6時間で微分積分を完了することは十分可能。

【微分】を本日水曜日に完了し以後、肉付け続行。

また明後日、金曜日には【積分】を完了し肉付け。

夏休みはやはり成功成長を果たす必要があります。

だからこそ、無理を強いても支える醍醐味がある。

自分なんかに合わせて勉強してたら出遅れるだけ。

合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(7)

希望への道 2012・07/15 ー 2012・08/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習・宿題ともによく頑張って取り組めていますが、時々気が抜けているのではないかと思う瞬間が何度かありました。授業中でもふとした瞬間に気持ちが抜けるのか、座って取り組む姿勢が悪くなっていたり、図を描かずに解こうとするなど少し解答に取り組む際に適当な態度で取り組んでいたりなどということが時々見られました。もちろんその都度注意してその場で改善できていますが、ふと集中力が途切れる瞬間があります。受験に向けての気持ちについてまだまだ甘いところがあるように思います。わずか1点で合否が分かれるようなぎりぎりの勝負を今後も行っていかなければいけないという状況の中で、気持ちの面での甘さは命取りになりかねませんので、今後このような甘さは完全に排除していかなければなりません。特に最近は知識の面ではだいぶ多くの内容を身につけることができてきていますので、今後の学習においてはそれを利用して応用させていく内容が中心となります。新しいことを覚えるという学習もまだまだ必要ですが、それ以上に難易度の高い問題に当たった際に自分の力で考えて解答に到達するという思考力を鍛えていくことが重要です。今後の学習指導においては特に白陵中学の2次の過去問を中心に使用して、考える力を鍛えていきますが、その学習を通して特に記述面を中心に甘さを完全に排除するという姿勢で取り組んでもらいます。そしてその作業を通じて全体的に気持ちの甘さを払拭することについても目標のひとつとして学習指導を行っていきます。

(授業内容と今後の予定)

今月も新たな知識のインプットと過去問を使用した問題練習を中心に学習しました。白陵1次の過去問については平成23年度と平成17年度の2年分を除いてひと通り取り組めています。間違えた部分の復習についてはまだまだ残っていますが、間違えた内容についてひとつひとつ順調に克服できています。今後もこの調子で進めていきましょう。ただその一方で一度終了した過去問について満点を獲ることがなかなかできていないようです。少し復習の面で改善するべき内容があるように思います。単に解き方を覚えるのではなく、そこには必ず理解を挟まなければ一度身に付けた内容についても忘れてしまいますし、また応用がなかなかできません。まだ自分の知識を応用させて考えていくという力が充分ではありません。また姿勢という面でもこれから鍛えていく必要があります。今後の学習指導においては出来る限り「考える」という内容を重視していきます。それも例えば割合の複合問題や割合・相似をもとにした求積、倍数・約数をもとにした抽象的な数の問題など苦手な内容を中心にして考える機会を増やしていきたいと考えています。まだまだ覚えるべき内容も残っていますし、やることもたくさんありますが、その場その場できちんと消化できているので頑張って乗り越えていきましょう。

【国語】

先月同様今月も『本文中から答えと思われる箇所を探し出し、要点部分に線を引き、それを答えの欄に書く。決して見当違いなものではないが、答えではない。本文の前半にあるキーワードを素通りし、後半のキーワードがまとめて書かれている場所が、無条件で答えだと思う』これらの悪い癖を払しょくすべく、さまざまなジャンルの文章問題にチャレンジしていただきました。なかには公立高校の1.2年生のまとめにあたる参考書の文章問題や、他の私立中学過去問も含まれていました。この一カ月、本人に「質問文が聞いていることは何なのか?」「その答えが具体的に載っているのは文章中のどこなのか?」「決して文章の後半ばかりに答えは載っていない」など、繰り返しアドバイスして参りました。また問題文と自分の答えを、答え合わせの前に1分間見直させ、問いと自分の答えの記述が食い違っていないか、字数の条件は守られているか、「誰の行動」「誰の心情」といった主語述語を明確にして記述をおこなっているか等を、確認してもらいました。すると今まで以上に良い正解率で、白陵の過去問題を仕上げることができました。本人にもそれが分かるらしく、問題をしていて手ごたえを感じていたと、感想を言ってくれました。それに、記述するときに今まで以上に問題の質問文を気にし、具体的に書かれている箇所を探したとも聞き、大変嬉しく思いました。実際答え合わせをしてみると、先月と変わって答えがしっかりと書かれ、質問文を踏まえた箇所を選んで書かれているのがわかります。正確に答え同様の答えを書くことは、かなり難しいことですが、その一歩手前までかけるようになっています。これは本人がていねいに文章を追いかけた結果です。最後の詰めまでいかなくても充分点数になります。満点がもらえずとも、答えの趣旨に合わせてかかれた一歩手前の答えは、実際の入試で充分に加点してもらえるのです。

今後もさらなる読解力向上のために、さまざまなジャンルの文章問題を、好き嫌いなくしっかりと解いていってもらいます。と、同時に宿題でも見受けられることですが、答えに空欄を作らないことを、今月の目標にしていただきます。といいますのも、国語の問題は一つの文章から問題を作るため、全ての問題は関わりを持ちつながっています。ですから、ある問題を丁寧に考えることは、他の問題を考えることにもつながります。そのため、わからない問題でも分かることはきちんと書きこんでほしいのです。時折答え合わせの時に「ああ、ここ、書いとけばよかった」とか「文字数が少ないから、答えはちがうと思って、書かなかった」などど、実にもったいない事を言ってくれます。空欄のままでは確実に0点ですが、書きこみをして趣旨にあっていれば、加点してくれるチャンスです。分からないながら書いていた答えがそのまま正解ということも珍しいことではありません。決してあきらめず最後まで空欄を埋める努力を重ねることを癖づけてもらいます。また今月も漢字の暗記(中学1~2年生レベルを)を引き続き暗記してもらいます。難しい漢字が多く、何度か暗記のやり直しを命じることもありますが、辛抱強く頑張ってくれているのでうれしいです。また今月から四字熟語の暗記が始まりました。暗記に時間がかかって大変ですが、大変訳に立ちますので、今後も頑張って暗記を行って頂きます。

【理科】

じりじりと照りつける夏の日差しに、学習も捗らない日々が続いていることと思います。夏休み始めに立てたであろう学習計画も、どうしても中弛みしがちな時期に差し掛かってはいますが、持ち前の粘り強さと豪快さで、残り少ない日にちを有意義に過ごしてもらいたいものです。

さて今回の学習内容です。毎回行っている緑のテキストを利用した小テストも、毎回ほぼ満点を取るような準備が出来ています。最初の頃はテスト前に覚える時間を「もう少し欲しい」ということがありましたが、最近はすんなりテストから始めることが出来ています。地層・地震・天気・湿度など細かく覚えておかねばならないところが多い単元ばかりではありましたが、よく出来ていました。ちょうど二周をこなしたところですので、一旦お休みし、次は青のテキストを小テストに使って物理・化学分野の基本事項を確認していきたいと考えております。今回はテストのやり直し、過去受けられたテストの見直し、新しく準備した問題集(きんきの中入)の三本柱で進めていきました。まずは直近のテストのやり直しについてです。月と地球の単元では、親御様もおっしゃられておりましたように、あれこれこんがらがって覚えてしまっている部分が見られました。それらの説明を聞くことで、納得することが出来たようです。ここでは必ず太陽・地球・月の位置関係を図示し、その図を見ながら考えるように指導しています。日周・年周運動についても同様に取り組むように指導しました。その他天気図と台風、水溶液と中和のところに関しては、数値を間違えて覚えてしまっていてミスをしたり、知識があるにも関わらず問題の大切なキーワードをを読み落としたりしての失点などが見られました。比較的得意な振り子の運動に関しても、後半の問題にどう応用するべきかが閃かないというところが見られました。それぞれどう思考を重ねていくか、について説明・指導しています。過去の問題に関しては解いて丸付け・やり直しまでを宿題にしています。やり直しの際、答えを見てもわからなかったものだけ説明をしていますが、それらの中でも正しく読めていなかっただけという失点が幾つかありますので、この辺りの精度を上げていくことが今後の課題となります。きんきの中入のテキストですが、まずはてこ・滑車などの力学の単元を実施しました。この単元は比較的順調にこなすことが出来ています。途中から回路と電流の単元に入りましたが、実際に回路を考えて書くことが今ひとつ苦手なようです。ここは入試でもよく出題されるところですので、ひと通り終えたあと再度確認する予定でいます。

