラシやら広告配布やらは一切行わずにタウンページとホームページだけでガンバってきた。効果の程は少なからずとも多からず。自分自身のバロメーターを満タンにするうえで、自分自身の努力不足が大きく幅を利かせていた、という問題以外に見当たる問題はなかった。解決出来ることは全て解決してきたのだ。考えられる範疇を既に考え尽くし、解決すべき問題がとにかく見当たらない状況。確実に壁に打ち当たっていた。タウンページやホームページでは問題を見付けることが出来ないので、 今の状況を打開する為にも視野をもっと手前に焦点を合わせることにした。広告の価値ではなく受験塾家庭教師の価値を見つめ直すのはどうだろうか、という疑問にハッとしたのだ。善は急げとばかりに受験塾家庭教師の価値をより一層明確に導き出すことを決めた。安堵感からなのか、どうかは不明だがいつの間にか気が付いた頃には既にウトウトと待機中の車中で眠ってしまっていたようだ。コン!コン!、と窓を叩く音で目が覚め、窓を開けるや否や母親が一言。病院の先生がアンタに話あるみたいやから少し来てくれるか?!、というものだった。

トツゲキ人生「開封」

新しいパッケージを開封する最初の儀式に緊張感を覚え、もちろんドキドキしながらパッケージを開封。中にはいろんな包装もされており、なかなか勿体ぶった感じが何とも悩ましくて溜まらない。スグにフォルムがお出まし、大人気なくもまたまた感動。現物を中から取り出し、ディスプレイを開けて心高ぶりながらも初起動。いきなりのオープニングセレモニーに心奪われてしまった。恐らくこの心境はMacユーザーでしか感じるコトの出来ないトキメキだろう。1つ1つの動きにコダワリと情熱を感じる。世界をマーケットに悪戦苦闘を繰り広げる由縁なのだろう。

マシンのセットアップも全て完了しWi-Fiも無事に繋がった。この作業で驚きだったのは、ほとんど設定がいらない、ということ。セットアップと言っても淡々と進んでいくのでストレスなんてほぼ無い。ルーターの設定すら不要でレシーバーの設定なんかもいらない。勝手に反応して勝手にメッセージアップされ、言われるがままにアカウントを設定しパスを放り込めば、知らず知らずの内に確立されている。バイッバイッ面倒な設定!!、と言っても過言ではないだろう。何が起こったのか不思議なままだが、まぁ〜良いやぁ〜!!、という心の声が先へ進もうとする自分自身の背中をキチンと押してくれる。何故に今までMacを使わなかったのだろうか、と刺激的かつ自然的な感じで沸々と心の中で繰り返される。

これでいよいよ初期設定も完了しWi-Fi接続も整えたので次は、慣れる、というコトを率先的に始めてみたかったのでネットワークを整備することにした。いつものようにGoogleを開いて様々なサイトにアクセス。そして一様にビジネス用ブックマーク登録も完了。Windows時代、常にGoogleを愛用していたので大凡、使い勝手は良いと分かっていた。でも、せっかくMacに変更したのだから、この機会に模様替えも良いだろうと考えた。 そんな訳で今後、使用するブラウザーを調べ、Firefox、Safari、Operaというブラウザーを知り、何だか其れと無しに知っていたFirefoxをチョイス。これが驚異的なぐらいサクサクと反応するのだ。もうWindowsのIEには戻れない事を確信した。ブラウザーをデフォルト設定し、ブックマークもセット完了。

ネットワークに繋がる心地良さを自分のモノに出来たし一先ず最後の締め括りとして、仕事で活用出来るソフト類をインストールすることにした。Windowsで使っていたwordは最低限、使えないといけなかった。そこに来て2万も必要であった苦しさは今でも鮮明に覚えている。それに比べてiWorkというAppleソフトは確か8千円程度だった。確かに隣の芝は青く水々しく見えてしまっていたのは言うまでもない。Windows時代が長かった為、ファイル類は全てWordで作成されており、doc形式やらdocx形式やらと形式が各所いかなるところで混在しており、整理整頓する上で止む無く購入に踏み切った。例え、仕事で使う、とは言えども当時の私にとってしてみれば大きな買い物だった。心が折れそうな状態で購入したソフトをインストールし、既存の全ファイルを1つ1つ確認しながら不具合をチェックした。

