サバイバル1等賞「成績」

成績

3年生への進級を何とか果たした1学期早々、またもや事件が勃発した。それは呆れてモノも言えなくなるぐらいこと。その事件とは、自分よりも点数の悪い同級生達に赤点がついていない、にも関わらず、自分にはシッカリと赤点がついている、というものだ。とは言っても、そこまではよくあるコトなのだが、そこで担任の発言に耳を疑うモノがあった。

担任『赤点の成績を絶対に変えないからな・・・』

という発言。明らかに意図を感じる。しかし彼自身とても冷静だったように思う。これまでにも幾度と無くアクシデントを乗り越えてきた経験もあり、順序と手はずを考えて静かに、そして速やかに行動を起こしたのだ。

親御様「和田先生に電話しよか?・・・」

本人「この程度なら和田先生に連絡せんでもええよ・・・」

、、、という会話。本来このような一連の状況を考えると、一見オモシロいことでは無いのだが、イタズラにも少しオモシロさを感じる。同時に彼自身の成長も感じられる良い機会となった。私は対応教科(科目)の兼ね合いもあり、彼の担当からは一時的ではあるものの一旦外れている状況なので、この一連の話にはまったく関与していない。彼自身の問題を彼自身で解決したうえで彼から話をしてもらった内容である。この話を社内の何人かのスタッフに話したところ、某スタッフいわく、仕事の出来る高校生になっちゃってるじゃないですかぁ〜〜?!、と少し羨ましい感じで微笑んでいた。

赤点を消す、という目標を達成させなければならない!!!

信念を心に宿し行動に徹する必要がある。ヘコヘコと担任に頭を下げて頼み込むなんて絶対にしない。ヘコヘコするぐらいなら赤点のままで良かった。だから、と言って突破口を開かないといけない相手に対して、敵対的な感じで接してもいけない。大切な事を全力でヤリきれば、自分で考え行動して、必ず自分の導きたい結果を導くことが出来る。そうなるように考えられるし、意外とそうなるように出来ている。

絶対に変化しない、という赤点を変えるには、どうすれば良いのか!?

これを考える事が一番大切。そこに力を集中させる必要がある。状況に対して端的に一喜一憂するなんてことは、責任を放り投げているだけで決して解決には至らない。勿論だが、彼自身これらの認識を従順に承知していたことだろう。

いよいよ作戦が実行された。

周囲の友人達に点数を聞きまくる(周知)。ハッキリした数字を聞いてはいないが数十人程度、聞きまくったようだ(妥当性)。こういった「裏付け」をとってから担任にとことん詰め寄った。要するに交渉である。その介もあり、幸いにして後日、担任の先生から連絡があった。絶対に変えない!、と豪語していた赤点を無事に変えることに繋げたのだ。これで胸を張って出願に挑む事が出来る。出願書類の段取りをする為、夏休みにお伺いさせて頂き、この一連の話を耳にした。

和田「おまえ!!ようやったなぁ〜〜(笑)」

本人『だって、絶対に赤点とったらアカン、って先生言うてたやん!!!』

絶対に変えない!、と豪語していた赤点が一高校生の動きで変わった。彼の成長は明らかである。これは本当に将来が楽しみだ。これからも反骨精神旺盛に育って頂きたいものだ。彼とはいっぱいケンカしてきたし、いっぱい笑ってもきた。ちょっとぐらい尖っていた方が社会に出てからは丁度良い。

和田「ほんなら今日中に出願の段取りをやってまおか!?、時間いける???」

本人『うん。いけるで!!!』

医学部医学科への道・手書きの戦略で大きな力。

ドキドキしながらブログにアップしました。

一見すると数値の羅列。。。

ただ医学科への挑戦にとっておきの威力を発揮しちゃいます。

(学力と武器になるモノ)×(志望校の妥当性)×(残された時間)

というように吟味を固めて現状の方向性を改めて確認しました。

こんな手書きが茨の道を歩むうえでの大きな力になるワケです!!

しっかし、iPhone4Sで撮影したんですが、、、

ココまで鮮明に撮影出来ているなんて驚きですッ☆

小論文:受験勉強=800字/30分

「テーマは『受験勉強』。800字を30分で仕上げてくれ!!ほんなら行くよ。ヨーイ、ドンッ☆。」

こんな感じで特訓開始。そして書き上がってきたのがコレ。突っ込みドコロは満載だし不思議な部分もそこそこある。けれども是非とも内容に目を向けて頂きたい。小手先だけのテクニックでココまでは、いかないだろう。何かが無ければココまで書き上げることは出来ない。ちなみにココまで到達した所要時間としては大凡10日程度だ。少なくとも2週間は掛かっていない。もちろん小論文に徹底させた訳でもない。高校3年生の受験前なので数学やら、英語やら、国語やら勉強しながらの諸行だ。

