中学入試まで後3ヶ月と3週間だッ!!

【中学受験生へのご提案書】

2013年9月24日のお打ち合わせで承りましたご内容に基づきまして、以下の内容で学習指導プロセスをご提案申し上げます。

甲南中学校への合格を目指し過去問対策を行います。甲南中学校の過去問を解く上でまずは甲南中学校の問題傾向に慣れてもらうということ、そして過去問をベースとした学習を行うことによって甲南中学校の入試において求められる基礎力を身につけるという学習を最短距離で行います。残り期間で最も効率の良い対策を行うことによって合格を目指します。

<算数>

甲南中学校の過去問に掲載されている問題を解くという学習が中心になります。その際に重要なのが、全ての問題を解けるようにするのではなく、合格点を確保することを目的として、必要なものを解けるようにするという学習を行います。正答率50%程度以上の問題は必ず得点できるようにすることを主軸にして進めます。過去問を解いてもらったうえで、当該正答率50%程度以上の問題のなかでできなかったものについての学習を行い、そのうえで間違った内容や問題を解く中で判明した苦手範囲について、集中的に復習を行います。手に入りうる過去問についてひと通りこの内容で学習ができれば、次にの段階として過去問の中で少し難易度の高いものについて順次学習を行います。また計算問題や既習部分の復習については随時小テスト形式で問題練習を行うことによって行います。

<国語>

甲南中学校の過去問を丁寧に学習します。過去問を使用して、まずは長文の読み方について時間をかけて学習を行います。長文のなかから、問題として問われているような要素にあたる部分をピンポイントに指摘して、情報を過不足なくピックアップして記述するという力を身につけることを目指します。またその際には記述の方法について、何度も書いて添削するという形を繰り返すことによって身につけていきます。また授業で学習した読解方法、記述方法について日頃の学習において反復させることによって習慣として身につけることを目的として1日1問で長文問題を解くという学習を行います。

<理科>

甲南中学校の過去問を丁寧に学習します。取り組んだ問題の中で特に苦手な範囲や特に甲南中学校で頻出の範囲について集中的に学習を行います。なかでも特に生物や地学の範囲、そして化学の一部で出題されるような暗記中心の範囲について集中的に学習します。過去問練習において間違えた数の多い範囲を優先的に、ひと通りの暗記事項について集中して暗記を行います。早急に得点を加算できるこれらの範囲を、それも現時点で覚えていない甲南中学校で頻出の範囲を優先的に学習していくことで、全体的な得点の底上げを図ります。

現段階では以上の内容にて学習指導を予定しておりますが、随時ご要望を承りながら学習指導内容に反映させます。何卒よろしくお願い申し上げます。

高校なんて絶対に辞めてやる。

これは2年6ヶ月前、彼と出会う以前、高校入学後スグに彼自身から発せられた言葉だ。この言葉を境に長年お世話になっていたお客様から突然の如く、SOSによるご紹介を頂くことになった。

長年お世話になったお客様「ちょっと良い?、とにかく何とかしてもらいたい子がいるんだけど、その方の相談にのってもらえないかな?!」

和田「もちろんです!!、スピードで対応しますww」

打ち合わせ当日のファーストアクションは、ご本人を説得する、という命題を解き明かすところから始まった。

和田「学校を辞めたいなら辞めれば良いだろう。けれども、その前にまず俺の話を少しだけ聞いてくれ。もしかすると君の人生がその瞬間に大きく変わるかもしれん。それからもう1つ。話の後にもう一度自分自身で、高校を辞めるかどうか、を考えてもらいたい。けれども勘違いせんといてくれよ。絶対に学校を辞めちゃダメだ!、と俺は説得している訳やない。とにかく心の底から自分自身の今を考えてもらいたいんや。それからでも遅くはないだろう。」

本人「わかりました。期待しないで下さいね。」

というように、説得をしていない、と言いながらも烈火の如く必死で説得していた。今だからこそ笑える話ではあるが、当時は本当に壮絶な状況となっていた。それから1週間から10日程度してから1通のメールが届いた。

ご紹介頂いたお客様「先生の御蔭で何とか学校を辞めずにすみました。アリガトウございます!、そこで1つまた先生にお願いがあります。彼に勉強を教えてもらえませんか?」

和田「もちろんです!、ご提案書を添えますので早ければ来週からスタート出来ます。」

ということで彼の人生に活力を与える2年6ヶ月の幕が開いたのだ。

過去ブログ:【小論文+α】日本大学芸術学部AO入試対策

http://www.jyukenjyuku.jp/blog/?p=20473

過去ブログ:『俺は絶対、作家になってやるッ☆』

http://www.jyukenjyuku.jp/blog/?p=18615

過去ブログ:文芸学部ならびに文芸学科的なところを目指すあたり

http://www.jyukenjyuku.jp/blog/?p=13879

過去ブログ:オペ

http://www.jyukenjyuku.jp/blog/?p=13145

過去ブログ:第二種電気工事士

http://www.jyukenjyuku.jp/blog/?p=12479

過去ブログ:3ヶ月弱で人間は変わる

http://www.jyukenjyuku.jp/blog/?p=12172

合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(12)

希望への道  2012・12/15 ー 2013・01/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習について、少し波はあるもののよく頑張って取り組めています。解き方の分かりそうなものについては非常に一生懸命に取り組んでおり、それほど時間をかけずに取り組んでいますが、その一方で分からないものに当たった際にはすぐに気持ちが萎えてしまい諦めてしまうようなところがあるように思います。またひとつひとつの学習については非常によく頑張っていると思いますが、最後まで詰め切れていないような印象もあります。例えばきちんと解いてはいるものの答え合わせをしていなかったり、問題を解く際にも計算式をきちんと丁寧に書かずに、途中で省略してしまっているようなところがまだまだ見られました。全体的には頑張っているのですが、少しダラダラと取り組んでいたり、形を整えるような学習になってしまっているところもあって、全体的に完璧な学習には少し及ばないような様子が見られます。今後の学習においてはそこを改める必要があると思いますが、受験という制限がなく、また今度はきちんと順位がでる定期考査において短期的なハードル設定の中で順位の向上という目に見えた目標の設定とその達成を目標とする学習の中で、身につけ向上させていければいいのではないかと思います。

(授業内容と今後の予定)