当然の如く壊れたファイルもあれば読めないファイルもあった。とにかくアレやコレやとなってしまっているモノが当時は多かった。さらに重ねて言うならば動作の問題もあった。無理矢理感はどうしても払拭されないが止むを得ない部分だろう。何の為にWindowsからのオフィスソフトを使用しているんだろうか、と幾度と無く疑問に思うこともあった。そして、そこで気が付いたのだ。それは、割り切る、という大切さだ。全てのファイルをAppleソフトで動作出来るように今まで築き上げて来たWindowsオフィスで作成したファイルをAppleソフトで使えるように1つ1つ自力で変換すれば良いと気付いた。確かに骨の折れる作業だが目に見えないロスを考えると大したことでは無い。pagesやnumbersというソフトの出会いが自分の人生を大きく変えた。同時に、目には見えない価値を知る、という良い機会となったのだ。

トツゲキ人生「新設」

1円でも1行でも手間隙コストを節約する中、自分の行く末を大きく変える出会いがあった。それはMacBookAirとの出会いだ。もちろん衝動買い!、といきたかったが手元にまとまった現金なんて有る訳が無い。なので魔法の言葉を高々と唱えてみるコトにした。出よ!!ローーーーーン☆、、、。サイト上で金利1%ローンを組むことが出来る、と知れば当然のように申請を進める価値は十分にあるだろう。単純に計算すると20万円で年間2000円程度の金利手数料だからだ。無駄遣いを減らせば全く気にならない水準なので一安心。小さなリスクで予想以上の効果を得られるのは間違いない。マイナスに働かないように使いこなせば良いだけの話である。購入には何の躊躇も無かった。金利よりも価値のある大切なモノを失う、という方がよっぽど残念なことだ。とは言っても幾つか不安な事も山積みだったので足踏み状態を余儀なくされていた。

不安としては、MacユーザーではなかったのでWindowsXPから離れる、なんて考えも付かなかったことが最大要因。既にパソコンを組み立てる事も出来ていたし、セットアップも出来ていた。言うなれば仕事をする上で、一様の問題解決を自分自身で果たすことが出来ていた状況だったので、万一の対応にも直ぐ解決するコトが出来ていたのだ。仕事への支障はほぼ皆無な状態だったと言えるだろう。そんな便利な環境を捨てて未だ見ぬ新しい環境へ飛び込むなんて本当に心が折れそうな気持ちになっていた。WindowsからMacへの移管。何がどう変わっていくのか、まずはそんな疑問を払拭するコトから始めなければならなかった。ただそこは思ってしまうと電撃的な行動あるのみ。それは今も昔も変わっていない。動き回って問題を解決する事が出来るならば徹底的に動き回ってしまう。早速Appleへ連絡し、大阪の心斎橋にショップがあるコトを知って即行、跳んで行った。

到着するや否や、誰かMacBookAirについて教えて下さい!!、と声を張り上げつつ目の合ったスタッフさんを鷲掴み。Windowsで今まで使ってきたワードやエクセルは使えるのか、今現在使っているハード類は使えるのか、MacでWindowsを使えるようだが動作はどうなるのか、OS類を含めたソフト類の価格帯はどれくらいなのか、パソコンを交換する時の移管作業の手間はどのくらいなのか、という5つの疑問を払拭するべく怒濤の勢いで投げつけてみた。すると、どうだろう?!、これら5つの速球をモノの見事に打ち返してきてくれたのだ。アッと言う間の出来事に驚きを隠しきれなかったのは言うまでもない。疑心暗鬼を抱き続けていた自分自身が恥ずかしくて溜まらなかった。自分の持ち得る疑問を払拭することも出来たので、店頭での購入を目の前のスタッフさんに相談した。けれども残念なことに、1%ローン適用が店頭では成されない、というコトを告げられてしまった。なかなか上手い具合にはいかないものだ。ごめんなさい、という申し訳無い気持ちを正直にスタッフさんにお詫びして、その場を後にした。

基地へ戻って早速、パソコンを立ち上げてサイトを開く。そしてWindowsPCでMacPCを購入しようとしている自分の姿に少し変な気分を感じつつ手続きも一様に完了。後は手元にやってくるのを待つだけとなった。今でこそ当たり前のようになってしまったフラッシュストレージ。それに1.86コア2、2ギガDDR3を組み合わせた使用。さらにグラフィックスも9400Mとなれば当時の自分では明らかに充実な仕様。ワクワクドキドキ感がたまらない。この感覚はドラクエ3を自分のモノにしようとしていた時の感覚に若干、似ている気がしていた。そして、そうこうしている内に1週間という長くて短い月日も過ぎ、いよいよ手元にMacPCがやってきたのです。パッケージングを手に取ってテンションが上がり、さらに重量感にもテンションが上がり、意気揚々と開封口に手をやり、そしてその時が、いよいよやって来たのです。