受験勉強

受験勉強をすることにおいて、受験生は勘違いをしていることが2つある。まず1つ目は、大学に入ることが目的になってしまっていることである。もちろん、進みたい大学に入るためには受験勉強をしなくてはならない。しかし、本当の受験勉強をする意味は、大学に入学することだけではない。大学に入学するという目的はあくまで通過点であり、本当の目的はさらに遠く将来のことであるはずだ。大学は将来なりたい自分になるために手助けしてくれる環境であり、そこに入ることが自分の将来の夢ではないはずである。大学を卒業し、なりたい自分になることこそが本来の目的である。なので本当の受験勉強とは、大学に入学するために行うことではなく、将来なりたい自分になるために行うことなのである。だからこそ、受験勉強は仕方無くやるのではなく、喜んで取り組むべきである。2つ目は目標の設定である。例えば、模試の得点評価でA・B・C・D・Eの評価を目にする。これを見て受験生は一喜一憂している。そこで目標に達することはできないのではないかと進みたい大学を諦める者もいる。しかし、本来の目標とは自分の実力に近いものに設定するのではなく、自分の進みたい所に設定すべきなのである。途中で諦めて目標をどんどん自分の実力に近づけて大学に進める実力に達することを受験勉強したとは言えない。目標に近づくためにすることが本来の受験勉強であり、進みたい大学よりレベルの低いところに設定した大学に進むことを受験勉強を頑張ったとは言えない。むしろそれは怠慢である。以上述べた2つのことが受験生が勘違いしていることである。我々受験生はこれらの勘違いを正し、今日も将来の自分の夢を叶えるために、また、自分の設定した大学に達するために、受験勉強に勤しまなくてはならない。

中間考査94点+センター49点

学校の試験勉強なんて徹底的なまで一切させていません。

もちろんですが試験勉強に対する戦略すらも一切練っていません。

使った教材は、教科書とリード(学校問題集)とトライアル(市販問題集)だけ。

9月初旬から10月下旬に至る2ヶ月間で教科書まるまる1冊掻き込みました。

そのうえで得られた結果がコレ。

>2学期中間テスト・94点。ちなみに平均点は60点前後。

>センター試験(過去問)・49点

これを、どうみる!?

何度も申し上げますが学校の進度に合わせた勉強なんて一切無視。

ヤリたい事をヤリたいようにヤラせてもらってます。

試験直前はセンター数学(過去問)に没頭するよう半強制的に指示。

4ヶ月で生物Ⅰを完了させる、という目標を夏休み最終週に設定。

結果的にピタッと2ヶ月間で期待通りの結果を得られました。

その期待とは、センターで半分程度の得点率を確保すること。

最低ライン65%を確保すれば一先ずクリアー、、、

そして70%を確保すればオールクリアー。。。

スタート以前の生物Ⅰは間違いなく真っ新。

だからこそ、とことん突っ走った。

看護師になりたい、という夢に向かわせただけ。

学校の試験やら、校外模試やら、といった目先の事に捉われるなんて問題外。

試験前やから勉強する、ってのもナンセンス。

勉強なんてのんは普段からやっておくモノ。

直前になって慌てふためいても帳尻を合わせてただけで後の祭り。

数値=学力!?

そんなモンは絶対に有り得ません。

その意味を身を以て知っている彼女は、高校2年生だったりします。

医学部医学科受験に、もう1つプレゼント☆

センター数学1:100/100
センター数学2:90/100
センター化学1:92/100
センター生物1:89/100
センター地理B:92/100

私の担当教科は上記な感じ。ちなみに国語と英語は他のスタッフに任せております。そこで、センター試験対策に向けて徹底的かつ計画的に戦略を実行した結果がコレッ(笑)かなり良い感じです。もちろんのコトですが、鳥取大学・個別前期試験に対しても合格最低点以上を確保する為に数学3Cでは2往復完了。もうちょい小慣れてきたら3往復目に突入するつもり。只今、自ら歩むテクニックに磨きを掛け中。医学科受験なんで、そんなモンでしょう。そして私は彼に1つのプレゼントを用意しました。

早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学、東京理科大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学といったコレらの水準を1つ1つ調べて導き出してきたのが、東京理科大学、法政大学、明治大学、中央大学、日本大学、東洋大学、立命館大学、近畿大学。ココからさらにブラッシュアップをさせるのは当然です。

驚きかもしれませんが、このようにして彼に第1志望をもう1つ準備しました。1つは医学科で、もう1つが建築学科。2頭追う者は1頭も得ず、という考えは私には一切有り得ません。そうならない為にもとことん考えて、いっぱい会話をして、技術的な戦略を練って、彼には悪いんですが故意的に雨を降らせて地を固めた次第です。キッチリと定めるまでに大凡1年程度の所要時間が掛かりましたが、今では本当に良かったと実感しています。とてつもなく苦しい受験なのに、彼も私も毎日が楽しくて仕方ありません。医学科受験、建築学科受験を第一志望として同時に2つもの苦しさを味わえるのですから・・・。彼の将来は成功しか有り得ないような気がします。

サバイバル1等賞「戦略」

戦略

一先ず行ったのは、理念を構築し目標を設定すること。次いで身辺整理を行って残された可能性(時間)の把握、解決すべき問題の抽出と抜本的対策、など多種多様に渡り盛り沢山。 これら全てを結び付ける相関性を導き出さなければならない。闇雲に実践させても上手い具合には機能しない。如何に整合性を導き出して信憑性を確立させるような徹底的なる努力を行うことが出来るか、に掛かっている。先見性を宿さないと誰しもが出来ることではない。

それでは早速、検証です。もっと具体的に分かり易く彼に行ったことを噛み砕いて話をしてみましょう。 理念構築としては、理学療法士になりたい!、ということで十分だ。 目標としては、◯◯大学、◯◯大学、◯◯大学、◯◯大学、◯◯大学、に進学したい。身辺整理としては、成績微妙(残念ながら評定平均値を活かせない)、健康状態良好、検定資格無し、部活役職無し、年間休日数一桁程度、で確認完了。残された可能性を大凡16ヶ月という残された時間。 このような感じで彼のパーソナリティーを改めて整理整頓する。