年末年始は岡山白陵中学の過去問対策を中心に学習指導を行いました。過去10年分の過去問について繰り返して取り組み、難易度が非常に高い問題を除いてはひと通りできるようになっています。過去問自体についても3~4週しました。最後まで残るような苦手問題もいくつかありましたが繰り返して復習することによって大部分を克服することができていました。また同時に近畿の中学入試問題(発展編)を使用して、間違えた問題や苦手な問題の類題について学習を行いました。全体として計算間違いや読み間違いをするようなところもあり、安定していないところもありますが、全体的にはよくできていました。岡山白陵中学の受験後は白陵中学の対策を行いました。白陵の問題については過去23年分の過去問について取り組んできましたが、この時期にはその中でも近年のものを中心にして学習を行いました。初見のものに取り組んでもらうという学習も何度か行いましたが、計算間違いで間違えた部分を加点すると平均を超えるというような得点がよく見られました。全体的に取れるところはきちんと取り、できないところは捨てるというような取り組み方ができているようですが、どこかでミスをするというような詰めの甘さがまだまだ見られました。今後、中学に進学された後、定期考査や実力考査その他にも日々の小テストなど短期的なハードルの中でテストが多く行われることになりますが、その都度ミスをしないことと、たとえミスをしても上位を確保できるということの2つを目標にして頑張っていくことが重要であると思います。

【国語】

今月は文字とおりの最後の追い込み期間でしたので、先月同様記述問題文を中心に、点数がもらえる記述の書き方を伝授してまいりました。また改めて主題に対する読みとり方を、教えてまいりました。中でも白陵は、とりわけ主題に対する深い読みとりが要求される内容になっています。語彙を増やし、意味を考え、文章から問いに対する答えを類推し、自分の考えをそこに加える。いかに問題文を時間内に理解できているかその理解度を、記述させることで確認するのです。そのため白陵の問題を理解するには、文章を理解するための並々ならない努力が必要です。それを理解していただくために、何度も何度も繰り返し、言い方を変え、例を変え、時間をかけて、文章に挑んでいただきました。本当に瑞葵ちゃんはよく頑張って、文章の構造、解き方、理解の仕方を、学んでくれたと思っております。

そして今月、私が仕上げに瑞葵ちゃんに時間をかけて伝えてまいりましたのは、文構造を理解するためのノウハウです。文章の各部分、たとえば一つの段落がどのように組み立てられているかとか、比喩が何を表しているかとかいったところを見落とさないようにしていくことも重要ですが、文章全体のテーマが何なのか、文章全体をつらぬく本筋は何かということを踏まえ、各部分をそうしたテーマや本筋と関連付けて読むようにすることの大切さを伝えてまいりました。また説明的文章では、それぞれの段落がどういう働きをしているのかを意識しながら読むことを、何度も練習していただきました。主に事実、意見、理由に分けて、その段落がどれに当たるのかを意識することが重要で、昔瑞葵ちゃんはこのような区別をしながら文章を読むことができていませんでした。しかし今では段落ごとに筆者の書き方の流儀を考えながら、その後の展開をはかれるようになりました。

落ち着いて、時間の配分を忘れずに、自分の精一杯の気持ちで臨んでいただければ、きっとサクラハ咲くと思っています。吉報をお待ちいたしております。

【理科】

(授業中の様子、実施事項および問題点など)

年も明け新年を迎えましたが受験真っ盛りのこの時期、一時も心休まることがなかったかと思います。もうひと踏ん張り、あと10点、5点の上積みを目指してひたすらに学習に打ち込んでまいりました。試験が目前に迫るに連れ余裕を失ってしまい、気持ちも不安定になり気分も荒れ模様という話も伺いました。しかし今までやってきた事と自分自身のみを信じて、最期まで突き進んで欲しいものです。

さて今回の学習内容です。年末には授業の時間数を増やし、いよいよ追い込みという形で進めてまいりました。前半は岡山白陵、後半は白陵中学校の過去問を中心に、宿題ではそれらのやり直しを身体が覚えるまで取り組むという方法で、ひたすらに繰り返しをさせていきました。何度も行った結果、岡山白陵の過去問ではH21~19年度までは軒並み8割越えまで辿り着くことが出来ました。その後は初見の問題に対しても、6割ほど取ることが出来るようになっています。瑞葵さんとも「最低6割」を合言葉に進めていきました。その後は白陵の問題に取り掛かり、久しぶりに解くということでしたがH23年度85%、H22年度78%、H21年度89%、H20年度81%、H19年度87%など、記述・用語ともに良い仕上がりであり、以前間違えたところを確実に拾うことに成功していました。それと同時に、宿題に出していたきんきの中入(これもかれこれ5周目となっています)を使って、今まで間違えたところのみを重点的に再度、再々度の復習を進めていきました。宿題で解かせていたところで理解が曖昧なところの質問受けはもちろんのこと、本人が苦手としているてこ・バネや水溶液と中和などの問題については、私の目の前で解かせ、つまづいた部分をその場で解説・解決していくようにしていきました。ここ一ヶ月の間で、バラバラだった知識が少しずつひとまとまりになっていく様子が随所に見受けられました。口を開けばネガティブな発言が次から次へと飛び出してはいますが、正答率の上昇など数字は嘘はつきません。このまま突き進んで希望とする進路を勝ち取ってもらいたいものです。

(今後の対策および予定項目)

この文書を作成している時点では、すべての入試結果が判明しているわけではありません。しかし自分のやりたい事を我慢して、やらなければならない事に邁進してきたこれまでを考えると、すべての試験に合格していることと私は信じています。素敵な報告が聞けますことを期待して、ご連絡をお待ちしています。長いようで短い間ではありましたが、一緒に学習が出来たこと、目標に向かって共に歩めたことを誠に幸せに感じております。本当にありがとうございました。

【岡山白陵中学校・岡山白陵高等学校:http://www.okahaku.ed.jp

合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(11)

希望への道  2012・11/15 ー 2012・12/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習についてはよく頑張って取り組めていますが、各問題に取り組む際に丁寧さがまだまだ足りていないことがよくあります。図や式を省略したり、計算を頭の中で暗算しようとしたりすることがまだまだあり、そのために計算間違いをしてしまったり、思いつくはずの解き方が解いているときには思いつかず、後になって気づくということがよくあります。また宿題において答え合わせをその場でしておらず、授業の始めに慌てて答え合わせをしていることがあります。過去問対策においても、問題集を使用した問題練習についても頑張って取り組めているので、今後の学習においてはこの辺りの姿勢を正していかなければなりません。実際に模試においても単なる計算間違いや問題文の読み間違いによって大幅に失点してしまっていました。実際の入試本番でこのようなことにならないように、日頃の学習から姿勢を正して取り組めるように頑張っていきましょう。今後の学習指導においてはその場での問題練習をテスト形式で行う時間を入れて行きます。今までの学習を通して行ってきた内容の復習を行うとともに、答案の作り方に焦点を定めた学習指導を行います。あと1ヶ月で少しでも点数を底上げするための学習を徹底的に行い、本番では1点でも多くの得点ができるようにラストスパートをかけて頑張っていきましょう。

(授業内容と今後の予定)