トツゲキ人生「発送」

報告書、請求書、領収書、入金伝票を1パッケージング化させることに成功した。そしていよいよ発送について考えてみることにした。お手元に出来る限り早く届ける、とう事だけを考えてヤマト運輸の速達便か、日本郵政の普通郵便か、で検討した。そこで一先ず、ヤマト運輸の速達便で発送する事を軽はずみな感じで決定してみたものの、やはり日本郵政での普通郵便発送も視野に入れ実行に移したうえで、それぞれの様子をしばらくの間、見てみることにした。それから数ヶ月が経ったある日のことだった。さらなる変革を与える決定的な事態に巡り会えた。月末のバタバタした時期、いつものように現金と身分証を添えて窓口へ提出した。そこで手続きも完了しつつあった最中、フッ!、と目にした1枚の受領書があった。その受領書には印紙が貼ってあり割り印も押してあった。まぁ〜これはごくごく当たり前のことだろう。そこで何気なしに疑問に思ったことがあったので窓口の担当者さんに聞いていみた。そして全ての何かが繋がるようにして体中に電撃が走ったのだ。それは発送準備、入金伝票、受領書という作業に一手間も二手間も節約することが出来ることに気付いた。さらにはその会話の中で発送タイミングの帳尻を合わせば、ヤマト運輸における速達発送費用分も抑えられることに気が付いた。

ヤマト運輸のメール便速達発送が180円であるのに対して、日本郵便の普通郵便は80円で済む。早く届く、という要素だけで1通あたり100円掛けるメリットは確かにお客様に対しては十分に有り得る話だ。とは言ってもやはり100円という金額は大きい。翌日に到着する状況があるならば80円で発送出来る普通郵便でも十分だろう。タイミングを合わせる事で翌日到着を現実的には可能。要するに費用を抑えて手間を抑えて早く届けることが出来るのだ。兵庫県内ならば翌日にほぼ到着する、というコトが分かっていたからこそ節約に繋がった。当初より両方ともに取り組んだ介があった。さらに言うならば日本郵政にすることで、バーコードを貼ったりしなければならない、という発送準備も削除される。これは大変助かる話だ。もっともっと煮詰めるべく考えた。封筒の中に発送物を入れた状態で作業時間の計測を行ってみることにしたのだ。実際に掛かる時間を見て驚いた。正常な状態で発送準備を整えるとお客様1人あたり平均30秒近くも要してしまう。この時間を人件費に換算すると大凡10円程度も掛かるのだ。本当は100円ではなく110円だったのだ。ただこのような観点は目には見えない。バーコードを貼るだけの作業に10円程度も掛けていた事を考えると対費用効果としてはさすがにナンセンス。それが日本郵政ならば0円で済むし、封筒に糊付けをして提出する課程はヤマト運輸も日本郵政も同じこと。そう考えると日本郵政の場合では一切の準備をする為に必要な人件費が掛からない。窓口へ伺ってハイッ!!お願いします、と手渡すだけで切手を貼ったりする作業を全て日本郵政の担当者さんが全部してくれる。これで1人あたり10円程度の人件費や糊付け代金の節約に繋げることが出来る。

無駄には大きいも小さいも無い。1手間の節約や削除は大きな効果をもたらしてくれる。家庭教師もやって自学習もやって経理もやって総務もやって戦略も立てて数字も拾って・・・、というコトを大凡一人でこなしているので無理も無いのだ。見据えるべき効果を大きく反映させ、廃除すべき非効率には率先して対処する。単なる経理の節約術に見えるかもしれないが、私にとってすれば経理だけでなく各所様々な視点で物事を捉える為の戦術をつくづく学ぶことが出来た。恐らく1年以内にはさらなる進化を遂げると確信していた。

