【小論文+α】日本大学芸術学部AO入試対策

志望理由を教えて下さい。

将来、人に感動を与えるような本を書く小説家になります。日本大学芸術学部、文芸学科では自分のような学生を育てており、自分も文章力、表現力そして自由な創造力を学びます。高校二年生の三学期に11カ月を要して十二万字の小説の原稿を書き上げました。全て費や、しさらに磨きを掛け形の整った美しい作品にします。そのためには大学4年間で言葉の基礎デッサン力、創作テーマを求め学んでいき、その作品に学んだ事を。そして大学4年間の間に幻冬舎へ自費出版します。日大では11人という他の文芸学科では類を見ないほど多い教授が、オムニバス形式といった短時間で濃く多大な授業を行っており、創造力、表現力のより高い知識を得られることが出来ると考えました。さらには唯一文芸学科に編集部を置く江古田文学という文学雑誌があり、江古田文学が春と秋に発刊している雑誌の編集を通して編集力、そして出版社の知識を学びたいと考えています。オープンキャンパスでは大学の雰囲気や特徴を肌で感じ、自分の能力を上げるための人材、設備そして熱意が強く伝わりました。小人数指導による一人一人の能力の向上、そこからさらに絞っていくことで、プロフェッショナルの実現。ここならば作家という道を進みながらも、編集者としての能力を育て上げる事ができ、将来における安心した職業に就きながら、作家としての道を目指すことも夢ではないと考えました。それだけでなく、学生達も楽しく充実したように大学生活を送っており、それらは具体的な夢を持つ者にとって魅力を感じます。自分にとってここは他人に自分の作品を伝えることが出来る最初の場所であり、夢を掴み取るための大きな一歩になる場所でもあります。そして日大の雰囲気を肌で感じ、ここなら有意義な大学生活を送ることが出来ると確信しました。

日大で学びたいことを自由に表現してください。

私が貴校で特に学びたいことは、本を書く上での考え方、文章力と表現力です。また、それは高い志を持った先生方、豊富な書籍などの充実した環境で育まれると考えています。将来、作家を目指し、日々励んでゆきます。そのためには、自分が見たこと体験したことのない行動や感覚、知識を得て蓄える必要があり、そこで様々な書籍や設備が重要となります。また、より良い作品に磨き上げるためには、自らの志を高く持ち客観的且つ厳しく作品の評価を行う先生方が必要不可欠です。貴校の授業で興味を抱いたのは、オムニバス形式を取り入れた講義とDTP実習の二つです。一つ目は、十一人専任の先生が二回ずつ講義を行うオムニバス形式の講義です。短い時間の中で奥深い講義を受けることが出来るので、洗練されており、その中で数多くの先生の知識、経験を学び、自らの糧とします。二つ目は、編集者の講師を招いて行われるDTP実習という授業です。この授業は出版業者が本を作成する時と同様の実習ということで、実践的、そして率先力として仕事で役に立ちます。その実習の中で本を出版する企画、制作、編集の過程を学び、出版業界の深い知識を得ようと考えています。オープンキャンパスで、貴校には地域にある図書館を上回る程の書籍が完備され、その中でも文芸学科専用の図書室が存在することに驚きました。そこには歴史書から漫画まで幅広い分野の書籍が数多く存在し、それを通して様々なことを調べ、学んでゆきます。また、貴校の先生方はライトノベルと呼ばれる分野にも興味を持たれており、若者に近く志が見られました。このような先生方ならば様々なことを知り得ており、適切な指摘で厳しい指導を受けることが出来ると考えました。貴校に入学してからは、他大学にはない、貴校を拠点とする江古田文学が実施する江古田文学賞を目指し、率先して応募作品に注力します。その中で努力することや賞を取る難しさなどを知り、より良い作品へと磨く技術、考え方を学びます。これらの貴校で学んだことを生かし、独自で書き上げた作品をさらに良いものへと磨きつつ、大学の三年次までにアルバイトで200万円程度の資金目標を貯めてゆきます。そして大学三年次には磨き上げた作品と200万円程度の資金を持ち、幻冬舎ルネッサンスで自費出版を致します。卒業後は貴校で学んだことを生かして、出版業界に身を置き、安定した就職を行う傍らで作家活動を行うことを考えています。これより社会での経験を積み上げると同時に様々な作品に触れ合い、自らの感性を豊かにすることが出来ます。よって貴校での四年間は、これから就職するための知識、そして本を書く上での学識、それぞれを得るために充実した環境の中で、より多くの先生方や学生達とコミュニケーションを取り、勉学に励みます。

合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(10)

希望への道 2012・10/15 ー 2012・11/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習についてはよく頑張れています。今は過去問を使用した問題練習が中心になっていますが、積極的に取り組めています。しかしまだまだ波もあり、難しい問題や複雑な作業が必要な問題になってくると、途端に気持ちが萎えてしまい、面倒臭がるような様子も見られます。その都度気合を入れ直して進んでいますが、しばらくするとまた集中力が弱くなってくるようなところが見られます。その一方でできると判断したものについてはすごく早くに取り組んでいます。一緒に問題に取り組んでいる最中にも、途中からできると判断したら速やかに解答を行っています。気持ちの面でももう少し強い姿勢で取り組めばより大きな効果に繋がります。また宿題についてもできていないことがよくあります。特に毎回指摘していますが、答え合わせができていないことが非常に多いです。取り組んだ部分については大半が正解しているのですが、それでも間違えている部分はいくらか必ずあるので、その部分については集中的に復習していかなければなりませんが、解きっぱなしになっていることがよくあり、効率性という面からも非常にもったいない取り組み方になってしまっています。ひとつには計画性がまだまだ身についていないということが原因としては挙げられます。多くの宿題を計画的にこなすことができずに行き当たりばったりになってしまっていることもあるように思います。ただ日割りで指定した際にはきちんとほぼできていましたので、今後もこの方法で出題することによって効率的な学習を目指します。

(授業内容と今後の予定)

白陵中学の過去問と岡山白陵中学の過去問を使用した問題練習を中心に行いました。白陵中学の問題については1次は何周か通しており、また2次についてもまだまだ解決していない問題もかなりありますが、それでも何周かしています。岡山白陵中学の問題についてもひと通り通していますが、白陵中学の2次と同じように。まだ解決していない問題もいくらかあります。今後の学習においてはまず、過去問に出てくる問題については完璧にどこをどのような問い方で問われてもきちんと答えられるという状態を目指して学習指導を行います。また同時進行で、過去問において間違えた問題の類題に当たる問題について近畿の中学入試問題を使用して弱点分野の克服を行っています。今月は特に相似形や辺の比を使用した図形問題、割合の問題、文章題など幅広く学習を行いました。岡山白陵の問題については特にまだまだ復習するべき範囲があります。今後の学習指導においては、毎日復習と練習を兼ねて過去問を使用した問題練習を繰り返し行うと同時に、じっくりと時間をかけて1問に取り組むという学習を行うため、毎日1問ずつ難易度の高い問題を割り当てて考えるという力を鍛えます。