(今後の対策および予定項目)

緑のテキストが一段落したことを受けて、青のテキストを小テストに使用していきます。またきんきの中入のテキストを主教材として9月いっぱいまでには一周を終える予定でいます。過去問や過去のテストなども上手に利用しながら、得意分野の精度アップ、苦手分野の克服に時間を使いたいと考えております。

【岡山白陵中学校・岡山白陵高等学校:http://www.okahaku.ed.jp

5年前にした約束

(卒業生)メールそっちに届かへん設定になってるみたいで、よくわからんからこちらで連絡してみた。お盆帰るで

(和田成博)8/13まる一日フリー。予定合えば、どう?。。。いつもの如く自分の都合最優先でええで。

(卒業生)13は丸1日伊丹病院の見学してるわー。というわけでちょうど近くには行くけど、残念。夜が空いてるとは思うんやけど、病院によってはその後ご飯連れて行ってくれたりするから絶対空いてるとは言い切れんなあ。

(和田成博)いよいよ社会人の準備やな~!!、そんなん気にするな。いつものことや。後回しでええ。◎◎が、先生、になるわけだ。小6から知ってるだけに嬉しいね~

(卒業生)そうやねん、そろそろ先生なるねん。もう毎日白衣着て病棟おるからなあ。13日、もしはよ終わったら、一応連絡するわー!。でも、家族やら他の予定入れといてくれて全然大丈夫!。そんときはそのまま帰るしー。

(和田成博)いよいよ小2の夢が叶う瞬間やな。その暁には5年前にした約束を守りに出向かせてもらうわ。ま~覚えてへんやろけどな~ww。白衣か~、俺が持ってる白衣とはぜんぜんちゃうやろな~(笑)))8・13は大丈夫や。1日空けとくつもりや。だからと言って気にするな。

(卒業生)微妙に違う、小4やw。約束は逆にいっぱいしてる気がするからどれのことか覚えてへんわw。まあ普通に16時くらいまでは絶対あるから!笑

(和田成博)記憶力も年齢と共に衰退していくようだ・・・汗。俺ももう歳やな~。すまん。盆も正月も無い職種やもんな~。了解だわ!、当日はいつもの如くテキトーな感じで宜しくww

(卒業生)別にええけどもw。おけ!テキトーで!

(和田成博)俺が小2で、おまんが小4、思い出した。あ~スッキリした。

過去ブログ『特別な意味を持つ合格』http://www.jyukenjyuku.jp/blog/?p=1306


合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(6)

希望への道 2012・06/15 ー 2012・07/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習については非常によく頑張っています。また宿題についてもよく頑張れていますが、問題に取り組む姿勢を見ていると、少しだれてきているような部分が見られます。時間を計って問題を解くというような場合には計算間違いもほとんどしなくなりましたが、ただ単に問題を解くという段階においては、計算間違いがまだまだ見られますし、問題の読み間違い等も宿題に段階でときどき見られます。今後の学習を行うにあたって、少し気持ちを引き締める必要があるように思います。今後の学習指導においてはテスト形式の問題練習と過去問を中心に行います。実際に合格できるかもしれないという気持ちを自分の中で持つことが、学習に向けての一番の動機になるようなので、今後はまず自信をつけること、そしてそのために必要なことをやるということを目標にして学習指導を行います。1度宿題で解いてもらっていた白陵の過去問で1次・2次の合計点を計算した際に合格最低点に届きそうなことがありましたが、このときだいぶ気持ちが高ぶっているようでしたので、今後も目に見える形で点数化するという作業を入れながら先へと進めます。

(授業内容と今後の予定)

今月は白陵の過去問について平成元年までの1次の問題を全て解きました。各年度においてまだまだ満点とはいかず、2ー3問の間違いがあります。この直しについては夏休み期間中に行いますが、今回のこの作業を通して彼女の苦手な範囲がだいぶ浮き彫りになってきました。今後とも学習指導においてはこの範囲について重点的に基礎から学習指導を行いつつ、同範囲の問題について応用問題にてアウトプットの練習を行います。またこの内容については既に開始しています。今月は倍数・約数などの整数問題、円の面積をからめた図形の問題について学習しました。特に整数の問題についてはだいぶ穴がありました。もちろん単に公約数や公倍数を求めるような問題についてはできていますが、それを使うまでに何か別の数を足したり、線分図をかく必要があるような問題についてはほとんどできていませんでした。特に受験生が苦手とする範囲でもあるのですが、彼女にとってもだいぶ苦手な範囲であったようです。また図形の問題については、基本的なものについてはよくできていましたが、等積移動や補助線をひいて変形させるものについてはだいぶ苦手のようでした。両範囲とも基礎を身につけてだいぶできるようになりましたが、今後も問題練習による復習を応用力を身につける作業は必要です。今後の学習指導においてはすでに済んだ範囲の問題については問題練習という形でタイミングを見計らいながら毎回行っていきます。特にこの夏休みの過ごし方がとても重要です。頑張っていきましょう。

【国語】

今月は先月同様に、読解力の向上並びに問題点の改善に努めて頂きました。先月報告書に『以前説明したとおりに本文中から答えと思われる箇所を探し出し、きちんと要点部分に線を引き、それを答えの欄に書く。決して見当違いなものではないが、答えではない』と書かせていただきましたが、今月いっぱい指導をしていて、中々その癖が直らないことがわかりました。どうしても本文の前半にあるキーワードにあたる箇所を素通りし、後半のキーワードが書かれている場所が無条件で答えだと思うのです。そこに根拠はなく、後半の方がまとめで大切だと考えるようです。この考え方は間違いで、点数を下げる考え方であると、本人が宿題をするときにどれだけ意識して答えを記述していこうと思うか、意識改善から進めたいと考えています。また問題文と自分の答えを、答え合わせの前に1分間見直させ、問いと自分の答えの記述が食い違っていないか、字数の条件は守られているか、「誰の行動」「誰の心情」といった主語述語を明確にして記述をおこなっているか等、確認してもらうようにしています。そうすることで、事前に自分でミスを発見することができますし、記述に関して自己の中で確認するルールが出来上がります。このような点数アップにつながるルールをしっかり持って、確実に確認していける子が高得点を出しているのだと考えます。今は無自覚ですが、これ以外にも自己流のたくさんのルールを作り、確実に点数がもらえる答えが書けるよう指導を行います。

また今月は先月よりも多くの問題を宿題にさせて頂き、解説を行わせていただきました。難しい問題にも好き嫌いなく解いていってくれる姿勢は感心致します。間違えた問題には時間を区切り、書きこみと、下書きを行ってもらいます。はっきり分かっている事を下書きで書いておくことで、部分点を確実に自分のものにできます。一点を争う入試では大切なことです。また書きだしてくれた書きこみや下書きから、どこまで文章を理解して解いていっているのか、こちらもしっかりと把握することが出来ます。今月は時間をかけて、この二点の事を重点的に教え込んでいく予定です。さらに今月から漢字の暗記(中学1~2年生レベルを)を引き続き暗記してもらいます。難しい漢字も多くありますが、一生懸命覚えてくれているので、大変素晴らしいです。あと先月で同音異字は終了し、四字熟語の暗記が始まりました。四字熟語は私が意味を読み上げ、その意味の四字熟語を書くと言う方法ですが、難しいらしく苦戦しています。しかし慣れれば多くの意味を理解することが出来るようになります。最近の読解文の中には四字熟語を効果的に使って、文章を説明しているものがいくつもあります。今後の頑張りに期待をしています。また慣用句(体のパーツに関するもの)も苦戦しながら頑張ってくれていますのでこの調子で頑張っていただきたいです。

あともう一つ。最近多々授業中に眠くなることがあります。頑張って起きようとしてくれていますが、ぼーっとしてしまっては、せっかくの説明を聞き逃してしまいます。暑くなってきて体力が続かない時もあるかもしれませんが、しっかり睡眠をとって頑張ってほしいです。

【理科】

(授業中の様子、実施事項および問題点など)

湿度も気温ともに日に日に上がっており、過ごし辛い日々が続いております。夏休みも目前に迫り、気分も高揚し学習に集中しづらい毎日ではありますが、それは他人も同じ。ここを乗り切れば自分だけのゴールがあります。ライバルたちとの競争も意識しつつ、自分の限界へと挑戦してもらいたいものです。

