6月12日のお電話から9月6日までのたった2ヶ月半の快進撃で人生を変えたお話を一部公開します!!
お電話承らせて頂いてから大作戦が実行されるまでの段取り的なお話なんですが、恐らくゾクゾクするはずです。御客様からの最初のお電話では『化学を教えてもらいたい』ということでした。何もかもの始まりがここからのキッカケによるものです。
『今の状況では化学を勉強している時間が現実的に難が及びます。化学を勉強するのは大学が合格してからにして、生物で受験してみてはいかがでしょうか!?つまり、化学を外したうえで受験に挑むんです。特に化学をとっておかないと受験が出来ないという訳には至りませんので、ご安心下さい。とにかく合格させて私が化学を教えることにしましょう!!』
こんな感じのたった数分程度の会話で、何もかもが始まりました。
6月12日正午過ぎ
いつものように午前中の業務を完了させて午後からの業務にスタンバイしようとしていた折り、御客様から一本のお問い合わせを頂きました。大変、真摯的な状況が電話越しから伝わってきていたので、一先ず4時間後には、無理を承知で御挨拶を含めた簡単な内容調達に伺わせて頂きました。
同日16:30頃
約束の時間よりも少し早く到着してしまったのですが、懐かしい雰囲気を感じつつ、早々に伺わせて頂きました。さすがに30分も早く到着してしまったので、当の本人はまだ学校から帰ってきていませんでした。その間に保護者様と簡単な話を進めることにしました。
そうこうしている内にご本人も到着。。。
印象は、私とはまったく対照的な好青年。姿勢はキビキビしており、返事は即答。確実に3年間一生懸命に部活動をしてきましたよ、という感じだった。誰もが欲しがる雰囲気です。もちろん本人がそんな感じならば、御家族皆様からも共通の雰囲気が伝わってくるのも当然。確実に家族の温もりがそこにはあり、そして何よりも幸せがありました。
何とかしてやらないといけません。一先ず、本人の情報抽出と将来性を引っ掛けるキッカケを見付けていくことから始めます。将来何なりたい?、好きな教科と嫌いな教科は?、成績はどれぐらい?、通いと下宿のどっち?、そんな感じでいつものようにして質問を重ねてまいります。これは勉強を進めていくうえで無くてはならない取り組みです。多くの新しい事を詰め込ませる為にも、まずはシッカリとした土台が必要です。
どこでも良いから大学に進学したい、出来れば薬学部、理科は理科総合と生物1を勉強しているけど化学1をとっていない、成績はかなり下の方、数学2Bは壊滅状態だけど数学1Aはマシ、国語は現代文には自信があるけど古典はダメ、検定試験やソロバンとかはまるでナシ、部活動で県大会に出場するようなレベルでもナシ、本を読むのが好き、好印象な姿勢がある。
6月も中盤に差し掛かって、この状況。大学も絞られていなければ、将来のビジョンも明確ではない。高校生だから、というのは単なる言い訳。明らかに無用の衝動。小学生でも将来は○○なりたい、と言っているぐらいですから、その点で説明が付かなくなります。問題なのはビジョンを明確にする取り組みを行ったかどうかです。そんな訳でビジョンを明確にさせるべく良いキッカケを来週に持参するということで、その場を跡にしました。
6月17日16:00頃
先日の内容を踏まえたうえで良いキッカケを持参しました。もちろんですが御本人の持ち得る内容有りきでの夢を叶えるべき方向生です。この度の御客様にとっては驚きと感動がそこにはありました。そんな大作戦をこれから練ります。よく受験塾家庭教師のblogや私の言葉の節々で出現する大作戦。それを本日は少し詳しく語ってまいります。そこで、注意があります。ある程度の経験を積んでいないと取り組めないはずなので、安易に真似をしないようにして下さい。
いよいよ大作戦構築開始!!