早々に全ての大学の過去問と入試要項、大学案内を入手。まずは大学案内から彼自身が、ここ!!、と思うところをチョイス。もちろん上から下まで全部読みまくる。読みまくってイメージを膨らませることが先決なのだ。それに伴って入試要項から出願する試験を吟味。そこでAO入試、公募制推薦入試、一般入試に絞った。けれども一般への出願は薄い。それでも絞ったのだ。それは何があるか分からないからだ。だからと言ってセンター出願は、彼にとって荷が重過ぎるので、あっさり見送った。

次に過去問から挙げられる彼自身の改善点を1つ1つ対処。戦略的放置(合格点を確保する方法と高得点を獲得する方法は大きく異なります。)を見据えながら、各所様々なマネジメントを現場有り気で立証していく。この作業は一見すると、とにかく時間が掛かるように見えます。けれどもそれは単に一見にしか過ぎません。長期的なスパンで物事を考えた場合、遥かに時間の掛からないことが時を経て実感出来るはずです。これは経験した方々にしか分かりません。如何に時間を有効活用し、勝算を上げることが出来るのか、という課題を時間軸にそって計画的取り組まなければならなりません。

では次に、AO入試について考えみましょう。イメージとしては、評定平均値が明らかに悪くても出願すれば学力試験も無いので合格に比較的近い、と勘違いされる方々がとても多い。けれども、それはもう数年以上も前の話である。実質的にはそうではない。率先して対応していない学校の先生方に本当に多い話なのだが、その状況をまったく知らない。そういう方々に多いのが、結果如何で掌を返したり、自分にとって良いモノだけ、を取り込むことしかしないとか、感情的に言動を振る舞ったりする。

教師歴20年、30年とかでは、これら姿勢を決して払拭出来ない。自分がエライとか、自分がスゴイとか、そんな勘違いをしてはならないのが社会通念上相当の見解であるはずなのだが、それすら知らない者が多い。及ばない経験が20年、30年も培われていることを認識し日々、培うべき鍛錬に努めるべきであろう。気付く、ということは何事も対処するうえでの大切なツールである、ということを是非とも知って頂きたい。そんな事とは真逆に、率先して対応している学校の先生方には共感する部分がとても多い。やはり、そういう先生方が在籍する学校は、合格率も高いのが実情のようだ。さすがだな!?、と驚かされることもあり、学校の教師なんか辞めて、受験塾家庭教師で全力を尽くしませんか?!、今の給料の1.5倍で支えますよ!!、とアプローチしたこともある。残念ながら受験塾家庭教師で全力を尽くして頂けることは無かったけれど、未だに良い関係を続けさせて頂いている。

さらに細かく進めていくうえで、注意して頂きたい事をお話しします。それは評定平均値に関わるものです。出願資格で、評定平均値の縛りがない、という事例はよくあります。だから、と言って、まったく反映されない、という訳ではありません。評定平均値に関わる数値は大きく反映されています。ただ信憑性のある絶対的な根拠はまったくありませんが、私や受験塾家庭教師がこれまで背中を押し続けてきた経験を元にして、導きだしてきた経験によるものです。照らし合わせれば、だいたい思った通りの結果に成り得ています。資格のところに、評定平均値はない。けれども選考のところに、調査書・面接、と書いてあれば正しく考えられる通りです。調査書という言葉を書類という言葉にしていたり、評価方法を総合評価としていたり、そんな感じで明記してあります。言動如何にしても成績がモノを言ってる事実は明確です。そりゃ〜そうですよ!、大学サイドの立場を考えると妥当性は大いにあります。言った言わない戦略で乗り越えられるような壁ではありません。言葉にしがみ付くのではなく実態にしがみ付くべきでしょう。それを知ったうえで作戦を実行させるべきです。

少子化の煽りを受けている大学が少しでも多くの学生に出願してもらうべくAO入試という色を活用して、早い段階で優秀な生徒を確保したいのは当然です。これは素晴らしいことだと思います。それを理解して対応すべきです。相手がどうだから、制度がどうだから、というのはナンセンス。むしろイチャモンつける方が???です。これは完全に負け惜しみです。厳しい言い方をさせて頂くと、早く気が付いて即座に対応したモノが合格を獲得することが出来て当然です。是非とも大きな視野で周囲を見て頂きたい。気付く、というツールも戦略を担う1つです。そこに大きな価値を秘めていることを知るべきです。橋を架ける為には場所と時間とタイミングと安全性と妥当性とその他様々な要素が自分の想像を超える以上にたくさん必要です。何が欠けても成し遂げられません。橋を架けるだけに努力をしても無駄なことです。

さて、それでは得点要件を確認しましょう。検定資格をもっていたら10点とか20点とか、部活動成績の適用で県大会ベスト8位以上で10点、をそれぞれ得点に繋がる要件を発見。残された時間を検定試験と部活動に費やして得点確保に攻めの姿勢で臨むべきです。これで大凡、確保手に入る得点を導き出すことが出来ました。後は如何にして努力を積むかです。次に教科を選定しましょう。完璧なる程に苦手な数学。これを活用しないで出願をする良い方法があることは理解出来た。ならば今のところ、この方法しかないだろう。国語、英語のみを続行。これならば現状のご予算もクリアーするし、集中力も分散されない。これでいくしかない。よし!、大凡、定められる部分は定めることが出来た。情報を徹底的に集めて、さらにブラッシュ アップさせる為、解決策を導いていくスタンバイを早速スタートさせよう!、今に見てろッ☆