さて今回の学習内容です。毎回実施している緑のテキストでの小テストですが、ここのところの高正答率をキープできていました。月の動き、星座と星の名前、流水の働き、地層の単元でしたが、9割以上正しく覚えられていました。この辺りはまずは暗記した上で初めて問題に向かうことが出来る、という単元ですので、ひと通りの知識はもれなく身につけて欲しいところです。前回同様に過去問にも取り組んでまいりました。相似を利用しての月と地球の距離を求める問題では、相似を利用するというところから思いつかなかったようでした。与えられている数値などをどう利用するか、というところを自分の持っている知識と照らし合わせながら考えることが出来るように、説明をしていきました。てんびんを利用した、重心とモビールのバランスを考える問題では、あれこれ試行錯誤しながら解き進めることが出来ていました。解いたあとに当てはめて正しいかどうかを考える時と、それを疎かにする時とがあるので、常にたしかめは行うように指導しました。日光と光合成量の問題のところでは、問題と表とを組み合わせながら解かねばならないものでしたが、比較的すんなりと解けていました。また同様の生物分野の問題で、蛹と成長条件を扱った問題でも、最後の何が起こっているのか考察する問題は手が出ていませんでしたが、そこに至るまでの問題はよく解けていました。炭酸ナトリウムの分解や、水の凝固・沸騰に関する問題で出された、「数値を上手に読み解いて問題に取り組む」タイプの出題では、前月同様まだまだ不慣れなところが見られました。何が与えられているのか、それにより何がわかるのか、ではそれをどう使えば良いのか、の3ステップを身につけてもらわねばなりませんが、芽吹くにはもうしばらく時間が必要なようです。

(今後の対策および予定項目)

これまで通り緑のテキストを毎回の小テストに、青のテキストを基本的なことのおさらいに、そして過去問題集を実戦的な思考の積み重ねの練習にと利用していきます。およそ月毎に受けられているテスト問題も上手に利用して、さらなる地力のアップへと取り組んでまいります。今はまだ頭の中に様々な知識がドロドロに溶けている状態で、一つ一つ関連性を持って形作られるにはもう少し時間が必要ですが、良いテンポで進んでいます。いままで話をしていてピンとこなかったようなところも、「こんなような気がする」と答えに近づけるようになってきています。過去問を使用し始めて、若干取り組み方も真剣さが増してきたように見えます。理科は出題される単元によって得点の浮き沈みの激しい科目ではありますが、どこを出されても適切に対応できるように準備をしてまいりたいと思います。

【岡山白陵中学校・岡山白陵高等学校:http://www.okahaku.ed.jp

合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(5)

希望への道 2012・05/15 ー 2012・06/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習・宿題ともによく頑張れていますが、復習の際にもう少し丁寧さが欲しいところです。最近テストで確認する際に、以前のように高得点がなかなか獲れなくなっています。今月から白陵中学の過去問を中心にした課題にしていることもあって、難易度は今までに比べると当然上がっていますが、それにしても1度やった内容であることには変わりがないので、確認テストの際は以前と同じように満点を獲ることも充分可能です。少し気持ちの面でだらけているようなところがあるのではないかと思われる部分があります。授業中の学習についてはよく頑張っていますし、宿題についてもよく頑張れていますが、細かな部分に少し中だるみのようなものを感じます。ここで決して気を抜かないように気持ちを引き締める必要があります。またその反面、難しい内容をクリアできたときや過去問を採点した際に合格最低点に手が届きそうになっていたときにはとても嬉しそうな表情をしていました。今後の学習指導においても白陵中学の過去問を使用した学習を継続して行います。まずは白陵中学過去問の1次を全ての年度にわたって一通り解けるようにするという目標の達成を目指して頑張っていきましょう。今後も学習指導においては、間髪入れずに多くの問題を解かせることによってスタミナと集中力を鍛えていきます。

(授業内容と今後の予定)

白陵中学過去問の1次を集中的に学習しています。現段階で平成22年度~平成18年度、そして平成14年度~平成9年度まで通しています。また2次試験についても少しずつ進めています。初見で解いてもらった段階で1次についてはだいぶ得点できるようになっていますが、範囲によって少し波があるようです。5問くらい間違えるときもあれば1問しか間違えていないようなときもあります。今後の学習指導においてはまず7月中旬の段階で1次の過去問につき平成元年~平成22年度までの全てを通してしまうことを目標にして進めます。ペースとしては非常にいい状態で進んでいますので達成は充分に可能です。またこの過去問練習を通して苦手な部分が浮き彫りになってきました。特に図形の問題についてはごく基本的な内容についても知識が抜けており、また考える際にも苦手意識があるように思います。図形以外にもいくらか特徴的な内容がありますが、これらについては過去問練習と並行して集中的に学習を行います。全ての年度の1次を通してしまった後にはさらにはっきりと今後やるべき内容が明確になっていることでしょう。1次の過去問練習が終了した後には、苦手範囲を集中的に学習します。そしてある程度苦手範囲を潰し、全体的に知識の穴が無くなってきたら今度は集中的に2次試験対策を行います。精神面で少し心配な部分もありますが、学習のペースとしては良い形で進んでいます。決して気を抜くことなく、この調子で頑張っていきましょう。

【国語】

今月は参考書『下巻』の問題をたくさんこなしていただきました。『上巻』での問題より少しテーマや内容理解が難しい問題が含まれるようになっていますが、躊躇することなくしっかりと問題をこなしてくれました。お渡ししている練習プリントも同じく一生懸命に行ってくれています。しかし其の中で不正解だったもののいくつかは、本人の質問文の取り間違え(いわゆるケアレスミスできちんと質問文を読んでいない)が多くありました。○○文字で書きだしなさいや、段落の始めの二文字を書きなさいなど、聞かれ方は多種多様です。本人も自分が質問文をきちんと読まないばかりに発生するミスの存在を認識しています。しかし今のところその数が減ったという感じはいたしません。宿題であっても終われば必ず答えの書き方にミスがないかの確認を行うように言っていますが、確認させた後から書き間違えの不正解が出てきたりします。このため私が答え合わせを行う際に、もう一度質問文を見直しさせ、書き方に間違いがないか再度本人に質問文に印を入れ直させる、再チェックを行っていただく予定です。また模試で結果が良くなかった問題文は、本人がしっかりと間違いを認識し、答えの導き方が分かるまで、とことん説明を行うつもりです。特に今回点数をさげた要因の記述の仕方を、もう一度本人に説明を行います。と、いいますのも正確な答えを書けずとも、筋道をたてて答えを作っていけば、部分点は必ず取れるようになります。また答え合わせのあとに、その筋道を見直し、考え直すことでも確実に力がついていきます。

実は記述問題をする際、私が以前説明したとおりに本文中から答えと思われる箇所を探し出し、きちんと抜き出しする部分に線を引き、それを答えの欄に書いてくれています。決して書かれている答えは見当違いなものではなく、答えに酷似している箇所でもあります。しかし答えではありません。と、言いますのも抜き出した本文は主に、最初にキーワードが出てきた際に説明され解説されている所ではなく、その後そのキーワードや内容を言いあらわした具体例が書かれている後に書かれた、要点の部分にあたります。多くの問題で要点箇所のみを抜き出して、答えの欄に書いてあるのを見つけました。確かに要点の方が端的で、もっともで、何よりシンプルに書かれています。その要点の方を(本人いわくまとまっているしかっこいいと思っています)いつも意識して選び答えに書いているのです。しかし多くの場合、記述文はその解答を見ただけで質問文が想像できるような、丁寧な説明書きが求められています。文章に始めてそのキーワードが出てきた場合、必ず本文にはそのキーワードに対する筆者の細かな説明が入ってまいります。そこを選び出し、なおかつ何に対して説明をするのか?質問文を読み解いて主語を決め、要点の部分の単語も活用しながら答えの土台を作り上げます。そして説明不足の箇所にはまた本文中より語彙を抜きだして補足を行い、その部分に指示語等が含まれている場合は、別の言葉に言い換えます。こうして誰が見てもきちんと説明が行き届いた答えが書けるのですが、始めの本文抜き出しの時から間違えていますので、どうやって正確に記述を書くかということを、時間をかけて問題文を見せながら順をおって説明して参ります。また品詞に関する知識がほとんどありませんので、品詞の説明を行うつもりでいます。

今月の漢字の暗記(新出漢字→中学1~2年生レベル)同音異字(来月で終わります。次は四字熟語を覚えて頂く予定です)慣用句(主に身体に関するものが終了します。つぎは様々な体のパーツに関するものです)どうも模試では漢字の書き取りで点数がとれていません。出来るだけ頻出漢字を数多く覚えて頂くように絞って宿題に足してまいります。