今月は岡山白陵中学の過去問を中心に学習指導を行いました。過去10年分の過去問を繰り返すとともに、間違えたものについては確実に理解して自力で再現できるようになるまで、集中的に学習を行いました。岡山白陵中学の過去問についてはだいぶ多くの問題を潰せました。今後は各問題について復習を繰り返すとともに、まだ少し残っている未解決の問題について取り組み、潰してゆくという形で進めて行きます。岡山白陵中学の問題を通して出てきた苦手な分野のうち、特に池の周りを複数の人数が回る形式の旅人算、水槽に水をいれていく時間と速さの問題、比と割合で求める面積の問題などが特に苦手なので、まずはこの範囲について冬休みに入るまでに集中的に学習を行います。特に図を丁寧にかく必要があるこれらの問題を解く際には面倒くさいという言葉が一度口から出たことがありますが、面倒臭さが前に出ているとやはり間違いにつながってしまうことがよくあるので、今後は厳禁です。これらの問題については面倒くさいと感じることがないくらいまで集中的に多くの問題にあたってもらいます。

【国語】

今月は文字とおりの最後の追い込み期間でしたので、先月同様記述問題文を中心に、点数がもらえる記述の書き方を伝授してまいりました。また改めて主題に対する読みとり方を、教えてまいりました。中でも白陵は、とりわけ主題に対する深い読みとりが要求される内容になっています。語彙を増やし、意味を考え、文章から問いに対する答えを類推し、自分の考えをそこに加える。いかに問題文を時間内に理解できているかその理解度を、記述させることで確認するのです。そのため白陵の問題を理解するには、文章を理解するための並々ならない努力が必要です。それを理解していただくために、何度も何度も繰り返し、言い方を変え、例を変え、時間をかけて、文章に挑んでいただきました。本当に瑞葵ちゃんはよく頑張って、文章の構造、解き方、理解の仕方を、学んでくれたと思っております。

そして今月、私が仕上げに時間をかけて伝えてまいりましたのは、文構造を理解するためのノウハウです。文章の各部分、たとえば一つの段落がどのように組み立てられているかとか、比喩が何を表しているかとかいったところを見落とさないようにしていくことも重要ですが、文章全体のテーマが何なのか、文章全体をつらぬく本筋は何かということを踏まえ、各部分をそうしたテーマや本筋と関連付けて読むようにすることの大切さを伝えてまいりました。また説明的文章では、それぞれの段落がどういう働きをしているのかを意識しながら読むことを、何度も練習していただきました。主に事実、意見、理由に分けて、その段落がどれに当たるのかを意識することが重要で、昔はこのような区別をしながら文章を読むことができていませんでした。しかし今では段落ごとに筆者の書き方の流儀を考えながら、その後の展開をはかれるようになりました。落ち着いて、時間の配分を忘れずに、自分の精一杯の気持ちで臨んでいただければ、きっとサクラハ咲くと思っています。吉報をお待ちいたしております。

【理科】

(授業中の様子、実施事項および問題点など)

年も明け新年を迎えましたが受験真っ盛りのこの時期、一時も心休まることがなかったかと思います。もうひと踏ん張り、あと10点、5点の上積みを目指してひたすらに学習に打ち込んでまいりました。試験が目前に迫るに連れ余裕を失ってしまい、気持ちも不安定になり気分も荒れ模様という話も伺いました。しかし今までやってきた事と自分自身のみを信じて、最期まで突き進んで欲しいものです。

さて今回の学習内容です。年末には授業の時間数を増やし、いよいよ追い込みという形で進めてまいりました。前半は岡山白陵、後半は白陵中学校の過去問を中心に、宿題ではそれらのやり直しを身体が覚えるまで取り組むという方法で、ひたすらに繰り返しをさせていきました。何度も行った結果、岡山白陵の過去問ではH21~19年度までは軒並み8割越えまで辿り着くことが出来ました。その後は初見の問題に対しても、6割ほど取ることが出来るようになっています。「最低6割」を合言葉に進めていきました。その後は白陵の問題に取り掛かり、久しぶりに解くということでしたがH23年度85%、H22年度78%、H21年度89%、H20年度81%、H19年度87%など、記述・用語ともに良い仕上がりであり、以前間違えたところを確実に拾うことに成功していました。それと同時に、宿題に出していたきんきの中入(これもかれこれ5周目となっています)を使って、今まで間違えたところのみを重点的に再度、再々度の復習を進めていきました。宿題で解かせていたところで理解が曖昧なところの質問受けはもちろんのこと、本人が苦手としているてこ・バネや水溶液と中和などの問題については、私の目の前で解かせ、つまづいた部分をその場で解説・解決していくようにしていきました。ここ一ヶ月の間で、バラバラだった知識が少しずつひとまとまりになっていく様子が随所に見受けられました。口を開けばネガティブな発言が次から次へと飛び出してはいますが、正答率の上昇など数字は嘘はつきません。このまま突き進んで希望とする進路を勝ち取ってもらいたいものです。

(今後の対策および予定項目)

この文書を作成している時点では、すべての入試結果が判明しているわけではありません。しかし自分のやりたい事を我慢して、やらなければならない事に邁進してきたこれまでを考えると、すべての試験に合格していることと私は信じています。素敵な報告が聞けますことを期待して、ご連絡をお待ちしています。長いようで短い間ではありましたが、一緒に学習が出来たこと、目標に向かって共に歩めたことを誠に幸せに感じております。本当にありがとうございました。

【岡山白陵中学校・岡山白陵高等学校:http://www.okahaku.ed.jp

【小論文+α】日本大学芸術学部AO入試対策

志望理由を教えて下さい。

将来、人に感動を与えるような本を書く小説家になります。日本大学芸術学部、文芸学科では自分のような学生を育てており、自分も文章力、表現力そして自由な創造力を学びます。高校二年生の三学期に11カ月を要して十二万字の小説の原稿を書き上げました。全て費や、しさらに磨きを掛け形の整った美しい作品にします。そのためには大学4年間で言葉の基礎デッサン力、創作テーマを求め学んでいき、その作品に学んだ事を。そして大学4年間の間に幻冬舎へ自費出版します。日大では11人という他の文芸学科では類を見ないほど多い教授が、オムニバス形式といった短時間で濃く多大な授業を行っており、創造力、表現力のより高い知識を得られることが出来ると考えました。さらには唯一文芸学科に編集部を置く江古田文学という文学雑誌があり、江古田文学が春と秋に発刊している雑誌の編集を通して編集力、そして出版社の知識を学びたいと考えています。オープンキャンパスでは大学の雰囲気や特徴を肌で感じ、自分の能力を上げるための人材、設備そして熱意が強く伝わりました。小人数指導による一人一人の能力の向上、そこからさらに絞っていくことで、プロフェッショナルの実現。ここならば作家という道を進みながらも、編集者としての能力を育て上げる事ができ、将来における安心した職業に就きながら、作家としての道を目指すことも夢ではないと考えました。それだけでなく、学生達も楽しく充実したように大学生活を送っており、それらは具体的な夢を持つ者にとって魅力を感じます。自分にとってここは他人に自分の作品を伝えることが出来る最初の場所であり、夢を掴み取るための大きな一歩になる場所でもあります。そして日大の雰囲気を肌で感じ、ここなら有意義な大学生活を送ることが出来ると確信しました。