【国語】

今月は先月よりずっと報告書にあげさせていただいた「主語を抜かす癖」に、改善がみられることお伝えしたいと思います。先月までは問題に一問はこの「主語を抜かす」答えを書いていましたが、今月は随分と「主語抜け」に注意して記述文を作ることができるようになりました。注意して記述している様子も窺え、ここ最近口癖のように注意している成果が表れたのではないかと思っています。この調子で「主語抜け」癖から脱却できるよう、重ねて指導をおこないます。

また長文の読解に時間制限を設けて問題をしていただいていますが、時間制限の中できちんと時間を気にしながら問題文をやり遂げることが、まだまだ難しいようです。特に字数制限のある場合には、書いた答えがあまりに短いと「条件を満たしていない」などの理由で、問答無用に失点になることがあります。この字数指定の記述が苦手で(特に字数指定60~100文字以内の記述)本文から答えと思わしいところに気が付いていても「このまま書いても短くなりそうだから、絶対に答えじゃない、でもここじゃないならわからない」→「書いてもたぶん違うし、書かないでおこう」となってしてしまいがちです。今の時点で読解力は当初と比べモノにならないくらいの高いレベルになっていますのに、自分の考えに自信がなく、また本文をそのまままる写しに書きとって正解をもらおうとする処に問題があります。と言いますのも入試では「本文中の言葉をつかって、60~100字以内に説明しなさい」と条件をつけられている問題が必ず出題されるからです。この説明しなさいと書かれている質問文を見つけると、すばやく文章に目を走らせて、文中の中に答えに当たるキーワードを含めた文章を探し出します。そしてその探し出した答えが短文であっても、自分がこの質問に対する答えはこの短文にある!と感じたら、次はその短文をだれが見てもわかるよう説明を添加させて、説得力のある問題文の答えに作り変えていかなければなりません。キーワードに関する説明は、本文中のさまざまなところに書かれていますので、探し出した短文のそばの文章だけを答えとして使っても、具体的説明の欠如ととらえられてしまいます。必ずその他の文章から説明を添加させ「条件字数」に見合う字数まで持ってこなければいけません。決して諦めずまた補足説明を加えた記述することが、今月の越えるべき目標です。

その為宿題を含めた問題は、必ず字数指定のある問題文を含めたものを意図的に出してまいります。また難易度も最高ランクのものを出して、問題文が難しくても逃げずに読み説く力を養わせます。キーワードに説明を添加させて文章を作るテクニックを、細かに教え込んで参ります。ただ最近、小説における記述が良く、主人公の行動や心情を細かにみて記述できるようになりました。本当にいい傾向です。

お渡ししています参考書の難易度は今がピークに高く、宿題としても間違えたところはすぐに答えを教えず、一度必ず自分で再考する時間を与えています。なぜなら間違いのいくつかには、「えっ?この答えはどこから来たのだろう?」と思うようなミスがあるからです。その場合は本文をしっかり音読することで集中力がつき、あっさり答えが解ったりしています。いわゆる本文の読み不足が原因です。今後はこのようなことがないように、唇だけを動かしながら、本文を音読するように問題文を考えてもらう予定です。また今続けております漢字の暗記は加速しながらおぼえていってもらいます。

【理科】

(授業中の様子、実施事項および問題点など)

日々の冷え込みも厳しくなってきており、体調管理には今まで以上に気を配る必要が出てきました。受験生ということもあり、カウントダウンも始まり一日一日がより大切に感じられる昨今。学習が滞る事のないように、体調の変化、維持管理には敏感になってほしいと思います。

さて今回は学習内容のご報告に入る前に、ここ数回の理科への取り組みについてのお話しです。先日宿題をしている際、理科への苦手意識が爆発してしまい、宿題に取り組むことが出来なかったというお話しを伺いました。内容は化学分野の酸・アルカリ・中和のところでした。確かに他の単元は宿題に出していてもテンポよく進むのに、ここの単元は苦手意識が非常に高いようで、苦戦しているところではありました。それ以前でも以前解いたものの解き直しに非常に時間が掛かるということも伺っていました。ここ何回かは幾分落ち着いたかと思ってはいたのですが、焦りや色々なものが入り混じって今回の件に至ったようです。授業中に何度かお話しをし、また算数担当の山田とも話をして、今まで以上に計画的に学習をすすめることができるよう導く(日毎に実施する項目を決め、ノートに記載する)という形でひとまず様子を見るようにしました。すぐに目に見えて効果が出るものではありませんが、滞ることなく着実に学習に取り組めるよう心を砕いて参りますので、何卒よろしくお願いいたします。

さて今回の学習内容です。きんきの中入と白陵・岡白の過去問の二つを主軸に進めていきました。きんきの中入は二周目に入り、知っていることを確実に出せること、また以前間違えた問題で解き直したものを克服すること、この二つを目標として進めました。前述の酸・アルカリ・中和の単元はまだ二周目で触れてはいませんが、それ以外の単元は概ね期待通りの正答率で答えることが出来ています。白陵の過去問については、以前解いていますので、こちらもきんきの中入同様の二つの目標を目指して仕上げに入ろうと考えております。宿題のノートにも書いていますが、同じ年度を日を変えて二回解くというスケジュールで進める予定にしています。本番の試験までに用語・語句などの完璧な暗記と、考え方・解き方の完全な定着を目指しています。同時に初めて見る岡白の問題を解き進めることで、新たな問われ方や知識などを補充していく予定でいます。

(今後の対策および予定項目)

この一ヶ月の途中で受けられたテストにおいて、理科の点数が思いのほか悪く、不安になられたかと思います。しかし先日解いた岡白の昨年度の問題では8割近くの正答率を出すことが出来ています。知識量はある程度固まってきている状況です。次は決められた時間内に問題を正しく読み取り、何をすべきかを正しく判断し、答えに向かうという練習をするだけです。それが出来るためには少なくとも今まで解いた問題はすんなりと解ける、という自信が必要です。自信を身につけるためには飽きるほどの繰り返しを行うしか方法はありません。やり遂げることが出来るようしっかりとサポートして行く所存です。

【岡山白陵中学校・岡山白陵高等学校:http://www.okahaku.ed.jp

証明100選☆証明問題を克服する良い勉強方法

要するに証明問題100問を1日2問ペース50日程度でヤリ遂げる、という作戦。最初のウチは皆一様に、そんなに言う程出来なくはないな~?!、という印象からスタートするが10日20日ぐらいしてくると確実に億劫な状況に陥る。とにかく日々、我慢、我慢の連続。全てを解き崩した時の達成感は何とも言えない程の喜びを得られる。ふぅ~やっと終わった~!!、という瞬間は正に至福の一時だろう。同時に今まで苦手としてきた証明問題に対するイメージが一新していることに気付く。