【理科】

さわやかな春の晴れ間も少なくなり、少しずつじめじめとした気候に移り変わりつつあります。学習意欲も体調もやや下り坂に差し掛かる時期ではありますが、ここを乗り越えてまずは夏まで、基礎基本をしっかり身につけて欲しいものです。

さて今回の学習内容です。緑のテキストの小テストについてですが、人体、天体(地球と月、太陽)の単元で実施しました。これらは最近準備もしっかりしており、9割以上は正しく答えることが出来ています。また、以前解いた時や小テストの勉強をするなかで、理解できなかったところや考えにくかったところなどについて、その都度説明をしています。授業ではとうとう過去問に入りました。天体分野を宿題に出していましたが、月の動き、地球の動きなどが絡んだ問題に苦戦しているようでした。また南中高度の公式など定着していないものも見られますので、同時に確認していきました。この単元は同じ時期に受けられたテストでも苦手のようだったので、そちらのテスト問題も併せて解説しています。図の見方や考え方など、どう取り組んでよいか分からなかったようですが、正しく理解できたようです。また過去問では生物分野で、資料から一覧表を作成して答えるというものがありました。以前一度宿題にしたあと、手が付けられていなかったので手順を説明後、再度宿題に出したのですが、あまり触れたことのないタイプの問題だったせいか、手順に従って整理するということに悪戦苦闘していました。また慣れてくると、作業や字がだんだん雑に適当になってしまい、正解からずれていくということも見られました。たまに顔をのぞかせる豪快さ、字の雑さにはその都度注意しています。気体の燃焼および生成量に関する問題でも、データは与えられているもののそれらをどう扱っていけばいいか悩むことが見られました。今現在持っている算数の知識で充分に対応できるものではありますが、それらの知識(道具)の使い方についての指導が、今後の課題となります。これから過去問を進めていく中で、「その時に考え適切に行動・作業する」という問題に多く触れていくことと思います。その際に頭が真っ白にならないように、鍛えていきます。同様に過去問で地層の単元でのボーリング(柱状図)や等高線との対応など一つ一つの問題に時間を割いて解説していっております。その為問題の進み方がややゆっくりにはなってしまいますが、全体として良いテンポで進んでいます。

(今後の対策および予定項目)

緑のテキストでの小テストをこなしつつ、過去問と青のテキスト(二周目)を進めていきます。過去問に触れ始めたときは、現在の知識と過去問のレベルとに若干のギャップがあるように感じましたが、全体を解かせてみるとそう心配するほどのものでもなかったので、ひと安心しています。今後は過去問にあたると同時に、問題演習が出来るテキストを準備し、実戦レベルに程近い良問に多く取り組んでいきたいと考えております。修学旅行も終わり、浮ついた気分も一段落でしょうか。学校のこと、クラスでのことなど勉強以外での悩みやモヤモヤもあるようではありますが、それはそれ、これはこれとメリハリを付けて、湿気の高い鬱陶しい季節を乗り切ってもらいたいものです。

【岡山白陵中学校・岡山白陵高等学校:http://www.okahaku.ed.jp

合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(4)

希望への道 2012/04/15 ー 2012/05/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習については非常によく頑張っています。また宿題についてもきちんと取り組めていますが、暗記については完璧ではないことが時々みられました。特に少し前のものについては、だいぶ忘れていることがありました。暗記自体は本当によく覚えられているときと、あまり覚えられていないときがあり、その差はだいぶ大きいところです。おそらく今後の定期考査についてはこれまでの学習内容についても復習という形でテスト範囲に入ることが予想されますので、今後の学習指導ではこれまでの内容の復習についても力を入れていく必要があるので、毎回覚える内容が増えてゆきます。頑張って覚えていきましょう。

(今月の学習内容と今後の予定)

英語は中間考査の範囲について先取りで学習を行いました。文法の内容としては受動態と現在完了が中心になりました。両範囲ともに教科書に例文として掲載されているような内容のものについてはよく覚えられていますが、違う問われ方をされるとまだまだ混乱することがよく見られます。特に受動態の範囲において、「Be動詞+過去分詞」ということは覚えており、その英作についてもきちんとできていますが、受動態の文章が並ぶ中に受動態ではない文章をいくつか混ぜてみるとそのまま引っかかり、受動態の文章と同じ形で書いてしまうというような間違いがよく見られます。まだまだ理解よりもその場の暗記に頼った学習になっているところがあります。今後の学習においては、上で申し上げましたようにこれまでの内容の復習を織り交ぜて進めていきますが、その際、色んな範囲についての英作をその場その場で行うという形で進めます。普段やっているような英作練習をこれまでの復習にも広げ、より「考える」という作業に集中した形をとって進めてゆきます。その場その場では本当に一生懸命取り組んでいるので、今後さらに考える力を鍛えることができるでしょう。

数学も同様に中間考査の範囲について、教科書の例題・練習問題・節末問題・ワークの問題をほぼひと通り通しました。大半はよくできていましたが、特にワークの範囲においてまだまだ穴があります。それも他のところでは出来ていたにもかかわらず、この問題ではできていないというような内容が目立ちました。数学においても「考える」作業がまだまだ必要のようです。ただ解き方を覚え、そしてそれを思い出すというような学習からもう1歩先へと進んで、問題を見て分かっている情報から「考えて」解答へと繋げる学習が今後より必要となってきます。その一方で単に覚える内容については以前よりもよくできるようになっています。今後の学習については応用力が必要なので、今後の学習指導については量よりもひとつひとつの内容を重視した形の学習指導を行います。具体的には授業にも宿題にも、少し難しめの問題について少し時間をかけて考えてもらうという作業を取り入れていきます。上向きの兆しが見えますので、ここで今以上にレベルアップができるように頑張っていきましょう。

【国語】

今月は今まで頑張って解いていってもらっていました、参考書の『下』のシリーズに入ってまいります。形式は今まで同様中学受験のための基礎能力構築を目的とした内容ですが、『下』シリーズは今まで以上にテーマが難解なものになり、内容理解が正確か、自己の考え方は作者の意図するものと同じかなど、細部に言及する問題が入ってまいります。『上』シリーズを最初に始めた頃とは見違えるように、文章の内容を読み理解することができるようになった今、問題が仕掛けてくる質問内容にも、しっかりと落ち着いて答えられるようになっていると思います。

といいますのも、『上』の最後の総合問題の中にある難易度の高い説明文の回答率が80%以上だったからです。決して問題は簡単ではなく、むしろ出題傾向的には瑞葵ちゃんが得意とは言い難い、選択問題、要約80文字、指示語の説明、文章構成の順序、形式段落並び変え、など全てを含むものでした。しかし問題の解答をチェックする前に、本文の文章に多くの横線を入れているのを見せてもらったときに、私は高得点を出すことがうすうすわかっていました。それは何より問題のページに現れていた、横線=要点線の多さからです。先月から「要点」を書く際への文章構成を鍛えるために、文章の要点になる場所には必ず線を引くよう指導を行ってまいりました。今回しっかりと問題を解いている理由の一つとなっているのがこれだと私は思っています。本文の要点には確実に線が引いかれており、その確実に線が引かれている場所に関連した問題は、軒並み正解を出していました。またケアレスミスを極力出さないための対策として、質問文にも注意すべきところに丸や線が引かれていました。今回、この説明文でのケアレスミスはありませんでした。

以上の事から総合的に見て、私が『上』の巻を終了するまでに身につけてもらいたいと思っている基礎を、順調にクリアしていただけたと思っています。もちろん、この総合問題がすべてを物語るとまではいいませんが、『上』の参考書から、正解を見つけ出すコツ、正解を探し出すコツ、正解を書き抜くコツ、正解を自分で作り出すコツのようなものの基礎は、身に付けて頂けたと思っています。そしてこれらは簡単に人に伝授出来るものではなく、それこそ一つ一つの問題にどれだけ時間をかけて理解していったかという、積み重ねがあってこそのものです。その時間の積み重ねを経験した者は、難易度の高い問題が出題されても解き方にブレはありません。問題に相対した時にわかるものなのです。今後『下』のシリーズ入っても、きちんと書きこみを続けさせ、一つ一つの問題を丁寧に考えることをめざして参ります。それと同時に時間を気にしながら解くこと、また選択問題での迷いを完全になくさせるよう、選択問題の見分け方をしっかり理解していただくのが今月の目標です。