日大で学びたいことを自由に表現してください。

私が貴校で特に学びたいことは、本を書く上での考え方、文章力と表現力です。また、それは高い志を持った先生方、豊富な書籍などの充実した環境で育まれると考えています。将来、作家を目指し、日々励んでゆきます。そのためには、自分が見たこと体験したことのない行動や感覚、知識を得て蓄える必要があり、そこで様々な書籍や設備が重要となります。また、より良い作品に磨き上げるためには、自らの志を高く持ち客観的且つ厳しく作品の評価を行う先生方が必要不可欠です。貴校の授業で興味を抱いたのは、オムニバス形式を取り入れた講義とDTP実習の二つです。一つ目は、十一人専任の先生が二回ずつ講義を行うオムニバス形式の講義です。短い時間の中で奥深い講義を受けることが出来るので、洗練されており、その中で数多くの先生の知識、経験を学び、自らの糧とします。二つ目は、編集者の講師を招いて行われるDTP実習という授業です。この授業は出版業者が本を作成する時と同様の実習ということで、実践的、そして率先力として仕事で役に立ちます。その実習の中で本を出版する企画、制作、編集の過程を学び、出版業界の深い知識を得ようと考えています。オープンキャンパスで、貴校には地域にある図書館を上回る程の書籍が完備され、その中でも文芸学科専用の図書室が存在することに驚きました。そこには歴史書から漫画まで幅広い分野の書籍が数多く存在し、それを通して様々なことを調べ、学んでゆきます。また、貴校の先生方はライトノベルと呼ばれる分野にも興味を持たれており、若者に近く志が見られました。このような先生方ならば様々なことを知り得ており、適切な指摘で厳しい指導を受けることが出来ると考えました。貴校に入学してからは、他大学にはない、貴校を拠点とする江古田文学が実施する江古田文学賞を目指し、率先して応募作品に注力します。その中で努力することや賞を取る難しさなどを知り、より良い作品へと磨く技術、考え方を学びます。これらの貴校で学んだことを生かし、独自で書き上げた作品をさらに良いものへと磨きつつ、大学の三年次までにアルバイトで200万円程度の資金目標を貯めてゆきます。そして大学三年次には磨き上げた作品と200万円程度の資金を持ち、幻冬舎ルネッサンスで自費出版を致します。卒業後は貴校で学んだことを生かして、出版業界に身を置き、安定した就職を行う傍らで作家活動を行うことを考えています。これより社会での経験を積み上げると同時に様々な作品に触れ合い、自らの感性を豊かにすることが出来ます。よって貴校での四年間は、これから就職するための知識、そして本を書く上での学識、それぞれを得るために充実した環境の中で、より多くの先生方や学生達とコミュニケーションを取り、勉学に励みます。

合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(10)

希望への道 2012・10/15 ー 2012・11/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習についてはよく頑張れています。今は過去問を使用した問題練習が中心になっていますが、積極的に取り組めています。しかしまだまだ波もあり、難しい問題や複雑な作業が必要な問題になってくると、途端に気持ちが萎えてしまい、面倒臭がるような様子も見られます。その都度気合を入れ直して進んでいますが、しばらくするとまた集中力が弱くなってくるようなところが見られます。その一方でできると判断したものについてはすごく早くに取り組んでいます。一緒に問題に取り組んでいる最中にも、途中からできると判断したら速やかに解答を行っています。気持ちの面でももう少し強い姿勢で取り組めばより大きな効果に繋がります。また宿題についてもできていないことがよくあります。特に毎回指摘していますが、答え合わせができていないことが非常に多いです。取り組んだ部分については大半が正解しているのですが、それでも間違えている部分はいくらか必ずあるので、その部分については集中的に復習していかなければなりませんが、解きっぱなしになっていることがよくあり、効率性という面からも非常にもったいない取り組み方になってしまっています。ひとつには計画性がまだまだ身についていないということが原因としては挙げられます。多くの宿題を計画的にこなすことができずに行き当たりばったりになってしまっていることもあるように思います。ただ日割りで指定した際にはきちんとほぼできていましたので、今後もこの方法で出題することによって効率的な学習を目指します。

(授業内容と今後の予定)

白陵中学の過去問と岡山白陵中学の過去問を使用した問題練習を中心に行いました。白陵中学の問題については1次は何周か通しており、また2次についてもまだまだ解決していない問題もかなりありますが、それでも何周かしています。岡山白陵中学の問題についてもひと通り通していますが、白陵中学の2次と同じように。まだ解決していない問題もいくらかあります。今後の学習においてはまず、過去問に出てくる問題については完璧にどこをどのような問い方で問われてもきちんと答えられるという状態を目指して学習指導を行います。また同時進行で、過去問において間違えた問題の類題に当たる問題について近畿の中学入試問題を使用して弱点分野の克服を行っています。今月は特に相似形や辺の比を使用した図形問題、割合の問題、文章題など幅広く学習を行いました。岡山白陵の問題については特にまだまだ復習するべき範囲があります。今後の学習指導においては、毎日復習と練習を兼ねて過去問を使用した問題練習を繰り返し行うと同時に、じっくりと時間をかけて1問に取り組むという学習を行うため、毎日1問ずつ難易度の高い問題を割り当てて考えるという力を鍛えます。

【国語】

今月は先月よりずっと報告書にあげさせていただいた「主語を抜かす癖」に、改善がみられることお伝えしたいと思います。先月までは問題に一問はこの「主語を抜かす」答えを書いていましたが、今月は随分と「主語抜け」に注意して記述文を作ることができるようになりました。注意して記述している様子も窺え、ここ最近口癖のように注意している成果が表れたのではないかと思っています。この調子で「主語抜け」癖から脱却できるよう、重ねて指導をおこないます。