トツゲキ人生「伝票」

次に請求書と領収書について考えてみた。請求書と領収書は一対モノ。だからと言って別々に作成しても手間が掛かるし管理も大変なので、一先ず請求書をベースに領収書を作ってみることにした。早速、作成を試みたのだがエクセルを立ち上げるや否や、なかなか上手い具合に前へ進みそうにない。パソコンという端末に入っているソフト類の操作なんてワードぐらいしか使ったコトがなかったので、あまり得意ではないのだ。むしろ心身共に無意識の内に拒否っていたのだろう。食べず嫌いのような感じに近いモノだった。大凡、頭の中にヒナ段らしき物は出来ていたのだが思うようにはそう易々といかない。でも作らなければ前へは進まない。もう1つ1つ打つかって覚えていくしかなかった。出来たぁ〜!、と思ってプリントアウトしてみると、それが自分の思うような感じで思った通りに出て来てはくれない。パパッとこうなってあぁ〜なってくれたらええのにぃ〜、と自問自答を繰り返してもなかなかダメ。頭でイメージしたコトが手元に起きないのだ。ああぁぁぁ〜〜〜〜ッ、となったり、ううぅぅぅ〜〜〜〜ン、となったりするばかり、そんな感じで四苦八苦の連続もありながら、何とか請求書らしき原型が出来上がった。もう二度とエクセルは触りたくない、と思った瞬間だっただろう。ちなみに領収書は請求書のヒナ段をマルマル使って一カ所手直しすればハイッ完成。テキトーではなく単に合理的なだけだ。でも、いざ出来てみると何だか固くて冷ややかな感じがするので、せめて「請求書」という呼び名を「基本料金のお知らせ」という呼び名に改めてみた。比較的、柔らかい感じで表現出来たような気がするので一先ず完成とした。ようやく請求書と領収書が揃った・・・、と思ったら何か大切な事を忘れているコトに気が付いた。

お客様にご入金してもらう為の伝票が必要なのだ。何をトンチンカンな事をやっているんだろう。本当に私の頭からネジが2、3本抜け落ちている。とにかく一目散に郵便局へ飛んで行った。サクッと番号札を取って若干、ドキドキしながら待ちぼうけ。そんなに時間も経っていなかったはずだが、この時ばかりはずいぶん長い間、待っていたような気がした。受付の呼び出しもあり話を伺った。もちろん聞く事全てが初めてなことばかりだ。しばらく話をして衝撃を受けた。実のところゆうちょ銀行が取り扱っている入金伝票には、青色と赤色の2種類が存在しているのだ。青色伝票は入金をして下さる方が払込手数料を支払わなければならない。要するにお客様が払込手数料を支払う。また赤色伝票は伝票を発行した方が支払わなければならない。要するに私が払込手数料を支払う。一様に意味も理解して間髪入れずに赤色伝票1000枚の発注をお願いした。お客様には気持ち良く手続きを完了してもらいたい、という狙いがあったからだ。会社名や口座番号といった内容の伝票への印字も、ゆうちょ銀行サイドでキチンとしてくれるので大変、助かる話だ。話もとんとん拍子に進みそこそこ時間があったので、序でにいろいろな話をアレコレと聞いてみた。中でも驚いたのが、お金も預かってくれて預け入れがあった場合には必ず書面でお知らせをくれて印紙も貼って割り印まで押してくれるのだ。なので特に私から改めて印紙を貼ったり領収書を発行したりしなくて済むようなのだ。ゆうちょ銀行の窓口担当者様々である。切り離し伝票に印紙を貼って、受領書として手渡してくれるのは大変便利だ。これは手間要らず。人件費も掛からない上に時間の節約にも繋がる。2週間ぐらいで伝票もやってくるので果報を走り回りながら待つことにした。

トツゲキ人生「報告」

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外構や車の問題を何とか解決することが出来た。つい先程までテンヤワンヤになっていたとしても解決さえしちゃえば、我が頭の余韻も自動的にdeleteしちゃう。ハードディスクに比較的、良い容量を確保することが出来たので、前々から整えたかった事を整えるべくして、システム的な部分を考える、という事に取り組むことにした。それは、報告書とか請求書とか領収書とかの仕組みをもっとシンプルに創る、ということだった。今でこそサクサクとスムーズに進ませることが出来ているのだが、当時のそれは本当に大変であった。一言で言うとギクシャクそのモノだっただろう。領収書っているのん?!、請求書は発行しないとならないよね?!、学習指導状況を報告書で残しておけば役に立つモノになるだろうか?!、というふうな3つの疑問をまずは修練してみることにした。システマティックな仕組みにしたかったからだ。シンプルでかつ誰でも詳細を明確に解釈出来るようなモノにしなければならない。パパッとやってサクッと出来る。