ちなみに漢字の暗記(新出漢字→中学1~2年生レベル、同音異字)慣用句(主に身体に関するもの)毎回テストをさせて頂いていますが、良く頑張っています。随分わかる漢字や慣用句が多くなってきて、本当にすばらしいです。これは今後も続けて参ります。そしてできれば四字熟語や諺も少しずつ覚えていっていただきます。

【理科】

新学年になってもうすぐ2ヶ月、連休も終わりゆっくりと流れていた時間が少しずつ加速し始めてきたのではないでしょうか。浮ついた気分もいくらか落ち着く時期でありますので、しっかりと締め直して学習を進めていきたいと考えております。

さて今回の学習内容です。青のテキストも終盤に差し掛かり、てこと輪軸・滑車、浮力、ふりこの運動など力学の単元を残すだけとなりました。てこと輪軸・滑車については、比を使って重さと距離の関係を利用するのですが、これはすぐに飲み込めたようです。定滑車と動滑車それぞれの特徴についても、きちんと区別して用いることが出来ています。算数にもつながっているので、これは理解しやすいようでした。動滑車を使うと力が楽になる分距離が多くかかるという考え方も、てこと同様ですのでそう詰まらずに飲み込むことが出来ていました。滑車に重さがある場合についても、考慮して解くことが出来ています。浮力については、「押しのけた液体の体積分の重さだけ軽くなる」という考え方も、正しく身についています。液体が水の場合は問題ないのですが、液体が水でない場合、少し戸惑うことが見られました。説明後は密度を利用して正しく解くことが出来ました。振り子の運動についても、周期と糸の長さの関係、おもりの重さには無関係であるということなど区別できています。青のテキストの主だった単元をひと通り終わらせることが出来ていました。同時に過去問にも触れていきました。取り組みやすそうな化学・生物単元をさせましたが、生物のところの一覧表を作成するという問題で、面倒になり空けているところがありました。ひとつひとつの作業の仕方を確認し、再度実施するよう指導しました。また指数を用いた計算なども出されていましたので、その方法についても説明しました。ここはすぐに飲み込めたようです。化学分野での薬品の量と気体の発生量の関係については、よく出来ていました。グラフを読み取って計算をすることについては、とてもよく出来ています。毎回行っている緑のテキストの小テストですが、始めの頃は準備に甘さがあり、もう少しで満点なのに…という点数ばかりでしたが、ここ最近はお母様のおかげでしょうか、今まで以上に真剣に準備をして取り掛かってくれています。非常に助かっております。

(今後の対策および予定項目)

小テストで今までの単元を復習していくとともに、過去問を利用した学習に切り替えていきます。今は緑のテキストを小テストに利用していますが、青のテキストの方も同様に復習を進めてまいります。また過去問ならではの問われ方などについても、それに対する対応の仕方などを説明していきます。今まで各単元ごとにバラバラと断片的だった知識を、この先二ヶ月ほどでまとめていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

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合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(3)

希望への道 2012・03/15 ー 2012・04/14

【算数】

(1.授業中の姿勢など)

[1]良かった点と改善するべき点

授業中の学習・宿題ともに非常によく頑張って取り組めています。最近特に計算での間違いは少なくなっています。テストをさせても最近は計算で間違えるところを見ていません。全て正解できています。日頃の授業の中や宿題の段階で文章題に取り組む際にはまだまだ計算間違いで×になっているところは見られますがそれもだいぶ数が減ってきています。テストとして計算に取り組む際には式を丁寧に何段にもわたって書いて解いていますが、文章題に取り組む際にはまだときどき頭の中で計算をしようとするくせがでてきています。大きくはその違いが現れているのだと思われます。

[2]対策

常に丁寧に式を書いて解くという姿勢を徹底することができれば、まず計算で間違えるようなことはないでしょう。どんな場合でも丁寧に取り組む、という姿勢を日頃から維持できるようになることが今後の目標です。今後の学習指導においても計算式については丁寧に書くという作業を徹底させます。暗算で答えを求めた場合、答えが正解であっても再度やり直しをさせます。計算ひとつで明暗が分かれるのが入試である以上日頃から習慣付けることは非常に大切です。

[3]授業内容

今月は白陵の算数ⅦーⅩと題して、旅人算・流水算・通過算・時計算・消去算について学習しました。例題レベルの問題については非常によくできています。旅人算について線分図を複雑に組み合わせて考えなければならないような問題や、流水算で少し方程式の考え方が必要になるような問題については少し苦労していましたが、最終的に理解ができていました。各練習問題についても比較的よくできています。全ての問題を完璧に正解させることはまだまだ難しいようですが、最近解説を行う際に途中で「分かった」と言って最後まで解くことが非常に多くなってきています。ヒントひとつで分かる場合もあれば、問題文を一緒に読んだだけで分かる場合もあります。特に後者の場合は最初からもう少し考えていれば最後まで自力で解ききることができていた内容だと思われます。日頃から問題を解く際に、あきらめる前にもう1歩深く考えるという習慣を身につけることを目標にしましょう。そうすれば本番の試験でも同じように、迷った問題についても正解に到達できるようになります。合格のためにはこうしたちょっとしたことの、ひとつひとつが大きな力になります。丁寧に式や図を書くこと、暗算をせずにきちんと筆算で解くことも同じです。合格のために、これら全て身に付けてしまいましょう。また今後は先の範囲に進むと共に、同時進行で済んだ範囲の応用問題にも取り組んでゆきます。今度は多くの問題にあたって応用力を鍛えていきましょう。

【国語】

今月は先月力を入れて説明をしてきました、説明文の中での段落の役割や関係、つなぎ言葉(接続詞)の理解確認、定着確認を行いました。まず理解速度を見るために、問題を用意して、じかにその解き方を見させていただきました。すると、先月にはなかった多くの「話題」や「要点」「感情語」などが書かれている文章に、線を引いていることがわかりました。先月には真っ白で、どこを本人が話の「要点」にしているのか、またどこまで文章の中にある「話題」に気づいているのか、わからずじまいでした。しかし今月は違います。文章を読むたびに線を付けて、しっかりとポイントを押さえていることが確認できました。またつなぎ言葉(接続詞)の問題は、今では彼女の点とりポイントであると言っても良いくらいの、正解率をたたき出すようになりました。このひと月で、彼女が接続詞の問題をまちがえたのは、たった1問です。それは実際の白陵の過去の問題を行ってもらっても如実にあらわれ、パーヘェクトに正解をしてもらえた時には、大変うれしかったです。

またこの「要点」に線を引いてもらうのは、理解力を高めるだけでなく、見直しの場合にも役に立ちます。難易度の高い問題である「この文章の要点を80文字前後で書きなさい」と、言ったまとめ問題の、文章全体を組み立てるための大切な要点になっていることが多く、線を引いている今は、相乗効果的に彼女の書く要点は前回よりずっとよくなってまいりました。今後はさらに書く事のテクニックを教えていくとともに、テスト用の書き方(時折話し言葉を使って書く癖があります)や、まとめ方を教えて参ります。

そして今月、特に気になったケアレスミスの改善に取り組んでいただいきます。と言うのもケアレスミスとして多かったものは、問題文への理解不足、簡単に申しますと、きちんと読めていないことにつきます。今回、文章をしっかり読んで意識して線を付けてくれるようになったのは大変良いことなのですが、今度は今まで問題文に注意するように線を付けていたことを省略するようになり「○○文字で書きましょう」「文章中の言葉を書きぬきなさい」「解答が~なことと、続くように答えなさい」などのような、答えに条件があるような問題の書き方を忘れて、解答する箇所が続きました。今後は問題文にも線を付けてもらい、このようなミスを徹底してなくしていってもらいます。

加えて毎回出させていただいています同異義語の漢字テストに関しましては、覚えにくい漢字を一生懸命覚えようと頑張ってくれているのが伝わります。もちろんテストで書くことが出来なかった漢字は宿題として書き取りの練習をしてもらうとともに、最終的には今まで覚えてもらった漢字全てのまとめのテストも行います。これできちんと定着しているか、確認をとります。またことわざも覚えてもらったものがずいぶん増え、大変素晴らしいです。また一般漢字の暗記も行ってもらっていますから、漢字で書けるものがどんどん増えてくる予定です。模擬テストで漢字を書くのに悩まないように、今後も毎回暗記することと、それを覚えているかの確認テストを随時行わせていただく予定です。

【理科】

(授業中の様子、実施事項および問題点など)