また長文の読解に時間制限を設けて問題をしていただいていますが、時間制限の中できちんと時間を気にしながら問題文をやり遂げることが、まだまだ難しいようです。特に字数制限のある場合には、書いた答えがあまりに短いと「条件を満たしていない」などの理由で、問答無用に失点になることがあります。この字数指定の記述が苦手で(特に字数指定60~100文字以内の記述)本文から答えと思わしいところに気が付いていても「このまま書いても短くなりそうだから、絶対に答えじゃない、でもここじゃないならわからない」→「書いてもたぶん違うし、書かないでおこう」となってしてしまいがちです。今の時点で読解力は当初と比べモノにならないくらいの高いレベルになっていますのに、自分の考えに自信がなく、また本文をそのまままる写しに書きとって正解をもらおうとする処に問題があります。と言いますのも入試では「本文中の言葉をつかって、60~100字以内に説明しなさい」と条件をつけられている問題が必ず出題されるからです。この説明しなさいと書かれている質問文を見つけると、すばやく文章に目を走らせて、文中の中に答えに当たるキーワードを含めた文章を探し出します。そしてその探し出した答えが短文であっても、自分がこの質問に対する答えはこの短文にある!と感じたら、次はその短文をだれが見てもわかるよう説明を添加させて、説得力のある問題文の答えに作り変えていかなければなりません。キーワードに関する説明は、本文中のさまざまなところに書かれていますので、探し出した短文のそばの文章だけを答えとして使っても、具体的説明の欠如ととらえられてしまいます。必ずその他の文章から説明を添加させ「条件字数」に見合う字数まで持ってこなければいけません。決して諦めずまた補足説明を加えた記述することが、今月の越えるべき目標です。

その為宿題を含めた問題は、必ず字数指定のある問題文を含めたものを意図的に出してまいります。また難易度も最高ランクのものを出して、問題文が難しくても逃げずに読み説く力を養わせます。キーワードに説明を添加させて文章を作るテクニックを、細かに教え込んで参ります。ただ最近、小説における記述が良く、主人公の行動や心情を細かにみて記述できるようになりました。本当にいい傾向です。

お渡ししています参考書の難易度は今がピークに高く、宿題としても間違えたところはすぐに答えを教えず、一度必ず自分で再考する時間を与えています。なぜなら間違いのいくつかには、「えっ?この答えはどこから来たのだろう?」と思うようなミスがあるからです。その場合は本文をしっかり音読することで集中力がつき、あっさり答えが解ったりしています。いわゆる本文の読み不足が原因です。今後はこのようなことがないように、唇だけを動かしながら、本文を音読するように問題文を考えてもらう予定です。また今続けております漢字の暗記は加速しながらおぼえていってもらいます。

【理科】

(授業中の様子、実施事項および問題点など)

日々の冷え込みも厳しくなってきており、体調管理には今まで以上に気を配る必要が出てきました。受験生ということもあり、カウントダウンも始まり一日一日がより大切に感じられる昨今。学習が滞る事のないように、体調の変化、維持管理には敏感になってほしいと思います。

さて今回は学習内容のご報告に入る前に、ここ数回の理科への取り組みについてのお話しです。先日宿題をしている際、理科への苦手意識が爆発してしまい、宿題に取り組むことが出来なかったというお話しを伺いました。内容は化学分野の酸・アルカリ・中和のところでした。確かに他の単元は宿題に出していてもテンポよく進むのに、ここの単元は苦手意識が非常に高いようで、苦戦しているところではありました。それ以前でも以前解いたものの解き直しに非常に時間が掛かるということも伺っていました。ここ何回かは幾分落ち着いたかと思ってはいたのですが、焦りや色々なものが入り混じって今回の件に至ったようです。授業中に何度かお話しをし、また算数担当の山田とも話をして、今まで以上に計画的に学習をすすめることができるよう導く(日毎に実施する項目を決め、ノートに記載する)という形でひとまず様子を見るようにしました。すぐに目に見えて効果が出るものではありませんが、滞ることなく着実に学習に取り組めるよう心を砕いて参りますので、何卒よろしくお願いいたします。

さて今回の学習内容です。きんきの中入と白陵・岡白の過去問の二つを主軸に進めていきました。きんきの中入は二周目に入り、知っていることを確実に出せること、また以前間違えた問題で解き直したものを克服すること、この二つを目標として進めました。前述の酸・アルカリ・中和の単元はまだ二周目で触れてはいませんが、それ以外の単元は概ね期待通りの正答率で答えることが出来ています。白陵の過去問については、以前解いていますので、こちらもきんきの中入同様の二つの目標を目指して仕上げに入ろうと考えております。宿題のノートにも書いていますが、同じ年度を日を変えて二回解くというスケジュールで進める予定にしています。本番の試験までに用語・語句などの完璧な暗記と、考え方・解き方の完全な定着を目指しています。同時に初めて見る岡白の問題を解き進めることで、新たな問われ方や知識などを補充していく予定でいます。

(今後の対策および予定項目)

この一ヶ月の途中で受けられたテストにおいて、理科の点数が思いのほか悪く、不安になられたかと思います。しかし先日解いた岡白の昨年度の問題では8割近くの正答率を出すことが出来ています。知識量はある程度固まってきている状況です。次は決められた時間内に問題を正しく読み取り、何をすべきかを正しく判断し、答えに向かうという練習をするだけです。それが出来るためには少なくとも今まで解いた問題はすんなりと解ける、という自信が必要です。自信を身につけるためには飽きるほどの繰り返しを行うしか方法はありません。やり遂げることが出来るようしっかりとサポートして行く所存です。

【岡山白陵中学校・岡山白陵高等学校:http://www.okahaku.ed.jp

証明100選☆証明問題を克服する良い勉強方法

要するに証明問題100問を1日2問ペース50日程度でヤリ遂げる、という作戦。最初のウチは皆一様に、そんなに言う程出来なくはないな~?!、という印象からスタートするが10日20日ぐらいしてくると確実に億劫な状況に陥る。とにかく日々、我慢、我慢の連続。全てを解き崩した時の達成感は何とも言えない程の喜びを得られる。ふぅ~やっと終わった~!!、という瞬間は正に至福の一時だろう。同時に今まで苦手としてきた証明問題に対するイメージが一新していることに気付く。

学校の教科書、数研出版といった各種市販問題集、国公立個別試験や私立一般入試といった過去問、その他これまで見て見ぬ振りを決め込んでいた問題に対して、手当たり次第着手しつつ新たに掘り起こしながら対応してもらいたい。50日後、仮に100問をクリアーしたとして、それでもヤリ遂げるべき問題が手元に存在する場合は、問題の更新を行う必要がある。つまり既にヤリ終えた証明問題の中でも間違い無く先行きを見通せる問題はそのノートから削除し、新しく手元にある分からない問題と入れ替えて解き直すべきだ。

以後このような作業をとことん繰り返す。すると次第に手元にある問題の中では、分からない問題が無くなる、といった状態が創り出される。証明問題を解くことが出来るという自信が身に付くと同時に、出来ない問題が手元に存在していないことに対する不安も生まれる。自信と不安は表裏一体なのだ。証明問題に対する抵抗感が消え、 見て見ぬ振りを決め込む習性からも脱し、自分自身で磨き抜いた証明100選が手元に存在すれば、成功成長以外の何ものでもない。

合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(9)