そんな時に思い付いたのが「1に拘る」というモノだった。これは大変、奥が深いことだ。1に拘ってシステムを創る為に徹底的なまでの考えが必要であった。まずは報告書と請求書と領収書を1つにマトメて1回でお客様のモトへお届けするようなシステムを創ることにした。期日を決める、という点ではコレまでの動きを参考にしさえすれば単純に決めることが出来た。その点では簡単だったし、その時に決めた事が実際のところ今でも生きている。一先ずお客様へ書類等を提出する方法はコレで良かっただろう。さらにより一層細分化して1つ1つの要素を煮詰めるコトにしてみた。

まず第一に考えたことが報告書への取り組みだった。これまでの報告業務はその日の報告を口頭で直接、親御様やお子様に伝えていた。言葉で伝える事は文字で伝えるよりも大きな力を持つはず!!、という気持ちがどうしてもあったからだ。その為、報告書なる書類群自体を作成してはいなかった。けれどもこの時ばかりは違う。日々残しておくべき!!、という考えに意識を改め以後、月イチで報告書を作成し自分の手元とお客様の手元に残すべきである、と決めたのだ。今後多くのお客様に対応させて頂くうえで大変、大切なものになるはずだし大変、貴重なモノにもしていきたい、という気持ちが飛びっきり強かった。そして、その上で当日授業の口頭報告も必ず行えば、より一層の信頼信用に繋がっていくし想像以上の期待も芽生える。むしろそうする事で自然とそういう流れになっていくのだろう。どんな状況だったのか、どんな授業をしたのか、どんな問題点があったのか、どのような対策を練ったのか、将来的にどう結び付けて行けそうなのか、等といった把握やら戦略やら、そんな実践的で有意義な「自由」というポジションを構築する場とすることに繋げられる。一歩目が無ければ2歩目は決して存在しない。報告書を報告書としてではなく一種の読み物として、お子様達の歩みの結晶を捉えて頂けるような思い出創りの一役となる為にも、報告書への思い入れを本気で考える必要があると確信した。希望への道、と名付けて報告書が担う役割をお子様の成長の証とすることで、何だか分からないけど少しホッコリした気持ちになれると気付いた。

トツゲキ人生「多重」

実のところ雨繋がりの問題は外構ばかりではなかった。子供の入園早々に様々な諸問題が明らかとなっていた。中でも雨の日の送り迎えは大変な問題の1つ。フツーに送り迎えが出来るならばトボトボと歩いていけば良いだけの話。ただ乳飲み子を抱えて傘をさし雨脚を急がなければいけない事を考えると話は別。実際のところ想定以上にストレスが溜まり気持ちも体力も目減りしてしまっていた。自分達の甘さ加減に自分達で反省しながらも解決策を見出そうと考えた。そこで背伸びをして初めて明らかとなった状況もある。特に問題という感じでも無かった。むしろ効果であったと言えるだろう。それはこの問題の解決に伴って、行動範囲が広がる、という効果も得られるというものだ。そうなると子供達やママ友達が仲良く交流を深められる場に遭遇する機会を数多く手に入れることにも繋がる。それらばかりでなく三田市に住んでいるからこそ、車が無いと動き難い、という状況の打開も一役買う。一石何鳥だ?!、と思ってしまうぐらいに功を奏している。環境が一変、する事を考えるとウキウキして仕方が無かった。気が付いた時にはハンドルを握り締めて車を走らせていた。

意を決して近くのトヨタ自動車へ相談に伺った。個人的には仕事や日常で使用する車は基本的に中古車で十分だった。ワンデーメンテナンスや車検程度ならば自分で全てヤリこなせていたので、車を見る視点が人とは違う。整備士でも何でもない単なる下手の横好きレベルだが、車で仕事をする上で一様の不慮の故障には備えなければいけない、と考えていたからだ。けれどもこの時ばかりは家族が操るコトにもなるので新車購入を視野に入れ、整備も全てプロに任せるコトも視野に入れ、長い将来乗り続けることになるコトも視野に入れ、これら全てをマトメて相談に臨んだ。もちろん見栄でも何でも無い。合理的な考えによるものだ。新車と中古の違いは各所方面で様々な見解はあるだろうが、私は管理さえシッカリしていれば何だって良かったのが正直なところ。けれども自分の管理下に置かれていない空白の状況を抱えた車を手に入れたコトにより、大切な家族に対し当初予想だにしなかった重大な影響を及ぼしてしまうようなことがあっては決してならない。だからこそ新車購入を視野に入れるのは妥当であり止むを得なかった。新車を買いたい!!、というよりも管理下に置かれていない空白の状況が大凡ある程度存在する車を買いたく無い、という方が理由としては近いだろう。購入後、向こう半年、向こう1年という期間、変な不安を抱えて仕事に没頭するのは嫌だったのだ。