学校の教科書、数研出版といった各種市販問題集、国公立個別試験や私立一般入試といった過去問、その他これまで見て見ぬ振りを決め込んでいた問題に対して、手当たり次第着手しつつ新たに掘り起こしながら対応してもらいたい。50日後、仮に100問をクリアーしたとして、それでもヤリ遂げるべき問題が手元に存在する場合は、問題の更新を行う必要がある。つまり既にヤリ終えた証明問題の中でも間違い無く先行きを見通せる問題はそのノートから削除し、新しく手元にある分からない問題と入れ替えて解き直すべきだ。

以後このような作業をとことん繰り返す。すると次第に手元にある問題の中では、分からない問題が無くなる、といった状態が創り出される。証明問題を解くことが出来るという自信が身に付くと同時に、出来ない問題が手元に存在していないことに対する不安も生まれる。自信と不安は表裏一体なのだ。証明問題に対する抵抗感が消え、 見て見ぬ振りを決め込む習性からも脱し、自分自身で磨き抜いた証明100選が手元に存在すれば、成功成長以外の何ものでもない。

合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(9)

希望への道 2012・09/15 ー 2012・10/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習についてはよく頑張っていますが、ときどき集中力が不十分なときがあります。全体的には頑張っていますが、時々ぼうっとしていたり、トイレに行ったりなど気持ちが緩んでいる瞬間が見られます。またこれは宿題においてもよく見られます。全体的には頑張れているのですが、分量面で最後までできておらず、何かが抜けていて85%から90%くらいの出来であることがよくありますし、また答え合わせについてはできていないことが多いです。注意をした後はするようになりましたが、それも最後にまとめてやる形になっており、間違えた部分を復習するためではなく単に○×をつけることが目的になっているようなところが見られます。そして間違えた部分についても結局間違えたのは計算間違いであったり、図や式を省略していたために解答を思いつかなかったというようなものが多いという印象を受けます。全体的に少し気持ちが萎えてダラダラ取り組んでいるような印象を受けます。9月、10月は何かと行事が多い時期なので一般的に止むを得ない部分もあるのですが、受験に向けて気持ちを引き締めていかなければなりません。特にこれから追い込みの時期に入ってきますので、

(授業内容と今後の予定)

先月に引き続き、白陵・岡山白陵の過去問を軸として学習を行いました。まずは過去問に取り組んでもらいその上で間違えた内容、わからなかった内容について学習するとともに、その範囲の内容について掘り下げて、関連する範囲についても復習を行ったのち、近畿の中学入試問題を使用して該当範囲の復習と応用練習を行うという形で学習を進めています。今月は岡山白陵の過去問10年分の第1問~第3問を通しました。この範囲は比較的基本的な内容が多い部分ですが、岡山白陵は白陵とちがって範囲に偏りが少なく広範囲から出題されるという印象が強いので、全ての範囲においてまんべんなく得点できる力が必要ですが、その辺りが特に苦手のようで、できるものはよくできるが、できないものはごく基本的なものについてもできないというところがあります。実際に岡山白陵の問題については最初の段階において、白陵以上に間違えている部分が多くありました。今後の学習においてはひとつには知識の漏れをなくしていくことが重要です。今後は岡山白陵の第4問と第5問が中心になりますが、これら後半2問は白陵の2次並みに難易度が高いものなので、気持ちを引き締めて取り組む必要があります。この第4問と第5問を軸として該当範囲と関連範囲の復習を行うことで知識の穴を埋めてゆく学習を行います。また同時に白陵の2次についての学習も進めています。白陵の2次については深く考える力が重視されているので、その問題を解くにあたって必要な内容の復習を授業内で行ったうえで、その後は自力で考えてもらうという機会を挟むことによってその場での応用力を鍛えます。

【国語】

先月より1カ月、文章問題を解いて答えを記述するときに、「主語を抜かす癖」を改善させていくと書かせていただきました。今月中はこのことを念頭に、本文の解き方の様子を見て、時々に注意をかけて参りました。すると気がついたことがあります。本人が問題文をしっかりと読みすすめ、なおかつ答えも合うような問題では、主語の書き忘れはぐっと減ったということです。その理由をわたしは、問題内容が理解できている上、質問文も余裕をもって確認し答えを書いているからだと推測いたします。反対に本文内容が解りづらく、理解しきれていない本文に対する質問文の答えは、主語を抜かしてしまう傾向にあるようです。答えを記入するときに、自信がない問題を解くときは必ず、本文から答えに当てはまりそうな箇所を選び出し、少し変化させて記述します。(これでも昔は答えの欄を空欄にしていたことが多かったので、抜き出し記述できるようになったことは、進歩だと思っています)そのため本文と照らし合わせて書くことばかりに集中して、本文中にはわざわざ出てこない主語を抜かして書く、ということが生じているようです。このように「主語を抜かす癖」の傾向がつかめましたので、本人にもその旨伝えて、自覚させ注意喚起させてまいります。今後はできるだけ「主語を抜かす癖」を防ぐため、主語を明確にして文章を書く癖付けを行わせるとともに、一度記述した文章を確認させる二度見チェックを徹底してもらうつもりです。この「主語を抜かす癖」はすんなりとなくなることはありませんので、しっかりと本人が自覚して問題を解けるよう対策術を徹底させて教え込んで参ります。

また先月から新しい参考書に変わり、より入試問題に近いレベルの問題を解いていってもらっています。その中で、考えても答えにたどり着けず、なにを書いても間違っていると感じ、書くこと自体を回避している問題がいくつもあります。その問題の難易度は度外視して、まずは解らなくとも丁寧に考えて、きちんと問題文に書き込みを行い、自分なりの文章を作ることを、あきらめずに行ってもらえるよう指導を行います。これは国語の一番難しいところだと思います。自分で答えに当たる文章を、本文の中から抜粋することなく書いて説明することは、大変高度な読解力と構成力が必要になってくるからです。その難しい域まで国語力は辿りついています。たとえ答えにたどりつけなくても、自分が考えた手がかりを残していくよう記述しておけば、書くことで頭の中に記憶され、整理され、次回解説を行う際の理解展開に大きな差が生じます。その行為は次回の答えに近づくための布石になるのです。手がかりを多く含んだ解答は、たとえ完遂された100点満点の答えではなくても、部分点を生み、のちに自分の考え方と、解説とを比較して「次回への100点満点に近い考え方」を生みだす足掛かりになります。どれほど難解な問題であったとしても、決して空欄を作らないよう徹底させることが、今後の課題であり目標です。また漢字の書き取り、四字熟語、ことわざ、慣用句などは日々の積み重ねが大切なので、これからも続けて暗記していただく予定です。

【理科】

(授業中の様子、実施事項および問題点など)