私、和田成博は根っからの数学と理科のプロ家庭教師。勿論、英語の対応も十分に可能ではあものの、国語を対応することが相変わらず出来ない。だから右腕的スタッフに現状の段取りを全てバトンタッチ。数学の役割が入試の活力にはならないからだ。数学のポジションを、赤点脱出のみ、に位置付けて英語と国語の力を引き上げるように徹する。このような戦略を考えると私では及ばぬ力は明らかだ。要するに、私では国語における対応力不足だから、弊社優秀なスタッフに国語を任せたうえで対応科目を、英語、国語、数学、の3教科に絞る。後ろ髪を引かれる感情はある。けれども目先の感情に捉われていては、彼の成功は有り得ない。改めて入試要項を確認して頂きたいのだが、入試要項に記載された要件のみ、に全力を尽くす必要があるのだ。そして大学のイデオロギーに沿ったかたちで、自分の考え、を長期にわたって少しずつコントロールする必要がある。これでようやくスタートラインに立つことが出来た、と言える。後は徹底的に努力を行うだけ。梶谷先生!、後は頼んだぞ。私は彼を大きな視野で見守ることにする。

サバイバル1等賞「部活」

部活

『今年からは私が決める。キャプテンは◯◯に任せることにした。』

監督の突拍子も無い発言を受けて、キャプテンになるはずだった当の本人は、イライラ以外の何モノでも無かった。衝撃的な憤りを感じたのだ。

本人「僕がキャプテンになるはずだったのに・・・。」

と心の声が溢れる。彼ばかりでなく少なからず誰しも経験する状況が起きたのだ。なぜ僕がキャプテンになれないのか???、という疑問が頭の中を駆け巡る。朝練、夕練テキパキと動きまくっていた。一人だけの時も台風の時も、練習だけは一切怠らなかった。部活をする為に学校へ通っている、と言っても過言ではない程、バスケを愛している。

一方で、そう易々とキャプテンになれるわけがない、とも思っている。ただ訳の分からない水面下の動きやツマらない大人達の思惑が往来している気配をヒシヒシと感じる。理不尽で、かつ、何とも不思議な処遇が彼自身の身の回りで、たくさん、たくさん、たくさん起きているからだ。キャプテンになる、という夢は失墜した。

けれどもここで決して諦めるわけにはいかなかった。とにかく何とかさせるべく周囲の意見や諸先輩方の意見を集めて、顧問に詰め寄った。

本人「なぜ僕ではないんですか?」

、、、と唐突な物言いで理由を問いただし直様、自分の意見を主張した。こんなところでウヤムヤにされてなるものか!、自分で考えて行動に徹したのだ。教師に可愛がられる良い子ちゃんでは到底考えられない言動であっただろう。

そもそもこの一件は本当に不思議なものだ。本人も顧問の発言に驚いていた。彼の方がキャプテンとして相応しい、と示唆している。勿論、周囲の同級生達も、諸先輩方も、みんながみんな考えが一致している。けれども部活顧問は一切考えを変えない。例年、諸先輩方みんなが各所いろんな意見を投じて推薦し、部活顧問が任命していた。しかしながら、今年度からは顧問が独断で決める、という状況。戦略的に漸進させない気配を感じる。むしろ、させようともしない。当然の如く説明もしない。教科書通りの教師的なよくある衝動的対応。

これでは合理的根拠や整合性をまるで見出すことに繋げられない。その信憑性もまるで見出すことが出来ないことは言うまでもない。結果的に、憤りだけ、が残った。何かが理不尽。不思議過ぎる。何が何だか分からないが、これまでのいろんな処遇が走馬灯のように頭を駆け巡る。

もうこうなったらチームを引っ張って、良い結果に導く、という役割を果たし、チーム全体の功績を上げていくしかない。大変申し訳無いのだが、キャプテン!、〇〇にはそのアクティビティに付き合ってもらうことにしよう。とにかく優勝を目指して切磋琢磨、日々精進する。とにかく可能性を見出してやる!、もう本当に信じるべきモノを信じて歩んでいくしかない。 悔しいシコリのようなモノが残るが、何とか生き抜く為に考えて動きまくってやる。絶対に諦めてなるものか!

サバイバル1等賞「数学」

数学

晴れて2年生にも進級し、意気揚々と学校生活を楽しんでいた矢先。次なる問題が発生した。やっぱり、そうだった。答えは正解しているもののバツがついている。得点はなんと100点中3点。そんなバカな?!、だが、大凡、察しはついていた。こんな不合理があって良いものか!?、まぁ〜あるだろう!!、学校という環境だからこそ潜んでいるゲリラ的な要素。一般社会と比べると大したことではない。一般社会は不合理だらけ。学校というところは人生を歩むうえで良くも悪くも良い経験をさせてくれるリアリティーのある環境と言える。少なくとも私はそう感じている。