外構ローンという大きな不安を抱えて臨んだ新車購入。何とか車ローンもOKとなり、我が家に新しい高級車ヴィッツがやってくることになった。1000cc3気筒4速オートマ。個人的には5速ミッションだが、そこは家族を乗せる未来のツール。安全安心なのでOKとしておくことにした。いとも簡単にたった1ケ月程度で数千万という債務の上に数百万という債務が伸し掛かった。要するに多重債務者となったワケだ。問題解決には資金が必要不可欠。これは将来への投資なのだ、と自分自身に言い聞かせるべく気分も早々に晴らし仕事に没頭した。自分自身に価値が無ければ債務すら背負うことは出来ないのだから今後もガンバルしかなかった。払えなければどうしよう、という自問はあったが自答は単純。払えなければ全て売り払い、全額支払う、という覚悟を決めて相談に臨む。そして再び仕事に没頭すれば良いだけの話だ。もう本当にヤルしか道は残されてはいなかった。

トツゲキ人生「外構」

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入園も一入にGWも終わり、梅雨という時期の到来を示すシグナルが春の雷雨と共にやってくる丁度、5月下旬。雨が降る、風が吹く、というような天候になると実に困ってしまう2つの問題が常々から基地へと注がれていた。確かに最初の内は、何とかなるだろう、と軽い感じで思っていたが、やっぱり何ともならなかった為、空っぽな状況でも諸問題の解決に勤しむことになった。もちろん計画性なんてまったく無く、行き当たりばったりな感じの対処だったコトもあり、エクスチェンジされてしまうモノは、どうしてもエクスチェンジされてしまうようだ。

1つ目の問題は、外構の問題。粘土質だった我が家、何もかもがキツキツだった我が家、外構をする余裕なんて皆無資金だった我が家。そんな我が家では当初、雨が降り外へ出ると履物やら何やらといった様々なモノが泥だらけとなっていた。人間というモノは不思議なもので本当に泥だらけになってみないと、泥だらけになる、という問題すら理解出来ない生き物だ。泥だらけになって初めて分かる事があった。足下はとても大切である、という事を肌身で実感したのだ。さらに追い打ちを掛けて台風の如く勇ましい風が吹きすさぶ梅雨直前。柵すら無かった我が家にとってしてみれば確実に自然界の脅威にさらされていた事は言うまでも無い。当時いろんなモノがいろんな所へ飛んで行っていたものだった。その度毎に本当に情けなく申し訳ない気持ちでいっぱいになり、とにかく反省しかしていなかった。考えが甘若かった事に加え、突っ走ってしまう性分も重なっていたので、人の意見を聞かないとどうなるのか、を身に浸みる状況であったのだろう。あの時もっと真剣に話だけでも聞いておくんだった、と反省の連続が尽きなかった。今思うと情けない話である。

そんな状況も状況なのでドキドキしながらも満を持して旭化成へ連絡した。問題を抱えているので出来れば何とかしたいんですが・・・、と少し電話口で相談に乗って頂き、スグに飛んで来てくれた。打ち合わせ当日、誰が聞いても「当たり前じゃん!!」と笑われるような2つの要望をお願いした。雨の日に足下がグチャグチャにならないように何でも良いから舗装する、風が吹いてモノがご近所さんへ飛んでいって迷惑を掛けないようにする為に柵を立てる、という最低限。これら2つ以外にイメージは全くと言って良い程に固まっていなかった事もあり、打ち合わせでは淡々とした感じで外構着手に向けて話が進んだ。だからと言って手元に資金はほとんど無い。間違いなく融資を募る他無かったのだ。社会的ポジションを考えると基地ローンの返済が始まったばかりの若僧にそんなにポンポンと貸してくれるはずがないだろう、という正直な気持ちを持っていた。けれども及ぶべき心配はそんなに大した事の無いような感じで何かと不思議な気分だった。それもそのはず相談を受けてくれた担当の方がいわく、和田さん!!大丈夫ですよ、とキッパリ。さらに言うならば少し微笑んだ感じで話を前向きに進めてくれていたからに違いない。この笑顔が何かしらの経験値を物語っていたからであろう。そう即座に悟り半信半疑な気持ちを抑えつつ、融資のお願いをすることにした。