新学期になりました。ご進級おめでとうございます。新学年になり今まで以上にはっきりと受験を意識するようになり、気持ちも切り替わっていることと思います。学習内容もさらに高度になります。テキストも進んでいくにつれ、難問が待ち受けています。今までの理解力やそこに至るまでのご家庭での努力を基礎として、それらがしっかりと身に付くようにサポートしてまいりたいと思います。

さて今回の学習内容です。今回は豆電球と回路、電流と発熱、電流と磁界、ばね、てこについて学習しました。まず豆電球と回路ですが、直列回路と並列回路の特徴、および豆電球の明るさと電池の持ちについて、比を利用しながら正しく解くことが出来ていました。電流と発熱についても発熱量=水の質量×温度変化の公式を使って答えることが出来ています。抵抗の長さ・断面積と電流の強さに関しても、比例・反比例を駆使できています。電流とそれから生じる磁界の向きについても、区別して答えることが出来ています。力学分野のばね、てこについてはほぼ完璧に答えることが出来ていました。算数でも似たような考えを使うせいか、解法を自分のものにしている様子でした。これらの中では発熱量と抵抗の長さ・断面積のところで少し時間がかかっていたようでした。今月は物理分野ではそう詰まることはなかったのですが、宿題に出している地学分野で、未習のものも含めて説明が必要な物がいくつかありました。地層のしゅう曲や地層の出来た順番など、地層のでき方については一から説明をしていきました。天体については季節の星座や年周運動の説明を行い、それらを計算するための手順を説明しました。こちらは今後問題が出てくる中で確認していきたいところです。天気のところの飽和水蒸気量と湿度の関係も、説明後は単純に割合の計算に落ち着くので、すんなり受け止めることが出来ていました。大気圧と水銀柱・水柱に関しては考え方のみ説明しています。

(今後の対策および予定項目)

緑のテキストのほうが一段落し、とうとう二周目に入ります。それに先駆けて今までに解いたところのチェックテストを実施しています。チェックテストの結果については、まだまだ完璧とはいきませんが、この先二周目三周目と取り組む中で、精度を高めていきたいところです。と同時にいよいよ過去問に触れていきたいと考えております。徐々に受験を意識した問題構成になっていくにつれ、本人の意識もより高まってくるものと期待しています。物理分野がひと通り終わるまではもう少し時間がかかりますが、来月中には二周目に入り、知識固めに取り組む予定でおります。他の科目同様、本格さが増してまいります。学校での出来事などに気を取られてしまいがちではありますが、そこをぐっとこらえて、今まで以上に厳しく学習に取り組んで欲しいものです。

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合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(2)

希望への道 2012・02/15 ー 2012・03/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習・宿題ともに非常によく頑張れています。テストをしても得点率が向上しています。先日は初めて満点を取りました。また最近は計算が1度で正解できるようになってきています。やはり計算を間違える際の原因は式を丁寧にかかないことにあるようです。まだまだ時々計算間違いをしていますが、その際は計算式が適当になっていることがほとんどでした。また宿題で文章問題に取り組む際に、線分図の書き方において少し丁寧さが足りないということも言えます。最初の頃と比べると、だいぶ丁寧に書くようになっているのですが、まだ少し波があるようなので、今後の学習においては常に細かく丁寧に取り組むことが重要になってきます。また分からない問題の解説を行った際に時々見られるのが、解答を「考える」のではなく「覚える」という取り組み方をしていることです。理解よりも暗記を重視したような学習の仕方をしていることが時々見られます。もちろん算数はある程度の暗記は必要ですが、一番大切なのは「考えて」解答を導きだすという姿勢です。今後の学習指導においてもこの辺りの指導を徹底し、またその上で類題の宿題を数多く出題します。比較的時間のある春休みの間に多くの問題に取り組み、「考える」機会を増やしていきましょう。

(授業内容と今後の対策)

今月は白陵の算数ⅢーⅥと題して、比例配分・倍数算・相当算・差集め算・過不足算・つるかめ算を学習しました。今回は線分図をかき、比率や割合を使って求められている数値を導きだすという作業がメインとなる問題に集中的に取り組みました。各分野とも比較的よく理解ができており、スタンダード問題についても宿題の段階でよく取り組めています。これらの範囲の中では差集め算や過不足算は比較的得意なようでしたが、その一方で特に相当算と比例配分が苦手なようでした。差集め算や過不足算においてもあまり線分図は使わずに、表を使って解いていましたが、おそらく塾で習った方法なのだと思います。しかしその方法も単に手順を暗記しているだけで使いこなせていないように思います。典型的な形と違うパターンのものや、別の範囲の内容が融合されたようなものについては取り組めていませんでした。またその傾向はつるかめ算にも見られました。今回の学習指導においてはこれらの範囲については全て線分図や面積図を使って解く方法で指導しています。まだ新しい解き方に慣れていないようで、宿題などでは表を使って解きがちですが、今後もこれらの範囲の問題については全て線分図と面積図で解くという学習を徹底していきます。線分図を使った解き方についても一通り理解できているので、今後はこれらの範囲については問題練習を大量に行うことによってその方法を定着させるとともに、形を変えて出された際にきちんと応用させて「考える」ことができるようになることを目標に進めます。また今月から図形についても学習指導を始めています。図形についても苦手のようですが、おそらくは完全に理解した問題の数が少ないのではないかと思います。確実に解けるという問題を蓄積してゆくことによって、同じような思考が新たな図形問題でもできるようになるので、今後の学習指導においてはとにかく数多くの問題にあたらせて体で覚えるような、そして図を見たら体が反応して解答を始めるような形を目指して学習指導を行います。

【国語】

今月は先月の報告書で書かせていただいた通り、何の書き込みもない文章問題に、書きこみを付けることから指導いたしました。まず説明文と言われる文章問題には「話題」と「筆者の主張」への理解が必要になってまいります。単純に目で文章を追っていくよりも、大切だと思うキーワード(文章中に何度も出てくる言葉)には丸をつけ、筆者が思っていることや、問いかけの文などには線を付けさせます。私が指示に従って、問題を解く上で必要であると判断した文章に、一ヶ月たつ今ではしっかり丸や線が引けるようになりました。それと同時に問題文をしていただく度に、何かしら間違えている接続語の問題の正解率を上げるべく、改めて接続語が文章中でどのような働きをしているのかということについて説明を行いました。最初それぞれの接続語の働きに対する認識が甘く、前後の文章のつながりをしっかりたどるという、基本的な事さえおろそかにしていました。しかし現在では、接続語が文中でどのような働きをしているかを考えながら、文章を読むようになってまいりました。大変良い傾向です。加えて指示語に関する考え方もただ前の文章をみて、おおよそで考えるのではなく、指示語の後の内容から、さす内容のヒントをつかみつつ、その問いかけに対する答えの内容を、指示語の前を読み返して探すということに気がついてまいりました。

これら上記の内容を少しずつ意識しながら文章問題にとり組むようになってからは、質問文にも線を付けて(○○字以内に書きなさいや、文章中の言葉を用いて説明しなさいといった問題)何が質問として聞かれているのか?と言うことに前より意識が向くようになってきました。そのため、いくらか説明することが難しい内容も、自分で上手にまとめられるようになってきました。大変すばらしいです。特に説明文よりも小説の方で、成果が早く出てまいりました。ケアレスミスと接続語の問題が間違えなければ、記述の問題は、ほとんど正解ということもありました。

以上の事を踏まえ来月は、説明文に力を入れ、形式段落ごとに話題が変わっている点を認識させます。そして、形式段落ごとの「話題」や「要点」に線を付けていってもらっています。それとともに形式段落の初めに出てくる接続語や指示語の働きに注目するよう意識付けいたします。いわゆる文章がどのように組み立てられているのかを、細かく教えていくつもりでいます。そうして長い文全体では、意味をつかむのが難しいと感じる問題でも、段落ごとに要点を理解することで、文全体の流れをつかむことを教えてまいります。また同音異字の漢字の暗記や、ことわざ、慣用句なども毎回宿題にして暗記していってもらいます。

【理科】

(授業中の様子、実施事項および問題点など)

日もずいぶんと長くなり、それに伴い気温も徐々に緩んできております。春の訪れを感じられる今日この頃、次学年およびその先の受験へ向けての準備に邁進していきたいと思います。