希望への道 2012・09/15 ー 2012・10/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習についてはよく頑張っていますが、ときどき集中力が不十分なときがあります。全体的には頑張っていますが、時々ぼうっとしていたり、トイレに行ったりなど気持ちが緩んでいる瞬間が見られます。またこれは宿題においてもよく見られます。全体的には頑張れているのですが、分量面で最後までできておらず、何かが抜けていて85%から90%くらいの出来であることがよくありますし、また答え合わせについてはできていないことが多いです。注意をした後はするようになりましたが、それも最後にまとめてやる形になっており、間違えた部分を復習するためではなく単に○×をつけることが目的になっているようなところが見られます。そして間違えた部分についても結局間違えたのは計算間違いであったり、図や式を省略していたために解答を思いつかなかったというようなものが多いという印象を受けます。全体的に少し気持ちが萎えてダラダラ取り組んでいるような印象を受けます。9月、10月は何かと行事が多い時期なので一般的に止むを得ない部分もあるのですが、受験に向けて気持ちを引き締めていかなければなりません。特にこれから追い込みの時期に入ってきますので、

(授業内容と今後の予定)

先月に引き続き、白陵・岡山白陵の過去問を軸として学習を行いました。まずは過去問に取り組んでもらいその上で間違えた内容、わからなかった内容について学習するとともに、その範囲の内容について掘り下げて、関連する範囲についても復習を行ったのち、近畿の中学入試問題を使用して該当範囲の復習と応用練習を行うという形で学習を進めています。今月は岡山白陵の過去問10年分の第1問~第3問を通しました。この範囲は比較的基本的な内容が多い部分ですが、岡山白陵は白陵とちがって範囲に偏りが少なく広範囲から出題されるという印象が強いので、全ての範囲においてまんべんなく得点できる力が必要ですが、その辺りが特に苦手のようで、できるものはよくできるが、できないものはごく基本的なものについてもできないというところがあります。実際に岡山白陵の問題については最初の段階において、白陵以上に間違えている部分が多くありました。今後の学習においてはひとつには知識の漏れをなくしていくことが重要です。今後は岡山白陵の第4問と第5問が中心になりますが、これら後半2問は白陵の2次並みに難易度が高いものなので、気持ちを引き締めて取り組む必要があります。この第4問と第5問を軸として該当範囲と関連範囲の復習を行うことで知識の穴を埋めてゆく学習を行います。また同時に白陵の2次についての学習も進めています。白陵の2次については深く考える力が重視されているので、その問題を解くにあたって必要な内容の復習を授業内で行ったうえで、その後は自力で考えてもらうという機会を挟むことによってその場での応用力を鍛えます。

【国語】

先月より1カ月、文章問題を解いて答えを記述するときに、「主語を抜かす癖」を改善させていくと書かせていただきました。今月中はこのことを念頭に、本文の解き方の様子を見て、時々に注意をかけて参りました。すると気がついたことがあります。本人が問題文をしっかりと読みすすめ、なおかつ答えも合うような問題では、主語の書き忘れはぐっと減ったということです。その理由をわたしは、問題内容が理解できている上、質問文も余裕をもって確認し答えを書いているからだと推測いたします。反対に本文内容が解りづらく、理解しきれていない本文に対する質問文の答えは、主語を抜かしてしまう傾向にあるようです。答えを記入するときに、自信がない問題を解くときは必ず、本文から答えに当てはまりそうな箇所を選び出し、少し変化させて記述します。(これでも昔は答えの欄を空欄にしていたことが多かったので、抜き出し記述できるようになったことは、進歩だと思っています)そのため本文と照らし合わせて書くことばかりに集中して、本文中にはわざわざ出てこない主語を抜かして書く、ということが生じているようです。このように「主語を抜かす癖」の傾向がつかめましたので、本人にもその旨伝えて、自覚させ注意喚起させてまいります。今後はできるだけ「主語を抜かす癖」を防ぐため、主語を明確にして文章を書く癖付けを行わせるとともに、一度記述した文章を確認させる二度見チェックを徹底してもらうつもりです。この「主語を抜かす癖」はすんなりとなくなることはありませんので、しっかりと本人が自覚して問題を解けるよう対策術を徹底させて教え込んで参ります。

また先月から新しい参考書に変わり、より入試問題に近いレベルの問題を解いていってもらっています。その中で、考えても答えにたどり着けず、なにを書いても間違っていると感じ、書くこと自体を回避している問題がいくつもあります。その問題の難易度は度外視して、まずは解らなくとも丁寧に考えて、きちんと問題文に書き込みを行い、自分なりの文章を作ることを、あきらめずに行ってもらえるよう指導を行います。これは国語の一番難しいところだと思います。自分で答えに当たる文章を、本文の中から抜粋することなく書いて説明することは、大変高度な読解力と構成力が必要になってくるからです。その難しい域まで国語力は辿りついています。たとえ答えにたどりつけなくても、自分が考えた手がかりを残していくよう記述しておけば、書くことで頭の中に記憶され、整理され、次回解説を行う際の理解展開に大きな差が生じます。その行為は次回の答えに近づくための布石になるのです。手がかりを多く含んだ解答は、たとえ完遂された100点満点の答えではなくても、部分点を生み、のちに自分の考え方と、解説とを比較して「次回への100点満点に近い考え方」を生みだす足掛かりになります。どれほど難解な問題であったとしても、決して空欄を作らないよう徹底させることが、今後の課題であり目標です。また漢字の書き取り、四字熟語、ことわざ、慣用句などは日々の積み重ねが大切なので、これからも続けて暗記していただく予定です。

【理科】

(授業中の様子、実施事項および問題点など)

日中も涼しくなり、夜も冷え込み始めているこの頃です。体育系・文化系・お祭りなどの行事も終わり、受験に向けて気を散らすものもなくなって来ました。周りの受験生たちもラストスパートに向けて怒涛の勢いで突入していきます。その流れに乗り遅れることのないよう、しかし焦ったりはたまた気を抜いたりする事のないように着実に地力アップに努めてもらいたいものです。

さて今回の学習内容です。毎回の小テストは概ね9割ほどの正答率といったところです。物理・化学分野ということもあり計算問題も多く出てきていますが、その都度式を立てて解くということが出来ています。語句も正しく覚えられており、基礎知識が頭に入ってきているようです。テキストはきんきの中入を中心に進めていきましたが、ようやく一周解き終えたというところです。今後は一度間違えた問題を解き直すことにより、確実な定着を図っていく予定です。今回学習した単元で言うと、流水のはたらき・地層の分野では、いくつかの柱状図を手がかりに指定された部分の地層の柱状図を描く問題で悩んでいました。鍵になる層から地層の傾きを正しく読み取るように指導しています。地震の単元では、P波・S波などの用語やグラフの見方について学習しました。緑のテキストでは以前触れてはいますが、グラフからの数値の読み取り方などが曖昧だったので、こちらも確認しました。水溶液の識別のところでは、そもそもの水溶液の溶質がどういうものなのか、を再度確認しています。実験結果から何がわかるのかなどについても、簡単な一覧表を作ることで整理しつつ考えるよう指導しました。また中和と酸・アルカリのところでは、蒸発後に残る固体が何なのかを、実験結果から推測するよう指導しました。ポイントとなるところについては、比較的多めに時間を割いて説明しました。これは化学分野全般に言えることですが、実験結果から「出題者は何を伝えたいのか」を考えるよう話をしました。天体分野では月・太陽の動きなどが中心でしたが、概ね対応できていました。天気分野の飽和水蒸気量の問題についても、湿度の公式をうまく用いて答えることが出来ています。