日中も涼しくなり、夜も冷え込み始めているこの頃です。体育系・文化系・お祭りなどの行事も終わり、受験に向けて気を散らすものもなくなって来ました。周りの受験生たちもラストスパートに向けて怒涛の勢いで突入していきます。その流れに乗り遅れることのないよう、しかし焦ったりはたまた気を抜いたりする事のないように着実に地力アップに努めてもらいたいものです。

さて今回の学習内容です。毎回の小テストは概ね9割ほどの正答率といったところです。物理・化学分野ということもあり計算問題も多く出てきていますが、その都度式を立てて解くということが出来ています。語句も正しく覚えられており、基礎知識が頭に入ってきているようです。テキストはきんきの中入を中心に進めていきましたが、ようやく一周解き終えたというところです。今後は一度間違えた問題を解き直すことにより、確実な定着を図っていく予定です。今回学習した単元で言うと、流水のはたらき・地層の分野では、いくつかの柱状図を手がかりに指定された部分の地層の柱状図を描く問題で悩んでいました。鍵になる層から地層の傾きを正しく読み取るように指導しています。地震の単元では、P波・S波などの用語やグラフの見方について学習しました。緑のテキストでは以前触れてはいますが、グラフからの数値の読み取り方などが曖昧だったので、こちらも確認しました。水溶液の識別のところでは、そもそもの水溶液の溶質がどういうものなのか、を再度確認しています。実験結果から何がわかるのかなどについても、簡単な一覧表を作ることで整理しつつ考えるよう指導しました。また中和と酸・アルカリのところでは、蒸発後に残る固体が何なのかを、実験結果から推測するよう指導しました。ポイントとなるところについては、比較的多めに時間を割いて説明しました。これは化学分野全般に言えることですが、実験結果から「出題者は何を伝えたいのか」を考えるよう話をしました。天体分野では月・太陽の動きなどが中心でしたが、概ね対応できていました。天気分野の飽和水蒸気量の問題についても、湿度の公式をうまく用いて答えることが出来ています。

前回の報告書の時点では、なかなか学習に身が入らない、保護者様がそばにいらっしゃらない時は学習が進んでいない、などのお話を伺っておりました。しかし最近伺った際にはお祭りなど浮き足立つ行事なども一段落したせいか、気持ち的にも実際の学習についても幾分か前向きになったという話を聞きました。理科の授業でも提示していた課題をまたきちんとこなす様子が見られますので、私としてもほっとしています。

(今後の対策および予定項目)

今後はきんきの中入の二周目を中心に、再び過去問へ取り組んでまいる予定です。今現在は過去5年分がありますが、それ以前の問題もすでに手に入れておりますので、随時利用していきます。自室の壁には「試験まであと何日」というカウントダウンもあり、いよいよ最終コーナーを周るところです。その話題を出すととても嫌な顔をしていますが…全力でやり抜けるようサポートしていきます。

【岡山白陵中学校・岡山白陵高等学校:http://www.okahaku.ed.jp

合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(8)

希望への道 2012・08/15 ー 2012・09/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習については非常によく頑張れています。難しい問題についても解けるようにしようとする姿勢が見られますが、スタミナがもう少し欲しいところです。最初は難しいものでも意気揚々と取り組むのですが、難しいと感じるとすぐに気持ちが萎えてしまうようなところがあります。そして解説を経て理解ができるとまた積極的に取り組んでいます。もちろん難しいものにあたると、気持ちが萎えてしまうのも分かるのですが、そこを乗り越えて細かく考え、そしてヒントを繋げて解答を導きだすというような作業に積極的に取り組めるようになればもっと大きくレベルアップすることができます。実際に宿題の段階で間違えていたり分からなかったりする問題についても、もう1歩で解けていた、もう少しだけ深く考えることができれば解けていたというようなもの非常に多くあります。これらのものを全て得点源にできれば非常に大きな力になります。そして根気をもってもう1歩考えるという作業に必要なのは、面倒くさがらずに丁寧に取り組む姿勢です。宿題についてもよく頑張れているのですが、答え合わせが出来ていなかったり、図をかいていなかったりなどということがまだまだ見られます。宿題でできていなかったものでも、式と図を丁寧にかいて分かった順に数字を図に書き込んでいけば、そのまま正解まで繋がることもよくあります。今後の学習指導においては、その場で考えるということにこだわった学習を行います。毎回過去問の中から未知の問題を使用してその場で考えて答えに繋げてゆくという学習を取り入れます。弱点補強に加え、図や式を丁寧にかきじっくりと考える姿勢が身につけばより大きなレベルアップを果たすことができます。この調子で頑張っていきましょう。

(授業内容と今後の予定)

今月は白陵の過去問とともに岡山白陵の過去問にも取り組みました。白陵の過去問については1次の問題がおおかた取り組めたので、2次の問題とともに岡山白陵の問題を進めてゆきます。岡山白陵の問題については白陵のような偏りが少なく、どちらかというと広範囲に渡って標準レベルの問題が並んでいます。実際に取り組むと、白陵ではあまり出題されないものの標準的な問題についてはまだまだ苦労しているようです。今後はまず岡山白陵で出題された問題を使用して広範囲の復習とまだ学習していない範囲の学習を進めます。そしてそれらの知識をもとにして白陵過去問の2次と岡山白陵の過去問の中で難易度の高い後半部分の問題に取り組んでゆきます。白陵の2次の問題については今のところは大きく波があります。できるものとできないものの差が大きく、出題された問題の範囲によって大きく得点が変わるような状態です。今後の学習指導においては白陵の2次においても岡山白陵の問題においても問題の種類による点数の偏りを無くし、コンスタントに合格点を確保できるようになることを目標として進めていきます。白陵の1次の過去問をひと通り通したことから弱点が明確になっていますので、今後はそれを集中して潰してゆくことと、岡山白陵で出題されるような問題を潰してゆくこと、そして難しい問題に出会ったときに考えて答えに繋げていく姿勢を身につけることを重視して学習指導を行います。

【国語】

先月からずっと注意して問題を解いてもらっていた要点部分の抜き出しと、それらをまとめた記述に、少しずつ改善がみられるようになりました。それは問題文にあわせて本文全体からキーワードを探しだすようになったところや、無条件で本文の後半に要点があるなどとは思わなくなり、きちんと要所を比較しながら記述していく姿勢を、じかに隣で見ることができたからです。また字数指定の条件があるときには、きちんと問題文に丸をつけて、気をつけて答えを書いているのも確認できました。それに今回は文章の中に線を引き、その線と比較されている箇所を探し出して同じく下線を入れ、比較されていることを文章に書き込んでいました。文章に書きこむことが、国語の勉強を支える土台だと私は考えていますので、答えがあっていることももちろんですが、下線をつけて、しっかりと文章を読んでいる跡を見つけることができたことが、何よりうれしかったです。実際その問題の問いに対する答えは、完璧な答えにかなり近いものでした。本当にすばらしかったです。昔は記述が不得意で、おおよその勘に頼るような答えの書き方をしていましたが、今ではそのような答えを書くことはありません。的確な書き込みができるようになったら、国語の点はさらに伸びることになります。