さて今回の学習内容です。引き続き化学分野を中心に進めてまいりました。熱量とカロリー計算のところでは、基本的な事柄はよくわかっています。温度の異なる水を混ぜた際の計算の仕方を確認しました。説明後はすらすらと解くことが出来ていました。水溶液(溶解度曲線)のところでは用語はもちろんのこと、グラフを利用して析出する結晶の量の計算まで出来ていました。濃度計算は算数でも似たようなことをしているので、こちらもスムーズに行えています。中和については、そのメカニズムや起きている事柄、生成する塩の種類などについて説明をしました。完全に中和する比を利用して、水を蒸発させた時に残る物質の質量を計算するような問題では、液が中性になる前と後では考え方が異なるというところが分かりづらいようでした。溶質が気体か液体かに目をつけるようになど説明・解説すると、その後は何となくは理解できたようです。酸素・二酸化炭素・水素など代表的な気体の発生方法はやや曖昧だったので、それらについて確認しました。気体を発生させるための材料と発生する気体の量の関係を使った問題にも取り組みましたが、概ね理解できています。このグラフで目をつけるべき点などにも注意できていました。その後は燃焼について(ロウソク・炭素・銅の酸化)の単元に入りましたが、用語の穴埋め・比の計算ともに正しく理解できていました。雰囲気で解いているのではなく、正しく理屈を理解しながら解いている様子が、言葉の端々から見られるのがとても好ましい状況です。

(今後の対策および予定項目)

次から電流と回路・発熱の単元に入りますが、回路についてはおおよその考え方は理解できているようです。この先の物理分野でもしっかりと理解を積み重ねていって欲しいものです。また宿題では生物分野が一段落し、いよいよ天体分野に入りました。宿題を解きながら、自分が曖昧だなと思ったものにはしっかり×をつけているようです。今後はそれらを復習に利用する予定です。入試問題の中で難易度が高い問題が多いのがこの生物分野ですので、せっかく蓄えた知識を忘れてしまわないように、チェックテストもこまめに入れていこうと考えております。ある程度復習が済み次第いよいよ過去問に触れる予定でいます。いまは本立てに飾ってある過去問題集ではありますが、今後すり切れるくらいに使用して参りますので、改めて気を引き締めて取り組んで行きましょう。授業中に集中が切れることがありますが、きちんと自分で勉強のスイッチを入れ直すことが出来ています。その調子を続けて行きましょう。

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高校受験までの残り34週間弱への挑戦☆

2013年07月06日(土)の無料体験ならびにお打ち合わせにて承りましたご内容に基づき、この度は英数2教科の対応として以下、学習指導プロセスをご提案申し上げます。

【中学校における試験への対策について】

定期考査の対策は行います。しかしながら実力考査ならびに小テスト等の対策は原則的に行いません。ただし定期考査対策が比較的スムーズに進み、時間的に余裕が出来れば、その限りでは無いものと致します。その理由としては、残された時間(私立入試、推薦入試まで28週間程度しかない)を考えますと1、2年生の復習ならびに3年生の予習復習を速やかに行い、一定の目処を付ける必要があり同時に、推薦入試対策そして一般入試対策に取り組まなければなりません。よってご期待に添える数値が近い将来、目に見えて現れる可能性は、極端に少ないものと思われますので、その点ではご容赦頂く必要がございます。あくまでも着地点を先を見据えた対応策をブレずに練り上げていくことに努めます。

【推薦入試への対策について】

当たって砕ける!、というモチベーションを持ったうえで、中学校における推薦基準を満たさず受検出来ないこと、例え受検出来たとしても不合格になる恐れが限りなく高いこと、それぞれ負の事情を承知頂いたことを前提としたうえで○○○○高等学校の対策を練り上げて取り組んでまいります。またその場合、別途ご提案(面接、志望動機作成、その他)の必要がある内容が生じる為、兵庫県高等学校入学者選抜要項で定めるところの中学校での推薦委員会で晴れて、受検許可、が決まりましたら新しくご提案申し上げます。

【複数志願選抜の学力検査への対策について】

学力向上の暫定目標としては○○○○高等学校の水準を目指し学習指導を行います。なお翌年1月下旬から2月下旬に掛けて、学力情況における心的動向により、志願校を改めて吟味し最終的な決定を行います。当該暫定目標とする高校は、あくまでも学力的な水準の目標に他ならず、一先ず目指すうえでの着地点の1つとして考えております。そのうえで公立高校の合格ラインとなる成績維持安定を計画的かつ効率的に学習指導を展開させて頂きます。基本ラインと致しましては中学校1、2年生の復習と中学3年生の予習復習を主軸として、学校における授業進度よりも半歩先行くような学習進度を根差してまいり、基礎固めの徹底ならびに応用力の養成それぞれを実現させることに努めます。高校受験突入までに残された時間的猶予34週間弱を考慮に入れると、より一層の効率性が求められるので、総合的な応用力を高める為、特に重視すべき点として、単元を消化したつもりとイタズラに判断してしまったり、分からないところが曖昧な状態のまま先へ進んでしまう、といったことの無いよう確認しつつ、『分からないところを徹底的に潰していく』といった意識の下、日々の学習における習慣性(コツコツ)を育んでまいります。御子様に残された猶予を鑑みますと、単元を理解するコツやキーポイントをご自身独自の力で『まとめる』『要点を抽出する』という効率化を図ることが肝要です。従いまして宿題においては膨大な量となる中でも必ず要点と注釈やメモを取り、ご自宅での自学習に注力しやすい環境を促せるよう徹底指導致します。以上を以て、高校ご進学後の展望を想定し、焦らず効率良く、且つ、複数の単元を複合的に捉えて学習する御子様独自のスタイル確立が実現する事と存じます。その大前提を基に以下、各教科につきまして具体的な学習指導プロセスをご説明申し上げます。

【英語の学習指導について】

英語教科については、習熟単元毎の文法理解(中学2年生1学期から3年生2学期までは重要)すること、英語長文の和訳英作ならびに読解問題を解くこと、中学1年2年3年で学習する語彙把握するということ、という3つの手段(以下の通り)を主軸として、学校の教科書と問題集を基本と位置づけ、そのうえで別冊問題集1冊以上を活用し、学習進度に努めます。

・文法理解(叙述用法、時制、代名詞、助動詞、不定詞、分詞、動名詞、完了形、関係詞、比較、その他)

・英語長文(教科書1年2年3年、過去問、手元にある全ての長文)

・語彙把握(教科書1年2年3年、過去問又はニューウィング、近道問題集)

引き続き高校でも高度な内容を習熟、基礎項目として各単元の文法・構文等を完全把握しているか否か、が試験で問われます。過去問を中心に語彙力やイディオム、話法としてはさらなる知識の肉付けや定着を図る必要があり、また長文読解のセクションにおいては、意訳の把握間違いによる誤答が散見されるケースが多いことから、上述のプロセスにより安定的かつ可能な限り多くの時間を解答に充てられるよう、文法や長文での出来具合でバランスが求められます。従いまして、関連文法事項の総復習を早期に終了し、長文読解については模試形式で1つの英文設問に要する時間を6分程度と定め、大枠のストーリーを把握し的確に解答にあたる、というサイクルを実現させるべく基本から丁寧に指導致してまいります。

【数学の学習指導について】

数学教科については、各単元の基礎例題⇒重要例題⇒発展問題というチャートで、基礎固めと応用力養成を階段1つ1つ踏み締める具合に進めてまいります。重要公式の解法・解説ならびに指導中のオリジナルを通して、知識の骨格となる部分(以下の通り)の復習をとことん繰り返し、解法パターンを自然と見に付けて頂くべく計画的かつ視野を拡げたカタチで指導に努めてまいります。

・演算(整式の処理、代入法、比の計算、付随する文章題)

・方程式(1次方程式、二次方程式、連立方程式、付随する文章題)

・関数(比例、反比例、一次関数、二次関数、等)

・平面図形(三角形、四角形、角度、変形、円、面積、合同、相似、その他)

・空間図形(立体、体積、球、その他)

・確率(サイコロ、カード、数字、玉、人、その他)

・資料の整理(階級値、ヒストグラム、平均値、最頻値、中央値、等)

また類題の演習を宿題で行って頂くことで解法の完全な定着を図り、基礎力・理解力が備わっていると想定した場合であっても、基礎的な公式・定理・ルールを再度振り返ることが肝要と考えます。数学は難題といわれる応用問題であっても基礎的な解法や問題の組合せにより成り立っている為、基礎知識の穴を再度埋めながら授業中、発展的例題を中心に解答に努めれば、得点力の向上を図ることが出来ます。公立高校では基礎項目の応用力を試験で問われる傾向が顕著となっておりますので、早期に基本事項の公式・定理の完全理解を促すよう指導すると共に問題を読み込み、一つ一つ分解しながら丁寧に組み立てる、という作業を繰り返します。そうすることで『頭の中で問題を絵で描く』というイメージが確立されます。速やかに実現させる為にも今後とも手元で具体化する作業を徹底致してまいります。