けれども今の状況に打つけてきてもらいたくは無いのが正直なところだ。せっかく赤点から脱却することが出来たにも関わらず、再び赤点がついてしまったのだから無理もない。自分が、勉強しない、という怠慢を働いて赤点がつくなら未だしも、答えは正解している、にも関わらず赤点がついてしまう。考え方が教えた通りの方法じゃないから、という理不尽極まりない実情で正解でもバツになる。本来ならば赤点には決して至らないのに、そんなのあんまりだ。「高校」というところ「学校」というところ、は可能性に満ち溢れた環境なはずなのに・・・。一教師の主観により、自分の思い通りにいかない、からと言って点数にイチャモンつけてはいかんと思う。

これはさすがに何とかせねばならない、、、ということで私はいつもの如く動き出すことにした。

兵庫県三田市で総合家庭教師業を営んでいる受験塾家庭教師の代表和田成博と申します。先日、何とも耳を疑うような状況を目の当たりにしました。そこで、この度は、◯◯高等学校殿と兵庫県教育委員会殿に何とかして頂きたい気持ちで、しがみつく思いで、ご連絡させて頂いた次第であります。

以下の<内容>をある程度、把握頂き、<保護者様から受験塾家庭教師にお話があった内容(一部、抜粋)>を考えますと、<経緯1:一学期の試験全体の流れについて、他><経緯2:数学の試験評価方法について、他>に対する一連の経緯は、どうしてもヤリきれない気持ちになります。大変、お忙しい時期とは思いますが、速やかに現状調査を経て、この度の是正措置を講じて頂きたい次第です。欲を言えば、「適切な採点により採点のやり直し」「一学期評価のやり直し」を即座に実施頂ければ多くの学生達が救われるはずです。もし機会賜るならば、この度の件につきまして何卒、ご教授頂きたく思う次第であります。今後とも兵庫県における教育の向上と発展を願っております。

<対象>
◯◯高等学校2学年「数学」における対応と採点方法、評価方法、他

<内容>
先日、弊社受講生数人から連絡があり、耳を疑うような事がありました。期末考査が終わって、10日前後程度経った2010年7月15日に学校から保護者様の元に連絡がありました。その内容は、「学生本人が欠点をとっている。」という旨の内容でした。この点では、私も特に何も思わなかったのですが、実は、ここから先に「疑問」と「憤り」を感じるヤルせない気持ちとなりました。

試験範囲としては、学校の教科書とそれに繋がるワーク類や学校の板書等が含まれていたようです。勿論ですが家庭教師として私も、欠点だけはとらせるまい、としつつ日々、ご本人に対する学習指導(フォロー・アップ)に励んでおりました。期末考査の点数が散々だったことに対しては一瞬、私もそれを聞いて保護者様に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。また同時に「ナゼ?」という感情も湧きました。一般的な試験範囲でしたし、それ相応の対応と確認作業を経ていたので、点数そのものが散々であった、という状態には「不自然」を感じました。ただダラダラと勉強していて、そのような結果を招いたのであらば致し方ないと理解し、学校の厳正な評価に対して真摯に受け止め、今後このような事が起きないように是正措置を行う必要がある、と考えておりました。しかしながら、この度の経緯については、学生本人を見ていても、そういった部分は考え難く、やはり考えを進めると以下のような不自然な部分が挙げられる為、何とも理解に苦しむ状況にあります。

<経緯1:一学期の試験全体の流れについて、他>

(1)中間考査の試験返却はされていない。つまり、試験の点数確認や反省、ならびに点数不具合の確認がなされないまま次の試験を迎えることになる。
(2)期末考査前のプレ試験返却はされていない。つまり、試験の点数確認や反省、ならびに点数不具合の確認がなされないまま次の試験を迎えることになる。
(3)期末考査の試験返却はされていない。つまり、試験の点数確認や反省がなされないまま評価を迎えることになる。
(1)(2)(3)のまま評価として「欠点」と通告される。これでは、もう打つ手だては無く、手も足も出ない状態になる。
全員が全員、上記のような経緯を辿っているのであらば、特に問題視する必要な無かったはずです。しかし、他クラスは、ちゃんと試験が返却されており、反省する機会や確認する機会を経て、この度の試験に臨んでいます。

<経緯2:数学の試験評価方法について、他>

「数学」という自由な教科(科目)に対して、教師の思惑以外の方法で答案用紙を作成した学生の答案用紙に対して断固たる姿勢で臨んでいるようです。要するに、「教師のやり方」以外で解答を導き出しても、点数はもらえない、という状況のようです。学生個々の努力により築き上げて来た知識と努力をもってして、試験に臨んだものの厳しい採点を受けて、厳しく評価されているようです。取り組んだプロセスと導き出した解答に適度な配慮を考慮に入れて、適正に評価を入れて頂きたい、と願います。

これは私個人的な意見になるのですが、「一教師の解き方が全てでは無い」と考えております。その教師の言う事を聞く学生が高く評価されて、自分で自分の個性を伸ばそうとする学生が「?」な扱いを受けるのは大変、疑問であります。これでは、学生達の育むべき能力に足枷をはめられているのではと考えても不思議ではありません。ましてや、数学という自由な教科(科目)に対して、「オモシロさ」を感じるコトが出来ないまま高校を卒業していく事を考えると何とも切ない気持ちになります。