しかしまだ気をつけないといけない点はいくつかあります。その中で早急に直さなければいけないのが、記述をするときに主語をぬかすという点です。主語が明確な文章を作ることができないと、その文章自体が未完成なものとなって、あいまいな文章となってしまいます。なぜそのように主語を抜かすのかを、隣でみて推察するに、まず文中から答えとなりそうな関連文を見つけると、勇んで文章をまとめ、答えを書いてしまうということが挙げられます。また自分の中で主語はわかっているので、主語をどうしても書かなければいけないという意識が欠けるのでしょう。この二点において、記述は未熟なものになっていることが多々あります。今月はすべての問題でこの主語抜きの癖を、徹底的に直させます。さらに答えとして書いている文章を復唱させ、自分の作った文章が、初見の人にとってもきちんと理解できる文章を作っているか、それをチェックしてもらうようにしています。

また今月から新たに参考書が変わり、上・下ともに入試問題レベルの問題が出題されています。すでに、上・下両方のレベルの問題に耐えられるところまで力をつけることができていると私は思っています。毎回上・下両方の参考書から問題を出して、注意深く本人の苦手な箇所をつぶしてまいります。続けてもらっています漢字の書き取り、四字熟語、ことわざ、慣用句などはこれからも続けて暗記していただく予定です。なかなか暗記することは難しいことですが、これらの言葉に慣れて、その意味を正確に知っておくことは、なにより不可欠なことであると考えています。本人のペースで無理のないよう暗記をしていっていただきます。

【理科】

(授業中の様子、実施事項および問題点など)

なかなか秋の足音が聞こえてこない残暑厳しい時期です。夏休みの生活サイクルから学校を中心とした生活に切り替えるのに苦労する時期ではあります。まだまだあると思っていた時間がそろそろ少なく感じられてくる時期です。常に受験生であることを意識し、自分の持っている時間を有効に使えるように計画を立てて日々の学習を進めてもらいたいものです。

さて今回の学習内容です。青のテキスト(物理・化学分野)のテキストを小テストとして利用し始めました。小テストの出来は良いです。時間を掛けて準備してきており、計算問題も数値の丸暗記ではなく、自力で導き出せるように練習をしてきています。授業ではきんきの中入のテキストを中心に進めていきました。今回は化学分野の内容が中心になりました。もののあたたまり方、ものの燃え方と気体の性質のところは知識もあり、よく答えることが出来ていました。記述で答える問題での答え方について指導しています。気体と質量(反応と比)のところでは、表から必要な数字を読み取って利用する、というところが出来ていませんでした。問題文を正しく把握していないところがありましたが、一緒に読んでいくと意味が取れたようで鉛筆が動いていました。食塩水と濃度のところは比較的スムーズに立式・計算と出来ていました。溶解度のところも、濃度計算に絡む出題のされ方でしたが、溶質・溶媒・溶液といった数値を取り違えることなく立式・計算が出来ていました。同時にきんきの中入の植物・動物分野を宿題に出していましたが、こちらの単元はどれもよく出来ていました。理由を答えるところの記述の仕方が甘いところが見られたので、落としてはいけないキーワードや文末の結び方などについて指導しています。

また、以前解いたところを再度やり直す、といった宿題を出していましたが、それに対してものすごく時間がかかるというお話を伺いました。また、解いて丸付けしてやり直しまでを宿題に出していたにもかかわらず、解くだけでおしまいというところも何度か見られました。内容が難しいのか、量が多いのか、それとも他に理由があるのか、瑞葵さんとも話をしましたがこれらの理由が入り交じっているようなお答えでした。勉強をしなければならないことは頭ではわかっていながらも、全力で前向きになれない。しなきゃいけないことが目の前にありながらも、そうでないものに気を取られてしまう。といった様子でした。この辺りに関しましては難しい一面もありますが、単に本人の気持ちの問題として片付けるのではなく、しっかり話を聞いて良い方向へと導けたらと考えております。ご家庭でも瑞葵さんに対する叱咤、激励、気配りを今まで通り続けていただきたいと思っております。

(今後の対策および予定項目)

本格的にきんきの中入を利用し始めましたが、さすがにあれこれ考えなければならない良問が多く、正に正念場を迎え始めています。学習内容そのものも大切ではありますが、それ以外の気持ちの維持に関しましてもサポートしていきたいと考えております。