善は急げとばかりにパパッと書面を整えて先方にファックスを入れた。そして数分後。いきなり担当の方の携帯電話が目の前で鳴り、何だか良い空気を感じられる会話が進んでいるような雰囲気だ。要するに見るからに会話が弾んでいた。こちらは祈るばかりだった。電話も一様に完了したようで受話器を手で添えるや否や、和田さん!着工の日取りはいつにしましょう?、という質問。いつでもOKです、ともちろんスピード回答。場の空気はいっぺんに穏やかな安堵に見舞われた。融資もOKで着工日も決まった。これでようやく1つ目の問題を解決することに繋がったのだ。残す問題はもう1つだ。よし、自信を持って勇気持って2つ目の次なる問題の解決に向けて漸進させることにしよう。

トツゲキ人生「入園」

無事?に年度末も乗り越えて残すところは、課せられたキャッシュフローの狭間を埋める、という事に没頭するだけとなっていた。息つく間もない状況にも関わらず、愛娘の幼稚園入園が控えていた為、あっちフラフラこっちフラフラと準備に段取にバタバタだった。最大のリスクをギリギリのところで回避出来ていたので、まぁ〜贅沢は言えない。何とか間に合った、という感じだったものの何処と無く安堵感もあった。

バタバタな入園準備も一様に済ませ、いよいよ当日。午前中は入園式に出席し、午後からは思いっきり仕事と決め込んでいた。家庭教師という仕事ならではだろう。不思議と緊張して前夜は4時間ぐらいしか寝れなかったのを今でも覚えている。幼稚園の入園式なんて初めてだし何となくドキドキしていた。変な緊張感だ。右手にカメラとスリッパ。何処か懐かしい光景だ。スーツに身を包んでトボトボと通園路を歩いて行く。園門へ到着するや否や、初めて見る光景に圧倒された。今まで経験した事の無いような微笑ましい光景。あっちもこっちもカメラでパシャパシャ。良いご挨拶で、良い笑顔で園の先生方が迎え入れてくれる。加えて言うなれば、いつの間に友達になったんだ!?、と思ってしまうぐらいに皆が皆共に仲が良い。私の知らないところでも家内は家内なりに悪戦苦闘していたようだ。ちなみに私はそんな感じが大の苦手。恥ずかしいし照れ臭い。元より人生の先輩だらけなので止むを得ないだろう。

そこで、よくよく考えてみると幼稚園入園から高校卒業までの十数年間というママ同士の付き合いも幕を開けた事になる。人間関係は難しいからこそ今のこの瞬間を良い意味で迎える為にも、何かに向けて何かの努力をする必要があるようだ。必死になって情報を集め、差し出すカードを良いタイミングで差し出し、少なくとも大きなリスクの回避に繋がる。そんな事ぐらいで!?、と思われるかもしれないし大袈裟かもしれないが、そのぐらいで考える方が丁度良いようなのだ。実際ご近所さんや幼稚園の同級生さんと上手くいかずにギクシャクしちゃって、せっかく買った家を手放したり、せっかく整った環境を一変させたりしちゃう方もいらっしゃる。余程の事なのだろう。初めて聞いた時、自分の耳を疑った。人間関係、というモノは本当に難しい。ご近所ゾーンに身を置く以上、決して軽々しく思ってはならないのだ。

そうこうしながらも園門でのご挨拶を終え式典会場に赴く。席について一息入れ、そして周りを見渡し驚いた。至る所にハンディカムの三脚、三脚、三脚。異様なムードの場所取り合戦が行われていたようにも思える。テレビや雑誌でしか見た事の無い、聞いた事の無い光景が今、正に自分の目の前にあった。信じられない気持ちになった。ただ気付いた時には既に遅し。心と懐に余裕すら無かった状況で、そこまで気を回すのは困難。しかしながら幸いにして手元には無けなし状態で手に入れたカメラがあったので、何とかそれで最低限のムービーらしいムービーを撮ることに成功した。一先ずタイミングを逃さずに済んだ。まぁ〜でも個人的にはムービーよりも昔っから静止画の方が好きなのだが・・・。とは言っても準備不足の観点で言えば反省すべき点が大いにあるのは間違いない。私にとっては何もかもが初めてな事だらけの式典だった。出席して思ったのだが我が子の式典というモノは、必ず出席しておいた方が良い。それは一生で一度しかないモノだし、自分が今まで経験した事の無い経験を得られる。それは遅かれ早かれ自分自身の成長に大きく繋がるエッセンスと言えるだろう。園門でご挨拶をして、式典に出席して、教室に入って顔合わせをして、全員集合写真を撮影する。これらの一連のプロセスは子供心と親心にケジメをつける良い機会。出席してみて初めて知った。入園したのは、もしかすると自分かもしれない。