<保護者様から弊社にお話があった内容(一部、抜粋)>

数学は期末3点・・・だそうです。思わず、耳を疑いました。中間もおそらく近い点数のようですが、どちらにしても答案をまだ返してもらってませんので、どこを間違えているのか、何が分からなかったのか、いずれも不明です。本人は、全部埋めた!、とは言っておりますが、何処をどう埋めたのか、分かりません。やはり、最後まで信じなくて良かったのか、また昨年の悪夢が甦ります。21日の面談は大学の話など恐らく出来ないでしょう。昨日、学校に◯◯の先生が来られて講義を受けたとのこと。「僕、◯◯大学に行きたい。」と言っていたので、今日の結果を聞くまでは、もう少し頑張って目指せないものか、とも思いましたが、今日の結果を受けて、進める大学があるのだろうか!?、と疑問は絶えません。本人は今の自分のレベルで進める大学がある、と思っているらしく、考えが本当に甘いです。明日から強制補充授業を受けるらしいですが同じような連中の集まり、また楽観的になるような気がして仕方ありません。本当に、理学療法士になりたい、ならば根性を見せて欲しいところです。

和田先生。お世話になっております、◯◯市の◯◯です。昨日は本当にお忙しい中、急に出向いて頂き、ただただ感謝です。ありがとうございました。学校からの連絡だけでは憤りと疑問が溢れ、1人ではどうしたら良いのか、と悩むばかりでした。先生と解決策をご相談することが出来て助かりました。ご報告確認致しました。迅速なご対応感謝致します。

今日、学校で担任の先生に対して、数学のテストを返却してもらえませんか?、と言ったところ、担任の先生は、未だ返してもらっていなかったのか?!、と驚かれたそうです。しかし返却してもらったのは、期末のみ、中間テストやプレテストが返却されるどころか、点数も未だ分からない状態。その答案を持って、そして勉強の出来るクラスの友達の答案を持って、自分の担当数学教師のところへ行ったところ、あぁ〜〜!、◯◯先生のところへ行ってくれるか?!、と言われ例の◯◯先生のところへ行ったらしいです。

先生『テストの点数は変えへんぞ!!!』

本人「この答案とこっちの答案答えは一緒ですよね。なんで間違ってるんですか?」

◯◯先生『学校のやり方と違うからや』

本人「答えが合ってたら間違いではないですよね〜〜」

こんな会話を後に、その先生はそそくさと逃げて行かれたそうです。そこで部活顧問の1年生数学担当教師のところへ持って行ったところ、、、

部活顧問『この試験の点数、どういうことや〜〜?!、あ〜〜お前あの変わりもんの先生が受け持ちなんか〜〜。こういうこと、ってホンマにあるんやなぁ〜〜?!、ちょっと見せてもらえるか?!、うぅ〜〜ん、まぁ〜〜、間違いではないけど学校のやり方ではないから、という理由で、こういうことにされた、ってことなんやな〜〜。。。」

と、苦笑いで◯◯先生が採点した答案を見ておられたそうです。そして、ちょっと答案をかしてくれ、と言って職員室へ持って行かれ、ざっと見て40点ないしは50点は取れているそうです。ということは半分は取れてるんですよね。悔しいですが安心しました。主人とも話してたんですが、やはり、中間考査にしても期末考査までに答案が返却されない、ということは和田先生の仰る通り、反省も復習も出来ません。他のクラスは返却されているのに、落ちこぼれクラスだけが返却されない、ということは、どうでも良いクラスだからなのでしょうか?!、落ちこぼれが頑張って上のクラスへ行こうと努力してはいけないのでしょうか?!、とても疑問が残ります。この点数によるペナルティーに関しては、今日の欠点者補充講習の時間に、数学Ⅱではプリントを20枚ほど渡されたそうです。当然ですが、息子は本当の欠点者ではないので、スムーズに解け、○○先生のところへ提出に行ったそうです。

◯◯先生『どうせ間違えてるんやから、もう少しで解答配るから席で待っときなさい』

本人「間違ってるかどうかを見てください」

◯◯先生『おまえ、●●(隣で問題を解いてた生徒)の答案を見たんか???」

本人「見てませんよ。●●まだ問題といてますやん。だから先に解答してください」

◯◯先生『・・・・・』

冗談にしても程があると思います。どこまで息子が出来ない生徒と思い込みたいんでしょうか?!、でも救う神もいるようで学年主任の先生との面談が今日あったらしく、、、

主任『2学期には欠点を全部消してやるから気を落とさずに、これまで通り頑張れ。数学にはいろいろな解き方があるから面白い。おまえの解き方は間違ってないぞ。」

と言って下さったそうです。(残念ながら担当は英語科です。)この学年主任の先生は今年、3年生を送り出し、再び学年主任として2年生を担当して下さった先生だそうで唯一、◯◯先生の再雇用を反対されたようなんです。△△高校内にそういう先生が1人でもいたことがせめてもの救いです。ちなみに欠点補充者は100名近くいたそうです。中には7教科8教科という生徒も。昨年と同じメンバーもいるけど新しい顔ぶれも当然いるわけですが、昨年の僕とは違うから!、と本人も言ってますし、確かに普段の生活を見ていてそう思います。1年間で勉強に対する考え方、大学に対する考え方、それぞれが本当に変ってきた、と思います。また突きつけられた結果に納得してしまうのではなく、納得のいく説明を聞きに行く姿勢もまた見られるようになりました。

和田先生にはお世話になり、良い方向へ進むことが出来て本当に良かったです。そのうえ、親では行動に起こしきれない部分で動いて頂き、大変感謝致しております。なかなかスムーズには、高校生活を進んでいきませんが、これも息子が成長するための試練と捉え、最後には笑えるよう夢に向かって努力させたい、と思います。これからも引き続きご指導宜しくお願い致します。いつも無理難題ばかりご相談して本当に申し訳ありません。