【岡山白陵中学校・岡山白陵高等学校:http://www.okahaku.ed.jp


センター数学1A2Bで得点率90%を確保する勉強方法

【準備万端】

筆記用具(鉛筆、消しゴム、赤ペン、青ペン、黒ペン、修正テープ)を準備する。

(1)鉛筆:ジタバタする。

(2)赤ペン:答え合わせする。

(3)青ペン:公式とか役立つ情報を書き留める。

(4)青ペン:日付とか時間帯、問題番号等を書く。

(5)4ステップ(数研出版)を準備する。お手頃だから。

(6)センター過去問(河合出版)を準備する。使い易いから。

(6)B5ノートを30冊ほど準備する。

【勉強開始】

(1)4ステップに挑戦。

1ページ1問として割り切る(ノート1冊に58問)。

単元別にノートを分ける。

ページ毎に問題番号、日付等を上部に書く。

あぁ~でもない、こぉ~でもない、と問題と格闘する。

とりあえず自分の答えを導き出したら答え合わせする。

パッパッと答えだけを合わせる。

正解すれば○、不正解ならば×。

決して正しい答えを書き留めない。

単に×をつけるだけ。

×になったら再度、ジタバタする。

ひたすら正解に繋がるまでジタバタ・・・。

何とも出来なければ一先ず観念する。

ただし、そう易々と観念してはならない。

少なくとも3日は考える。

それでも解けなければ回答解説を見直す。

自分に無い理解を発見出来れば青ペンで該当ページに補足事項を書き留める。

けれども決して答えは書き留めてはならない。

そのうえでさらにジタバタする。

とにかくジタバタする。

ピンときて自分の答えを導き出せたら答え合わせする。

この時点で、だいたい正解しているのがほとんどだ。

それでも正解していなければ、しばらく寝かせる(後でする)。

ノートの問題番号や問題集の問題番号に×をつけておく。

時間が経てば再びやってみる。

こういうことの繰り返しで1単元を完了させる。

さらに繰り返して1科目を完了させる。

気が付けばジタバタノートが出来ている。

見返すだけで、その時の記憶が蘇る。

同時に学力が身に付いていることを実感する。

そして次のステップに移る。

(2)センター過去問(ざっと18カ年分)に挑戦する。

見開きページを1問として割り切る。

例えば2013年本試験数学1A第一問[1]とか。

そして、いきなりテストする(内1カ年)。

数学1Aで60分。

数学2Bで60分。

それぞれで点数を出し、項垂れる。

序でに凹む。

不甲斐無さに遣り切れない感をあらわにする。

それでも冷静感を取り戻し、課程毎に計画を立てる。

もちろん嫌いなもん順。

予め点数÷100点×60分で相当時間数を算定する。

算定時間を設定し問題を解いてみる。

リミットがくれば答え合わせする。

正解していれば○、間違っていれば×。

得点率を算出する。

ちなみに決して答えを書き留めない。

4ステップの時と同じようにジタバタする。

こういうことを課程毎に全ての問題で行う(内16カ年分)。

全ての問題で満点を確保することが出来る自信を持つ。

締めのテストをする(内1カ年、最後の過去問)。

得点率を見出だす。

最初のテストと最後のテストの得点率を比べる。

得点率に差が無ければ凹む。

得点率に大きな差(向上)があればテンション上がる。

忘れてはいけないのが最後のテストにおける間違い問題でジタバタすること。

有頂天になっていないで最後の最後までキチンとする。

準備した全ての問題を自分の力でヤリ遂げる瞬間を得る。

つまりそれは達成感を得るということ。

同時に努力をした向こうには必ず次なる問題が潜んでいることを知る。

これは歩き切った者にしか分からない。

これが努力が報われた証拠。

困難に立ち向かう喜びを得るのだ。

6時間で微分積分を完了することは十分可能。

【微分】を本日水曜日に完了し以後、肉付け続行。

また明後日、金曜日には【積分】を完了し肉付け。

夏休みはやはり成功成長を果たす必要があります。

だからこそ、無理を強いても支える醍醐味がある。

自分なんかに合わせて勉強してたら出遅れるだけ。

合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(7)

希望への道 2012・07/15 ー 2012・08/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習・宿題ともによく頑張って取り組めていますが、時々気が抜けているのではないかと思う瞬間が何度かありました。授業中でもふとした瞬間に気持ちが抜けるのか、座って取り組む姿勢が悪くなっていたり、図を描かずに解こうとするなど少し解答に取り組む際に適当な態度で取り組んでいたりなどということが時々見られました。もちろんその都度注意してその場で改善できていますが、ふと集中力が途切れる瞬間があります。受験に向けての気持ちについてまだまだ甘いところがあるように思います。わずか1点で合否が分かれるようなぎりぎりの勝負を今後も行っていかなければいけないという状況の中で、気持ちの面での甘さは命取りになりかねませんので、今後このような甘さは完全に排除していかなければなりません。特に最近は知識の面ではだいぶ多くの内容を身につけることができてきていますので、今後の学習においてはそれを利用して応用させていく内容が中心となります。新しいことを覚えるという学習もまだまだ必要ですが、それ以上に難易度の高い問題に当たった際に自分の力で考えて解答に到達するという思考力を鍛えていくことが重要です。今後の学習指導においては特に白陵中学の2次の過去問を中心に使用して、考える力を鍛えていきますが、その学習を通して特に記述面を中心に甘さを完全に排除するという姿勢で取り組んでもらいます。そしてその作業を通じて全体的に気持ちの甘さを払拭することについても目標のひとつとして学習指導を行っていきます。

(授業内容と今後の予定)

今月も新たな知識のインプットと過去問を使用した問題練習を中心に学習しました。白陵1次の過去問については平成23年度と平成17年度の2年分を除いてひと通り取り組めています。間違えた部分の復習についてはまだまだ残っていますが、間違えた内容についてひとつひとつ順調に克服できています。今後もこの調子で進めていきましょう。ただその一方で一度終了した過去問について満点を獲ることがなかなかできていないようです。少し復習の面で改善するべき内容があるように思います。単に解き方を覚えるのではなく、そこには必ず理解を挟まなければ一度身に付けた内容についても忘れてしまいますし、また応用がなかなかできません。まだ自分の知識を応用させて考えていくという力が充分ではありません。また姿勢という面でもこれから鍛えていく必要があります。今後の学習指導においては出来る限り「考える」という内容を重視していきます。それも例えば割合の複合問題や割合・相似をもとにした求積、倍数・約数をもとにした抽象的な数の問題など苦手な内容を中心にして考える機会を増やしていきたいと考えています。まだまだ覚えるべき内容も残っていますし、やることもたくさんありますが、その場その場できちんと消化できているので頑張って乗り越えていきましょう。

【国語】

先月同様今月も『本文中から答えと思われる箇所を探し出し、要点部分に線を引き、それを答えの欄に書く。決して見当違いなものではないが、答えではない。本文の前半にあるキーワードを素通りし、後半のキーワードがまとめて書かれている場所が、無条件で答えだと思う』これらの悪い癖を払しょくすべく、さまざまなジャンルの文章問題にチャレンジしていただきました。なかには公立高校の1.2年生のまとめにあたる参考書の文章問題や、他の私立中学過去問も含まれていました。この一カ月、本人に「質問文が聞いていることは何なのか?」「その答えが具体的に載っているのは文章中のどこなのか?」「決して文章の後半ばかりに答えは載っていない」など、繰り返しアドバイスして参りました。また問題文と自分の答えを、答え合わせの前に1分間見直させ、問いと自分の答えの記述が食い違っていないか、字数の条件は守られているか、「誰の行動」「誰の心情」といった主語述語を明確にして記述をおこなっているか等を、確認してもらいました。すると今まで以上に良い正解率で、白陵の過去問題を仕上げることができました。本人にもそれが分かるらしく、問題をしていて手ごたえを感じていたと、感想を言ってくれました。それに、記述するときに今まで以上に問題の質問文を気にし、具体的に書かれている箇所を探したとも聞き、大変嬉しく思いました。実際答え合わせをしてみると、先月と変わって答えがしっかりと書かれ、質問文を踏まえた箇所を選んで書かれているのがわかります。正確に答え同様の答えを書くことは、かなり難しいことですが、その一歩手前までかけるようになっています。これは本人がていねいに文章を追いかけた結果です。最後の詰めまでいかなくても充分点数になります。満点がもらえずとも、答えの趣旨に合わせてかかれた一歩手前の答えは、実際の入試で充分に加点してもらえるのです。

今後もさらなる読解力向上のために、さまざまなジャンルの文章問題を、好き嫌いなくしっかりと解いていってもらいます。と、同時に宿題でも見受けられることですが、答えに空欄を作らないことを、今月の目標にしていただきます。といいますのも、国語の問題は一つの文章から問題を作るため、全ての問題は関わりを持ちつながっています。ですから、ある問題を丁寧に考えることは、他の問題を考えることにもつながります。そのため、わからない問題でも分かることはきちんと書きこんでほしいのです。時折答え合わせの時に「ああ、ここ、書いとけばよかった」とか「文字数が少ないから、答えはちがうと思って、書かなかった」などど、実にもったいない事を言ってくれます。空欄のままでは確実に0点ですが、書きこみをして趣旨にあっていれば、加点してくれるチャンスです。分からないながら書いていた答えがそのまま正解ということも珍しいことではありません。決してあきらめず最後まで空欄を埋める努力を重ねることを癖づけてもらいます。また今月も漢字の暗記(中学1~2年生レベルを)を引き続き暗記してもらいます。難しい漢字が多く、何度か暗記のやり直しを命じることもありますが、辛抱強く頑張ってくれているのでうれしいです。また今月から四字熟語の暗記が始まりました。暗記に時間がかかって大変ですが、大変訳に立ちますので、今後も頑張って暗記を行って頂きます。