現段階では以上の内容を予定致しておりますが今後、随時ご要望を承り学習指導内容に反映させて頂きます。何卒、宜しくお願い申し上げます。

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希望への道 2012・01/15 ー 2012・02/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習・宿題ともに非常によく頑張れています。分量・理解度ともによく頑張れています。ただ今後は毎週量が増えて行きますので、次第に量に追われることになってくるでしょうが、頑張ってこなしていきましょう。今回取り組みを見ていて一番気になったのは、解答の記述の様子です。線分図はおろか式についても丁寧に書かないことがよく見られました。自分で分かる記号のようなもので済ませていたり、計算式を省略したりしていることがよくありました。おそらく算数が苦手であるという原因のひとつはここであると考えられます。まず計算式を省略するので計算間違いが多いことが挙げられます。これは実際に白陵中の計算問題で試してみましたが、最初ノートに解いた段階では5問中4問間違いという結果でしたが、大きなスペースに丁寧に式を書いたうえで計算させるとほとんど正解できていました。文章題に取り組む際にも暗算で済ませようという気持ちが大きくあるようです。また図をかかないということもよくありましたが、これによって大きく損をしています。図をかいたうえでその図を見て思いつくことが、実際の現場ではよくあることであり、またそうしないと解けない問題が入試においてはほとんどなので、これについてはすぐに改善しなければなりません。実際に図をかかせると、その時点でひらめいて最後まで解ききれたということが何度もありました。今後の学習指導においてもこの内容については徹底して改善させます。

(授業内容と今後の対策)

毎回1テーマで学習を進めています。今月は水溶液の濃度計算、売買損益、比例配分・倍数算について学習しました。水溶液の濃度計算については面積図を使ってとくような方法については覚えられていましたが、それをどういうときに使えるのかということがあまりよく分かっていなかったようです。水溶液の問題と見たらすぐに面積図というような取り組み方をしていました。全体的になんとなくは分かっているものの、理解が十分にできていないというような印象を受けました。売買損益算についても同じです。~割増し、~割引きの計算についてはよくできますが、仕入れ値が不明なために1とおいて解かなければならない問題や、最後まで割合で問われているようなもの、また値段に加えて個数についても割合で問われているようなものについては何をどうすればよいのか分からなかったようです。比例配分・倍数算についても、同様のことが言えます。ある一定の値を比によって分けることはできますが、それを文章題として問われた場合に、どう取り組めば良いのかわからなくなるようです。特に倍数算のように線分図の中の割合を操作して解くようなものについては全く分かっていませんでした。以上のようにおそらく全ての範囲において、細かく理解をしないまま今に至っているのではないかと思います。特に問題練習を数こなしていると思われるところはあるのですが、おそらくは幹となる知識があいまいなままに取り組んでいるため、知識を定着させる作業であるはずの問題練習がうまくその役割を果たしていなかったのではないかと思われます。その一方で授業中の学習については非常にスムーズに進んでいます。新しいものについてもすぐに吸収ができています。最も有効な学習の方法としては、メリハリをつけた学習ができることです。まずは幹となる知識を完全に理解して身につけてしまうこと、そしてその身につけた知識を問題練習を通して定着させ、その上で段階的に難易度の高い問題に取り組むことによって応用力を鍛えてゆくことが大切です。今後の学習指導においてもまずは授業時間内において最低限必要な知識を例題を解くことによって身につけます。そしてその後は宿題において問題練習に取り組んでもらうことによってその知識の定着と応用力の養成を図ります。今、非常によく頑張れていますので、毎週のノルマを完璧にこなせるように頑張っていきましょう。また2/25の学習指導から理解度を測るためのテストを行います。これについては今後毎週行います。そして先日申し上げましたように同学年のライバルと毎週競い合うことによって学習の動機付けを図ります。決して負けないように頑張っていきましょう。

【国語】

今回初めての授業をさせて頂きましたが、2時間みっちりと文章問題を中心に説明を行ったにも関わらず、しっかりと集中して話を聞くことが出来ていました。また瑞葵ちゃんが既に、難易度の高い説明文や論説文などにもチャレンジしており、文章を読むスピード並びに語彙力なども大変優れていることがわかりました。

しかし同時に読解問題を苦手としているいくつかの問題点もわかりました。その一つは、難易度の高い問題ほど、文章を通して読み、文章全体の流れをつかむことが出来ていないということです。こういった場合多くは、質問されている問題の内容は理解しているのですが、その問題の答えになる部分を、下線であれば下線部周辺からのみ、指示語であればその指示語の内容が書かれている段落にしか、答えはないだろうと考えて、それ以上問題の範囲を広げてチェックしていくことができずに、本人も何か違うと感じながらも答えに記述している点です。公立の小学生のレベルであれば、その考え方で充分に答えにたどりつくことが出来るのですが、しかし難関私立を受験するのであれば、それ以上に文章読解を進め、更に広域に問題の答えとなるキーワードを探し出してこなければなりません。それが出来なければ「文章中の言葉を使って30~70文字で答えなさい」という問題はもっともらしいことはかけていても、まるをもらうことは難しいと考えます。それは文章の中から、質問されている問題の答えにあたる場所を見つけ出し、その答えの単語の、更に具体的な単語、説明等がないか再び文中から探しだして確認し、要点のみまとめて文章を推敲してつくりあげる、、、と言った、かなりの要領と練習が必要になる問題だからです。一朝一夕にできるものではありません。今後は文章問題を解いていくうえで必要になってくる解き方を、文章の中に線を書きこむ所から、丁寧に教えていくつもりでいます。

具体的にまず来月の一ヶ月間で、何の書き込みもない文章問題に、書き込みをつけるところから指導いたします。文章に書く書きこみは、国語の勉強を支える土台にあたります。また頭で考えるだけではなく、通読と音読を繰り返させ、文章の「話題」と「構成」を読みとれるように指導を行います。そして漠然と考える癖とやめさせ、文章の流れを自分なりに整理しながら読むための指導を実際に問題文をやってもらいながらおこなってまいります。

今回、授業を担当させてもらってなにより感じたのは、きちんと文章を読み解こうと努力してくれる点です。私が少し出すヒントを一生懸命考えて、答えを導き出そうと頑張ってくれていますので、今後が非常に楽しみです。文章に集中して読むことが出来ていますし、小説では心情を読みとることが上手です。必ず伸びていく、そう確信していますので、今は基礎をしっかりと丁寧に指導してまいります。

【理科】

時には小雪が舞い散る寒い時期が続いています。インフルエンザなどで学校によっては、学級閉鎖などの話も伺っています。帰宅後の手洗い・うがいの励行に努め、日々元気に過ごせるように気配りをしていきましょう。

さて今回の学習内容です。理科に関しては、物理・化学のテキストを授業で扱い、それ以外の単元のテキストはまずは宿題に回すという方針で進めていきました。今回は音・光・熱について進めました。音の性質については、用語はわからないものがあるものの、事典や参考書などを使い埋めていくことが出来ていました。波についての用語や、それらの性質を利用した問題などに対しても、順序立てて考えることが出来ていました。実験結果を比較するのにどのデータとどのデータを比べればよいか、なども理論的に答えることが出来ています。光について、水面や凸レンズでの屈折のルールを説明しました。その後はそれを利用した問題は解けていました。ここでも実験データから関係をつかむことが出来ています。熱の伝わり方、水の状態変化などについても用語も含め確認できています。温度変化のグラフも正しく読み取れていました。カロリー計算についても、考え方・公式を説明するとそれらを正しく使うことが出来ていました。

(今後の対策および予定項目)

理科はテキスト二本立てで進んでいきますが、まずは夏前までに一周終わらせることを目標に進めていきます。まだ授業回数が少ないので何とも言い切れませんが理解力があるので、物理・化学分野についてはうまく行きそうな手応えを感じています。宿題に回している生物分野では生き物の名前が数多く出てくることと思います。一周目に関して言えば、知らないからといって弱気にならないようにして欲しいものです。どの単元も本番は二周目からです。そこからはテキストに書き込みをしていきますが、併せて必要な知識なども書き込み、学習事典を超える最高の参考書を作成していきましょう。

【岡山白陵中学校・岡山白陵高等学校:http://www.okahaku.ed.jp