そこで、まさかの、どんでん返し・・・

和田「え、うそん(汗)、答案用紙もらってたん?、その答案用紙はドコにあんのん?・・・」

と、まぁ〜そんな結末。あまりにも点数が悪いのでショックで部室のゴミ箱にポイ。

和田「点数が悪いから、といって別に捨てなくても良いのに・・・。嘘なんてつくコトないやろ!???、点数が悪ければ悪いなりに胸を張って見せて反省したらええのに・・・。そして問題解決に繋げたらええんちゃうかな!?、もうホンマにしゃ〜〜〜ないなぁ〜〜〜ッ(笑)!!」

ここまで話が大きくなっているにも関わらず、 実のところそんなに大して驚きではありませんでした。勿論のことですが、君が答案用紙をホカしてしまったから私はこんだけ動かなくちゃいけなくなったじゃないか!?、というようなバカな思いなんて、一切何もありません。彼に対して腹を立てる必要なんて皆無です。高校生ですから、紆余曲折はございますよ(笑)。それよりも、答案用紙をホカしてしまったこと、に対して烈火の如く叱咤激励致しました。解決すべき問題が目の前にあるにも関わらず逃げたのですから・・・。

彼を信用し過ぎたことで早合点し、蒔かなくても良かった種を蒔いてしまった。まずはこの失態を公表し、そのうえで学校に頭を下げなければならない。私の一連の動きが騒動を引き起こしてしまったのだから当然である。直様お詫びを入れるべく、△△高校の教頭先生のところに赴き、正面切って膝をついて頭を下げた。この件は今でも鮮明に覚えています。だから、と言って彼に対して、本当に何にも思っていません。大切な事は、このような事があってはいけない、ということであり、起こしてはいけない、ということであります。このようにしてトラブルは呆気なく幕を下ろしました。

けれども少なからず火の気の無いところに煙は立ちませんので、良い意味で良い予防策となったことは言うまでもないでしょう。このような感じで、ちょっとした小さな話を想像以上に大きな話に進展させておけば、注意を払われる部分は自ずと注意を払われます。彼に降り注がれる火の粉を払うには、黒であろうと白であろうと、大騒ぎする必要がありました。躊躇なんてありません。この一件で、彼だけの数学のテストだけでなく今後、多くの学生達の数学のテストをキチンとした形で、採点して頂けるならば容易いものです。教頭先生が、数学の教師である、という情報を事前に得ておらなければ前進しなかったはずです。お時間頂き、お気持ちを伝えさせて頂く機会を頂き、当時の教頭先生には大変、感謝致しております。

数学・高得点確保の秘訣。

試験前1週間ないしは10日程前にテスト勉強をあんまりしません。バランス良く勉強するのが試験で疲れてしまわない秘訣。この勉強方法は私が高校時代に身を以て実践してきたものです。ほぼ間違いなく良い結果を導き出すことが出来るはずだ、と自信をもって提教えています。普段の授業を経てでないとあんまり効果的ではありませんが、何かの参考になるはずですので多くの学生さん達は是非とも実践して頂ければと思います。そんな訳で、その方法を部分的に教えちゃいます。

期末考査前の戦略ノート、要するに宿題帳。ラインとマルが入っているのはお分かりだろうか!?、この違いは至って簡単。ラインが入っているのは、子供自身がデキルと思っている問題。次にマルが入っているのは、デキナイと思っている問題。オモシロいのはここからで、これらのチョイスを互いに相談しながら時間を掛けて行う。ここで活用した時間と実際にデキル問題を全てこなす時間と比較した場合、とっても大きな節約に繋がる。ちなみにコレだけで数学1A2科目にも関わらず60分程度で十分だったりします。

デキルと思っている問題は一切やらない、けれども、デキナイと思っている問題は確実に解けるまで考えて考えて考え抜く。そのうえでテクニックを適用して相乗効果を上げてあげてやる。このような環境を整えてあげるのが私の役目。県立高校に通う彼女を正真正銘の優等生に仕立ててやる目標を叶える為に今後もとことんパワーを注入してまいります。

このようなプロセスが子供自身に覚悟を決めるというコトや責任を持つというコトを自然に植え付けていかれているようです!!

サバイバル1等賞「追試」

追試

2学期の期末考査も終えて年を越す頃には、赤点も残すところ後3個となっていたような、いなかったような。そんな状況で3学期に突入し、今となっては1月2月と学年末試験の直前。2学期に起きた理科総合のゴタゴタも、教師があれから直ぐにシラバスを持ち出しては説明を行って完結。けれども懲りる事無く授業ではヤリたい放題の様子。人間の卑屈な部分を目の当たりにしている気分だ。3学期に入り、物理や生物に突入するかと思いきや、特にそんな様子もなく、最後の最後に物理をチョチョイっとプリント授業で事無きを得る始末。もはや大人のする事では無い。むしろ教師のする事ではないような気もするが、そこはやはり県の教職員なのだろう。自分の事しか考えていないことは手に取るように理解出来た。話に聞くところによると明石以西、三田以北には、なかなか理系の教師が集まらない、という切実な状況が存在しているらしい。是非、社会問題としてマスコミに取り上げて欲しいものだ。