【理科】

じりじりと照りつける夏の日差しに、学習も捗らない日々が続いていることと思います。夏休み始めに立てたであろう学習計画も、どうしても中弛みしがちな時期に差し掛かってはいますが、持ち前の粘り強さと豪快さで、残り少ない日にちを有意義に過ごしてもらいたいものです。

さて今回の学習内容です。毎回行っている緑のテキストを利用した小テストも、毎回ほぼ満点を取るような準備が出来ています。最初の頃はテスト前に覚える時間を「もう少し欲しい」ということがありましたが、最近はすんなりテストから始めることが出来ています。地層・地震・天気・湿度など細かく覚えておかねばならないところが多い単元ばかりではありましたが、よく出来ていました。ちょうど二周をこなしたところですので、一旦お休みし、次は青のテキストを小テストに使って物理・化学分野の基本事項を確認していきたいと考えております。今回はテストのやり直し、過去受けられたテストの見直し、新しく準備した問題集(きんきの中入)の三本柱で進めていきました。まずは直近のテストのやり直しについてです。月と地球の単元では、親御様もおっしゃられておりましたように、あれこれこんがらがって覚えてしまっている部分が見られました。それらの説明を聞くことで、納得することが出来たようです。ここでは必ず太陽・地球・月の位置関係を図示し、その図を見ながら考えるように指導しています。日周・年周運動についても同様に取り組むように指導しました。その他天気図と台風、水溶液と中和のところに関しては、数値を間違えて覚えてしまっていてミスをしたり、知識があるにも関わらず問題の大切なキーワードをを読み落としたりしての失点などが見られました。比較的得意な振り子の運動に関しても、後半の問題にどう応用するべきかが閃かないというところが見られました。それぞれどう思考を重ねていくか、について説明・指導しています。過去の問題に関しては解いて丸付け・やり直しまでを宿題にしています。やり直しの際、答えを見てもわからなかったものだけ説明をしていますが、それらの中でも正しく読めていなかっただけという失点が幾つかありますので、この辺りの精度を上げていくことが今後の課題となります。きんきの中入のテキストですが、まずはてこ・滑車などの力学の単元を実施しました。この単元は比較的順調にこなすことが出来ています。途中から回路と電流の単元に入りましたが、実際に回路を考えて書くことが今ひとつ苦手なようです。ここは入試でもよく出題されるところですので、ひと通り終えたあと再度確認する予定でいます。

(今後の対策および予定項目)

緑のテキストが一段落したことを受けて、青のテキストを小テストに使用していきます。またきんきの中入のテキストを主教材として9月いっぱいまでには一周を終える予定でいます。過去問や過去のテストなども上手に利用しながら、得意分野の精度アップ、苦手分野の克服に時間を使いたいと考えております。

【岡山白陵中学校・岡山白陵高等学校:http://www.okahaku.ed.jp

5年前にした約束

(卒業生)メールそっちに届かへん設定になってるみたいで、よくわからんからこちらで連絡してみた。お盆帰るで

(和田成博)8/13まる一日フリー。予定合えば、どう?。。。いつもの如く自分の都合最優先でええで。

(卒業生)13は丸1日伊丹病院の見学してるわー。というわけでちょうど近くには行くけど、残念。夜が空いてるとは思うんやけど、病院によってはその後ご飯連れて行ってくれたりするから絶対空いてるとは言い切れんなあ。

(和田成博)いよいよ社会人の準備やな~!!、そんなん気にするな。いつものことや。後回しでええ。◎◎が、先生、になるわけだ。小6から知ってるだけに嬉しいね~

(卒業生)そうやねん、そろそろ先生なるねん。もう毎日白衣着て病棟おるからなあ。13日、もしはよ終わったら、一応連絡するわー!。でも、家族やら他の予定入れといてくれて全然大丈夫!。そんときはそのまま帰るしー。

(和田成博)いよいよ小2の夢が叶う瞬間やな。その暁には5年前にした約束を守りに出向かせてもらうわ。ま~覚えてへんやろけどな~ww。白衣か~、俺が持ってる白衣とはぜんぜんちゃうやろな~(笑)))8・13は大丈夫や。1日空けとくつもりや。だからと言って気にするな。

(卒業生)微妙に違う、小4やw。約束は逆にいっぱいしてる気がするからどれのことか覚えてへんわw。まあ普通に16時くらいまでは絶対あるから!笑

(和田成博)記憶力も年齢と共に衰退していくようだ・・・汗。俺ももう歳やな~。すまん。盆も正月も無い職種やもんな~。了解だわ!、当日はいつもの如くテキトーな感じで宜しくww

(卒業生)別にええけどもw。おけ!テキトーで!

(和田成博)俺が小2で、おまんが小4、思い出した。あ~スッキリした。

過去ブログ『特別な意味を持つ合格』http://www.jyukenjyuku.jp/blog/?p=1306


合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(6)

希望への道 2012・06/15 ー 2012・07/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習については非常によく頑張っています。また宿題についてもよく頑張れていますが、問題に取り組む姿勢を見ていると、少しだれてきているような部分が見られます。時間を計って問題を解くというような場合には計算間違いもほとんどしなくなりましたが、ただ単に問題を解くという段階においては、計算間違いがまだまだ見られますし、問題の読み間違い等も宿題に段階でときどき見られます。今後の学習を行うにあたって、少し気持ちを引き締める必要があるように思います。今後の学習指導においてはテスト形式の問題練習と過去問を中心に行います。実際に合格できるかもしれないという気持ちを自分の中で持つことが、学習に向けての一番の動機になるようなので、今後はまず自信をつけること、そしてそのために必要なことをやるということを目標にして学習指導を行います。1度宿題で解いてもらっていた白陵の過去問で1次・2次の合計点を計算した際に合格最低点に届きそうなことがありましたが、このときだいぶ気持ちが高ぶっているようでしたので、今後も目に見える形で点数化するという作業を入れながら先へと進めます。

(授業内容と今後の予定)