前回の報告書の時点では、なかなか学習に身が入らない、保護者様がそばにいらっしゃらない時は学習が進んでいない、などのお話を伺っておりました。しかし最近伺った際にはお祭りなど浮き足立つ行事なども一段落したせいか、気持ち的にも実際の学習についても幾分か前向きになったという話を聞きました。理科の授業でも提示していた課題をまたきちんとこなす様子が見られますので、私としてもほっとしています。

(今後の対策および予定項目)

今後はきんきの中入の二周目を中心に、再び過去問へ取り組んでまいる予定です。今現在は過去5年分がありますが、それ以前の問題もすでに手に入れておりますので、随時利用していきます。自室の壁には「試験まであと何日」というカウントダウンもあり、いよいよ最終コーナーを周るところです。その話題を出すととても嫌な顔をしていますが…全力でやり抜けるようサポートしていきます。

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希望への道 2012・08/15 ー 2012・09/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習については非常によく頑張れています。難しい問題についても解けるようにしようとする姿勢が見られますが、スタミナがもう少し欲しいところです。最初は難しいものでも意気揚々と取り組むのですが、難しいと感じるとすぐに気持ちが萎えてしまうようなところがあります。そして解説を経て理解ができるとまた積極的に取り組んでいます。もちろん難しいものにあたると、気持ちが萎えてしまうのも分かるのですが、そこを乗り越えて細かく考え、そしてヒントを繋げて解答を導きだすというような作業に積極的に取り組めるようになればもっと大きくレベルアップすることができます。実際に宿題の段階で間違えていたり分からなかったりする問題についても、もう1歩で解けていた、もう少しだけ深く考えることができれば解けていたというようなもの非常に多くあります。これらのものを全て得点源にできれば非常に大きな力になります。そして根気をもってもう1歩考えるという作業に必要なのは、面倒くさがらずに丁寧に取り組む姿勢です。宿題についてもよく頑張れているのですが、答え合わせが出来ていなかったり、図をかいていなかったりなどということがまだまだ見られます。宿題でできていなかったものでも、式と図を丁寧にかいて分かった順に数字を図に書き込んでいけば、そのまま正解まで繋がることもよくあります。今後の学習指導においては、その場で考えるということにこだわった学習を行います。毎回過去問の中から未知の問題を使用してその場で考えて答えに繋げてゆくという学習を取り入れます。弱点補強に加え、図や式を丁寧にかきじっくりと考える姿勢が身につけばより大きなレベルアップを果たすことができます。この調子で頑張っていきましょう。

(授業内容と今後の予定)

今月は白陵の過去問とともに岡山白陵の過去問にも取り組みました。白陵の過去問については1次の問題がおおかた取り組めたので、2次の問題とともに岡山白陵の問題を進めてゆきます。岡山白陵の問題については白陵のような偏りが少なく、どちらかというと広範囲に渡って標準レベルの問題が並んでいます。実際に取り組むと、白陵ではあまり出題されないものの標準的な問題についてはまだまだ苦労しているようです。今後はまず岡山白陵で出題された問題を使用して広範囲の復習とまだ学習していない範囲の学習を進めます。そしてそれらの知識をもとにして白陵過去問の2次と岡山白陵の過去問の中で難易度の高い後半部分の問題に取り組んでゆきます。白陵の2次の問題については今のところは大きく波があります。できるものとできないものの差が大きく、出題された問題の範囲によって大きく得点が変わるような状態です。今後の学習指導においては白陵の2次においても岡山白陵の問題においても問題の種類による点数の偏りを無くし、コンスタントに合格点を確保できるようになることを目標として進めていきます。白陵の1次の過去問をひと通り通したことから弱点が明確になっていますので、今後はそれを集中して潰してゆくことと、岡山白陵で出題されるような問題を潰してゆくこと、そして難しい問題に出会ったときに考えて答えに繋げていく姿勢を身につけることを重視して学習指導を行います。

【国語】

先月からずっと注意して問題を解いてもらっていた要点部分の抜き出しと、それらをまとめた記述に、少しずつ改善がみられるようになりました。それは問題文にあわせて本文全体からキーワードを探しだすようになったところや、無条件で本文の後半に要点があるなどとは思わなくなり、きちんと要所を比較しながら記述していく姿勢を、じかに隣で見ることができたからです。また字数指定の条件があるときには、きちんと問題文に丸をつけて、気をつけて答えを書いているのも確認できました。それに今回は文章の中に線を引き、その線と比較されている箇所を探し出して同じく下線を入れ、比較されていることを文章に書き込んでいました。文章に書きこむことが、国語の勉強を支える土台だと私は考えていますので、答えがあっていることももちろんですが、下線をつけて、しっかりと文章を読んでいる跡を見つけることができたことが、何よりうれしかったです。実際その問題の問いに対する答えは、完璧な答えにかなり近いものでした。本当にすばらしかったです。昔は記述が不得意で、おおよその勘に頼るような答えの書き方をしていましたが、今ではそのような答えを書くことはありません。的確な書き込みができるようになったら、国語の点はさらに伸びることになります。

しかしまだ気をつけないといけない点はいくつかあります。その中で早急に直さなければいけないのが、記述をするときに主語をぬかすという点です。主語が明確な文章を作ることができないと、その文章自体が未完成なものとなって、あいまいな文章となってしまいます。なぜそのように主語を抜かすのかを、隣でみて推察するに、まず文中から答えとなりそうな関連文を見つけると、勇んで文章をまとめ、答えを書いてしまうということが挙げられます。また自分の中で主語はわかっているので、主語をどうしても書かなければいけないという意識が欠けるのでしょう。この二点において、記述は未熟なものになっていることが多々あります。今月はすべての問題でこの主語抜きの癖を、徹底的に直させます。さらに答えとして書いている文章を復唱させ、自分の作った文章が、初見の人にとってもきちんと理解できる文章を作っているか、それをチェックしてもらうようにしています。

また今月から新たに参考書が変わり、上・下ともに入試問題レベルの問題が出題されています。すでに、上・下両方のレベルの問題に耐えられるところまで力をつけることができていると私は思っています。毎回上・下両方の参考書から問題を出して、注意深く本人の苦手な箇所をつぶしてまいります。続けてもらっています漢字の書き取り、四字熟語、ことわざ、慣用句などはこれからも続けて暗記していただく予定です。なかなか暗記することは難しいことですが、これらの言葉に慣れて、その意味を正確に知っておくことは、なにより不可欠なことであると考えています。本人のペースで無理のないよう暗記をしていっていただきます。