トツゲキ人生「一貫」

毎日ブログ『トツゲキ人生・シーズン1』http://www.jyukenjyuku.jp/blog/?p=11997

毎日ブログ『トツゲキ人生「汽笛」』http://www.jyukenjyuku.jp/blog/?p=13474

そんな土壇場な状況に直面しても運だけは良かった。何かが何かを察知してかタイミング良く天使が舞い降りた。新聞屋さんだ。もちろん彼の口車にキッチリとサーフィンすべく意気揚々と談話に付き合った。今なら何ケ月分がタダやら何やら、1年契約がどうたらこうたら・・・。そんな小さい営業トークはどうでも良かったので核心のついた質問を投げ掛けた。もちろん身辺を静かに隈無く確認した上での話だ。

「何年分の契約が欲しいんですか?、、、」

「3年分です。3年分頂ければ3万円分の商品券も置いて帰ります、、、」

予想は大当たり。もちろん即OK。ニーズが一致した瞬間だ。棚から牡丹餅的な感じで商品券を手に入れることもでき、これで幾分かは持ち堪える事が出来た。当時の1000円札は1000円札以上の価値があった、と言っても過言では無かっただろう。例え商品券とは言えどもバカには出来ない。間違いなく切迫していたからだ。丁度そんな時、若いかれし20代前半の仕事無い時期と同様の光景を数年振りに思い出した。ただそんなに悲観的ではなかった。なぜなら、そんな状況を切り抜ける術や逼迫した生活と上手く付き合っていく方法を知っていたし、覚悟の決め方も学んでいたからだ。危機的状況ではあったもののある意味落ち着いていた。人間というのは成長する生き物である、と改めて実感することが出来たのだ。まぁ〜これからが勝負だ。今に見ていろ!!、という気持ちが不安や心配を押し退けていた。根拠なんて無かったが自信だけはあった。「家」という一世一代の大きな雨除けを手に入れる事が出来たし、「土地」という仕事スペースも確保出来たのだから贅沢を言っていてはいられない。しばらく大変なのは承知だ。

そんな状況でも仕事の上で絶対に変化させなかった事がある。それはお客様に対する交通費の改定だ。三田市へ引っ越してくる以前は、当然のように姫路や高砂、加古川、明石というような中播磨、東播磨で多くのお客様を抱えさせて頂いていた。時に遠いところでは神戸市の東灘区や北区においてもお客様を抱えさせて頂いていた。そんな状況が一変する事になったのだが私は、自分自身の環境の変化を大々的に伝える事はしなかった。むしろ自然な感じで皆様が気を遣う事の無いように伝えた。三田市へ引っ越しても中播磨や東播磨のお客様に対しては交通費を増額するなんて有り得ないと考えていた。いつもお世話になっているのだから当たり前のことだ。 また北区や東灘区といった三田市から極近い神戸のお客様への交通費は減額させて頂いた。三田市から通う事になり近隣となったお客様のお手元が少しでも軽くなるのは大変、良いことだ。しかしながら経営的な視点で言えば、交通費の改定をすべきだった、かもしれない。けれども、それは何だか違う感じがした。例え三田市から姫路市まで通っていたとしてもお客様に対して私の都合で迷惑なんて掛けたくない。当たり前のことだ。最初に決めた時の状況が姫路での仕事ならば、いかなる状況でも姫路から通っている状況のままで、何1つ変化させることなく責任もって遣り抜くのは当然だ。何1つ決めた事にブレてはならない。この経験と考え方がベースとなり、0円へのコダワリ!!、という構想が息吹を上げた。今となっては交通費0円、教材費0円、検定料0円といった幾つもの0円攻勢をキッチリ実現させることに成功している。広告の謳い文句としてではなく根拠と数字と戦略がスクランブルされて実現した仕組みなので絶対的な価値を宿している。