今月は白陵の過去問について平成元年までの1次の問題を全て解きました。各年度においてまだまだ満点とはいかず、2ー3問の間違いがあります。この直しについては夏休み期間中に行いますが、今回のこの作業を通して彼女の苦手な範囲がだいぶ浮き彫りになってきました。今後とも学習指導においてはこの範囲について重点的に基礎から学習指導を行いつつ、同範囲の問題について応用問題にてアウトプットの練習を行います。またこの内容については既に開始しています。今月は倍数・約数などの整数問題、円の面積をからめた図形の問題について学習しました。特に整数の問題についてはだいぶ穴がありました。もちろん単に公約数や公倍数を求めるような問題についてはできていますが、それを使うまでに何か別の数を足したり、線分図をかく必要があるような問題についてはほとんどできていませんでした。特に受験生が苦手とする範囲でもあるのですが、彼女にとってもだいぶ苦手な範囲であったようです。また図形の問題については、基本的なものについてはよくできていましたが、等積移動や補助線をひいて変形させるものについてはだいぶ苦手のようでした。両範囲とも基礎を身につけてだいぶできるようになりましたが、今後も問題練習による復習を応用力を身につける作業は必要です。今後の学習指導においてはすでに済んだ範囲の問題については問題練習という形でタイミングを見計らいながら毎回行っていきます。特にこの夏休みの過ごし方がとても重要です。頑張っていきましょう。

【国語】

今月は先月同様に、読解力の向上並びに問題点の改善に努めて頂きました。先月報告書に『以前説明したとおりに本文中から答えと思われる箇所を探し出し、きちんと要点部分に線を引き、それを答えの欄に書く。決して見当違いなものではないが、答えではない』と書かせていただきましたが、今月いっぱい指導をしていて、中々その癖が直らないことがわかりました。どうしても本文の前半にあるキーワードにあたる箇所を素通りし、後半のキーワードが書かれている場所が無条件で答えだと思うのです。そこに根拠はなく、後半の方がまとめで大切だと考えるようです。この考え方は間違いで、点数を下げる考え方であると、本人が宿題をするときにどれだけ意識して答えを記述していこうと思うか、意識改善から進めたいと考えています。また問題文と自分の答えを、答え合わせの前に1分間見直させ、問いと自分の答えの記述が食い違っていないか、字数の条件は守られているか、「誰の行動」「誰の心情」といった主語述語を明確にして記述をおこなっているか等、確認してもらうようにしています。そうすることで、事前に自分でミスを発見することができますし、記述に関して自己の中で確認するルールが出来上がります。このような点数アップにつながるルールをしっかり持って、確実に確認していける子が高得点を出しているのだと考えます。今は無自覚ですが、これ以外にも自己流のたくさんのルールを作り、確実に点数がもらえる答えが書けるよう指導を行います。

また今月は先月よりも多くの問題を宿題にさせて頂き、解説を行わせていただきました。難しい問題にも好き嫌いなく解いていってくれる姿勢は感心致します。間違えた問題には時間を区切り、書きこみと、下書きを行ってもらいます。はっきり分かっている事を下書きで書いておくことで、部分点を確実に自分のものにできます。一点を争う入試では大切なことです。また書きだしてくれた書きこみや下書きから、どこまで文章を理解して解いていっているのか、こちらもしっかりと把握することが出来ます。今月は時間をかけて、この二点の事を重点的に教え込んでいく予定です。さらに今月から漢字の暗記(中学1~2年生レベルを)を引き続き暗記してもらいます。難しい漢字も多くありますが、一生懸命覚えてくれているので、大変素晴らしいです。あと先月で同音異字は終了し、四字熟語の暗記が始まりました。四字熟語は私が意味を読み上げ、その意味の四字熟語を書くと言う方法ですが、難しいらしく苦戦しています。しかし慣れれば多くの意味を理解することが出来るようになります。最近の読解文の中には四字熟語を効果的に使って、文章を説明しているものがいくつもあります。今後の頑張りに期待をしています。また慣用句(体のパーツに関するもの)も苦戦しながら頑張ってくれていますのでこの調子で頑張っていただきたいです。

あともう一つ。最近多々授業中に眠くなることがあります。頑張って起きようとしてくれていますが、ぼーっとしてしまっては、せっかくの説明を聞き逃してしまいます。暑くなってきて体力が続かない時もあるかもしれませんが、しっかり睡眠をとって頑張ってほしいです。

【理科】

(授業中の様子、実施事項および問題点など)

湿度も気温ともに日に日に上がっており、過ごし辛い日々が続いております。夏休みも目前に迫り、気分も高揚し学習に集中しづらい毎日ではありますが、それは他人も同じ。ここを乗り切れば自分だけのゴールがあります。ライバルたちとの競争も意識しつつ、自分の限界へと挑戦してもらいたいものです。

さて今回の学習内容です。毎回実施している緑のテキストでの小テストですが、ここのところの高正答率をキープできていました。月の動き、星座と星の名前、流水の働き、地層の単元でしたが、9割以上正しく覚えられていました。この辺りはまずは暗記した上で初めて問題に向かうことが出来る、という単元ですので、ひと通りの知識はもれなく身につけて欲しいところです。前回同様に過去問にも取り組んでまいりました。相似を利用しての月と地球の距離を求める問題では、相似を利用するというところから思いつかなかったようでした。与えられている数値などをどう利用するか、というところを自分の持っている知識と照らし合わせながら考えることが出来るように、説明をしていきました。てんびんを利用した、重心とモビールのバランスを考える問題では、あれこれ試行錯誤しながら解き進めることが出来ていました。解いたあとに当てはめて正しいかどうかを考える時と、それを疎かにする時とがあるので、常にたしかめは行うように指導しました。日光と光合成量の問題のところでは、問題と表とを組み合わせながら解かねばならないものでしたが、比較的すんなりと解けていました。また同様の生物分野の問題で、蛹と成長条件を扱った問題でも、最後の何が起こっているのか考察する問題は手が出ていませんでしたが、そこに至るまでの問題はよく解けていました。炭酸ナトリウムの分解や、水の凝固・沸騰に関する問題で出された、「数値を上手に読み解いて問題に取り組む」タイプの出題では、前月同様まだまだ不慣れなところが見られました。何が与えられているのか、それにより何がわかるのか、ではそれをどう使えば良いのか、の3ステップを身につけてもらわねばなりませんが、芽吹くにはもうしばらく時間が必要なようです。

(今後の対策および予定項目)

これまで通り緑のテキストを毎回の小テストに、青のテキストを基本的なことのおさらいに、そして過去問題集を実戦的な思考の積み重ねの練習にと利用していきます。およそ月毎に受けられているテスト問題も上手に利用して、さらなる地力のアップへと取り組んでまいります。今はまだ頭の中に様々な知識がドロドロに溶けている状態で、一つ一つ関連性を持って形作られるにはもう少し時間が必要ですが、良いテンポで進んでいます。いままで話をしていてピンとこなかったようなところも、「こんなような気がする」と答えに近づけるようになってきています。過去問を使用し始めて、若干取り組み方も真剣さが増してきたように見えます。理科は出題される単元によって得点の浮き沈みの激しい科目ではありますが、どこを出されても適切に対応できるように準備をしてまいりたいと思います。

【岡山白陵中学校・岡山白陵高等学校:http://www.okahaku.ed.jp