【理科】

(授業中の様子、実施事項および問題点など)

なかなか秋の足音が聞こえてこない残暑厳しい時期です。夏休みの生活サイクルから学校を中心とした生活に切り替えるのに苦労する時期ではあります。まだまだあると思っていた時間がそろそろ少なく感じられてくる時期です。常に受験生であることを意識し、自分の持っている時間を有効に使えるように計画を立てて日々の学習を進めてもらいたいものです。

さて今回の学習内容です。青のテキスト(物理・化学分野)のテキストを小テストとして利用し始めました。小テストの出来は良いです。時間を掛けて準備してきており、計算問題も数値の丸暗記ではなく、自力で導き出せるように練習をしてきています。授業ではきんきの中入のテキストを中心に進めていきました。今回は化学分野の内容が中心になりました。もののあたたまり方、ものの燃え方と気体の性質のところは知識もあり、よく答えることが出来ていました。記述で答える問題での答え方について指導しています。気体と質量(反応と比)のところでは、表から必要な数字を読み取って利用する、というところが出来ていませんでした。問題文を正しく把握していないところがありましたが、一緒に読んでいくと意味が取れたようで鉛筆が動いていました。食塩水と濃度のところは比較的スムーズに立式・計算と出来ていました。溶解度のところも、濃度計算に絡む出題のされ方でしたが、溶質・溶媒・溶液といった数値を取り違えることなく立式・計算が出来ていました。同時にきんきの中入の植物・動物分野を宿題に出していましたが、こちらの単元はどれもよく出来ていました。理由を答えるところの記述の仕方が甘いところが見られたので、落としてはいけないキーワードや文末の結び方などについて指導しています。

また、以前解いたところを再度やり直す、といった宿題を出していましたが、それに対してものすごく時間がかかるというお話を伺いました。また、解いて丸付けしてやり直しまでを宿題に出していたにもかかわらず、解くだけでおしまいというところも何度か見られました。内容が難しいのか、量が多いのか、それとも他に理由があるのか、瑞葵さんとも話をしましたがこれらの理由が入り交じっているようなお答えでした。勉強をしなければならないことは頭ではわかっていながらも、全力で前向きになれない。しなきゃいけないことが目の前にありながらも、そうでないものに気を取られてしまう。といった様子でした。この辺りに関しましては難しい一面もありますが、単に本人の気持ちの問題として片付けるのではなく、しっかり話を聞いて良い方向へと導けたらと考えております。ご家庭でも瑞葵さんに対する叱咤、激励、気配りを今まで通り続けていただきたいと思っております。

(今後の対策および予定項目)

本格的にきんきの中入を利用し始めましたが、さすがにあれこれ考えなければならない良問が多く、正に正念場を迎え始めています。学習内容そのものも大切ではありますが、それ以外の気持ちの維持に関しましてもサポートしていきたいと考えております。

【岡山白陵中学校・岡山白陵高等学校:http://www.okahaku.ed.jp


センター数学1A2Bで得点率90%を確保する勉強方法

【準備万端】

筆記用具(鉛筆、消しゴム、赤ペン、青ペン、黒ペン、修正テープ)を準備する。

(1)鉛筆:ジタバタする。

(2)赤ペン:答え合わせする。

(3)青ペン:公式とか役立つ情報を書き留める。

(4)青ペン:日付とか時間帯、問題番号等を書く。

(5)4ステップ(数研出版)を準備する。お手頃だから。

(6)センター過去問(河合出版)を準備する。使い易いから。

(6)B5ノートを30冊ほど準備する。

【勉強開始】

(1)4ステップに挑戦。

1ページ1問として割り切る(ノート1冊に58問)。

単元別にノートを分ける。

ページ毎に問題番号、日付等を上部に書く。

あぁ~でもない、こぉ~でもない、と問題と格闘する。

とりあえず自分の答えを導き出したら答え合わせする。

パッパッと答えだけを合わせる。

正解すれば○、不正解ならば×。

決して正しい答えを書き留めない。

単に×をつけるだけ。

×になったら再度、ジタバタする。

ひたすら正解に繋がるまでジタバタ・・・。

何とも出来なければ一先ず観念する。

ただし、そう易々と観念してはならない。

少なくとも3日は考える。

それでも解けなければ回答解説を見直す。

自分に無い理解を発見出来れば青ペンで該当ページに補足事項を書き留める。

けれども決して答えは書き留めてはならない。

そのうえでさらにジタバタする。

とにかくジタバタする。

ピンときて自分の答えを導き出せたら答え合わせする。

この時点で、だいたい正解しているのがほとんどだ。

それでも正解していなければ、しばらく寝かせる(後でする)。

ノートの問題番号や問題集の問題番号に×をつけておく。

時間が経てば再びやってみる。

こういうことの繰り返しで1単元を完了させる。

さらに繰り返して1科目を完了させる。

気が付けばジタバタノートが出来ている。

見返すだけで、その時の記憶が蘇る。

同時に学力が身に付いていることを実感する。

そして次のステップに移る。

(2)センター過去問(ざっと18カ年分)に挑戦する。

見開きページを1問として割り切る。

例えば2013年本試験数学1A第一問[1]とか。

そして、いきなりテストする(内1カ年)。

数学1Aで60分。

数学2Bで60分。

それぞれで点数を出し、項垂れる。

序でに凹む。

不甲斐無さに遣り切れない感をあらわにする。

それでも冷静感を取り戻し、課程毎に計画を立てる。

もちろん嫌いなもん順。

予め点数÷100点×60分で相当時間数を算定する。

算定時間を設定し問題を解いてみる。

リミットがくれば答え合わせする。

正解していれば○、間違っていれば×。

得点率を算出する。

ちなみに決して答えを書き留めない。

4ステップの時と同じようにジタバタする。

こういうことを課程毎に全ての問題で行う(内16カ年分)。

全ての問題で満点を確保することが出来る自信を持つ。

締めのテストをする(内1カ年、最後の過去問)。

得点率を見出だす。

最初のテストと最後のテストの得点率を比べる。

得点率に差が無ければ凹む。

得点率に大きな差(向上)があればテンション上がる。

忘れてはいけないのが最後のテストにおける間違い問題でジタバタすること。

有頂天になっていないで最後の最後までキチンとする。

準備した全ての問題を自分の力でヤリ遂げる瞬間を得る。

つまりそれは達成感を得るということ。

同時に努力をした向こうには必ず次なる問題が潜んでいることを知る。

これは歩き切った者にしか分からない。

これが努力が報われた証拠。

困難に立ち向かう喜びを得るのだ。