そうは言っても、こちらもバカではない。元よりそうなることは想定済みだ。対応対策を練るのは至極当然のこと、として理科総合を無事に脱却し、とりあえずセーフッ!!、英語についても、コテ入れ?テコ入れ?が整ったので万事休すの事態からは逃れることが出来た。そんなワケで、こちらもセーフ。ただ1つ厄介な教科が残った。前々から「?」とは思っていたのだが、何だか理科総合の陰に隠れて、数学も不思議な状況にあるようだ。御子様や親御様から集めた情報もあったので、数学に対しても身構えることにはしていたのだが、さすがにココまでヒドイとは思わなかった。まだ理科総合の方がマシだ。

学年末考査を終えて最後の最後に奇跡的にも、数学1科目だけが赤点、という事態で落ち着いた。ただ一方では悔しくて悔しくてたまらなかった。なぜなら私の手の及ぶところでは無いところで、イチャモンをつけられていたからだ。答えが正解しているにも関わらず不正解にされてしまう状況。ナゼに?!、数学教師の解く方法で解いていないから、ということが理由のようだ。こんなコトがあって良いものなのか?!、答えだけしか書いてなくて不正解になるならば未だしも・・・、現時点ではそんなワケがない。確かに数学教師と異なる解き方をしているが、教科書の解き方に少しアレンジを加えて解いている。基本に忠実、ましてや解き方も省くことなく、答えも正解している。それでも数学教師的には正解とはしないようだ。その教師レベルに合わせてやんないと正解にはならんのか?!、赤点を背負っている者にとって荷が重過ぎる。教科書に従って理解した方法で答案を作成したものでも不正解にされてしまうのだからワケが分からない。数学教師は神様ではない。ただの県の職員さんだ。僕の言うことを聞いてくれないならバツ印をつけるでちゅ!!、と意気がられても困る。公務員は全体の奉仕者であることを見に染みて理解してもらいたい。

とにかく何とも不思議でかなわない。主観的見解だが、数学という教科はとても自由な学問だと思っている。解けないなら解けないなりの楽しさやオモシロさが備わっている。ヤリ方一辺倒では、とってもツマらない。解く為にあらゆる手段を使って、あらゆる要素を適用して、これでもかぁ〜〜〜ッ、という具合に頭と身体で打つかる。そんなところが、私にとってはたまらなく楽しい。中途半端過ぎる教師によく見られるのは、考え方の押し付け。今正にそれが垣間見られる。勿論、私も自分の考え方を、よく押し付けたりする。けれどもちゃんと断りを入れて合理性を図る。「私が言うてるんやから私の方法でやりなさぁ〜〜〜い!!」みたいなコトは絶対に言わない。時には私よりもユニークな考え方で物事を考えて問題を解こうとする学生も存在する。当然だが私はその解き方に賛同し共感し、その考え方を子供達から教えてもらったりする。問題と闘っている最中、互いにとっても愉快でたまらないのだ。一辺倒な解き方、マニュアル通りな解き方、ではせっかく数学を勉強してるのに全くオモシロくない。戦略的かつ楽観的に楽しみながら解いてもらいたい。一先ずのところ、マニュアル的な人間はこうやって出来るのか、と反面教師的な感じでポジショニングを保ちつつ、私は彼に最後の切り札を適用した。タダでは絶対に転ばない。勝負へのコダワリ、とはそういうものだ。

その方法とはその教師の答案をテンプレート化させるというもの。1から10まで板書ノートを私が理解し、そして答案丸ごとテンプレート化させる。テンプレートに入れる数字は問題文から抽出する。不具合があるところは公式をつくって補えるようなスタンバイを整える。このように文章で書くと、何だか複雑そうですが、実際に授業でヤルとなると案外、ゲーム感覚でオモシロかったりする。失敗を恐れていては成功するワケがありません。成功する為に知恵を絞って行動に徹しないとあきません。幸いにして結果的には、追試96点という高得点の確保に至り、これでようやく全ての科目で赤点から脱却することが出来ました。同時に退学・留年レベルからも脱却することが出来たわけです。当初から抱いていた目標を達成しました。ようやく入学当初の振り出しに戻れました。赤点0個、って飛びっきり爽快。苦しかったけど実現出来た時の喜びをご家族皆様と共に感じるコトが出来ました。アッと言う間の8ヶ月でした。

最後にちょっとしたオモシロい会話がありました。

親御様『そうか!!、成績が伸びていない、点数が上がっていないから、と言って息子自身がガンバっていなかった訳じゃないんですね!?』

和田「もちろん、です。彼は頑張っていました。8個の赤点を5個、3個と減らしていけるのは、親御様の愛情を支えに彼自身がガンバってきたからこそ、だと思われます。赤点をとってしまう、という事は確かに褒められた事ではありませんが、認められるべき部分は認めてあげても良いのではないか、と思います。この度の一件で成績が遺憾な状況であったことは、彼だけの問題ではありませんでした。幾分なりとも学校における一部の先生方にも改善すべき問題が少なからず存在しておりました。適応力があり、出来ることを怠るのは単なる怠慢です。恐らく、彼が一番それをよく理解しているはずです。なぜならば学校の教師に最も近い存在であるからです。ですから、これからも私は彼の紆余曲折を見守り、支え続けてやるつもりです。卒業するまで油断は出来ません。学校の教師から目を付けられるのは良くも悪くも良いコトですから・・・(笑)」