志望校に設定する大学は、福山大学薬学部と神戸学院大学薬学部の2つだけに絞ります。この段階では十分な内容です。受講生本人は化学1を勉強していなくても受験が可能である事に満足しています。おいおい勝負はここからなんだよ、と言いたくなる気持ちでしたが、あの表情を目の当たりにすると心の中から言葉が出てきませんでした。それぐらい清々しい表情だったんです。これ以外の滑り止めみたいなモンは考えません。それは、その必要が無いからです。必ずこの2つの大学のいずれかで合格させます。
入試教科(科目)、学習指導カリキュラム、タイムスケジュールを設定してまいります。まずは抽出させて頂いた受講生本人の学力と持ち味を活用させて頂きます。数学、生物、英語、国語(現代文)に着目します。そして以下のような志望校の受験教科(科目)を照らし合わせてきます。
福山大学薬学部
AO 面談3回、エントリー1題、論文課題2題
推薦 英語、生物1
一般A 英語、数学12AB、生物12
一般B 英語、数学12AB、生物12
セ前期 国語、数学1A、生物1
神戸学院大学薬学部
一般S 英語、数学12A
一般SC 英語、国語、生物1
セ前期B 英語、数学1A、生物1
すると、浮いてきましたよぉ〜。いつものビビビッ、神が舞い降りる瞬間です。
( ̄= ̄)<キタァ〜〜〜ッ!!ウェルカム・Mr.神ぃ〜〜〜っ☆)
それでは福山大学薬学部AO入試対策を段取ります!!
これはスケジュールを確認したところ独立させて取り組んでいかなければならないようです。これは時期的やタイミング的に考えて7月8月の2ヶ月間の大きな計画で取り組む事に着目して、学習指導と同時進行させないといけません。詳しい段取りは以下の通りです。
(1)大学各所から様々な情報を掻き集めて頭に叩き込む。
(2)ドキュメント構成する為の文章表現能力を高める為の特訓を開始する。
(3)オープンキャンパス事前打合を行い、情報を精査する。
(4)実名エントリーによりオープンキャンパスに参加する。
(5)模擬講義事前打合を行い、情報を精査する。
(6)実名エントリーにより模擬講義に参加する。
(7)反省会と集めた情報を精査する。
(8)エントリーシートを直筆作成する。
(9)魅力的かどうかの感想、誤字ないしは不備の確認を行う。
(10)面接対策としてのエントリーシートに対する質疑応答を行う。
(11)いざ一次審査へ挑む!
(12)反省会とともに当日状況によって次なる情勢を考える。
(13)課題論文1を作成する為の情報を掻き集めて精査する。
(14)課題論文1の直筆作成する。
(15)魅力的かどうかの感想、誤字ないしは不備の確認を行う。
(16)面接対策として課題論文1に対すつ質疑応答を行う。
(17)課題論文1を以って、プレゼン特訓を行う。
(18)いざ最終審査へ挑む!!
(19)審査結果で、合格通知をもらう。
(20)課題論文2を作成する為の情報を掻き集めて精査する。
(21)課題論文2を直筆作成する。
(22)魅力的かどうかの感想、誤字ないしは不備の確認を行う。
(23)面接対策として課題論文2に対すつ質疑応答を行う。
(24)最終面接に備えてエントリーシートと課題論文1を復習する。
(25)いざ最終審査へ挑む!!!
(26)福山大学薬学部AO入試に晴れて合格を果たす(笑)
次に福山大学薬学部と神戸学院大学薬学部に絞った学習指導を段取ります!!
日程と必須教科(科目)を考えると多いです。あくまでもこれを最大として考えて、ここからどんどん節約していかなければいけません。残された時間は後7ヶ月なんです。それを忘れてはいけません。
(1)数学については、センター数学1Aを復習ベースに取り組みつつ、毎週の課題で福大過去問数学に取り組んでいく。センター数学2が必要無いので福大学過去問2Bを復習ベースに取り組んでいく。開始の段階でセンター数学2Bに触れなくて良いので節約成功。
(2)英語については、文法、長文、イディオムがとにかく弱いのでセンター英語、福大学英語、神戸学院英語を一括に絡ませて取り組んでいきます。
(3)国語については、センター国語をベースに自称得意の罠予防を行います。予防方法は至って簡単です。単に抜き打ちでセンター国語を3か年に渡って解いてもらうだけです。それで志望校の合格最低点を獲得出来れば自称得意を
めてあげて、以後、課題提起という方法で一先ず本人の自学習に任せます。もし獲得出来なければ本格的に学習指導を行うか、あるいは、センター利用出願を一切避ける事を検討していきます。もちろん、使い物にならない程度であらばセンター利用出願は一切対応させません。背に腹はかえられない状態ですから止む負えません。
(4)生物については、生物1での取り組みですが私の口頭試問で一先ず合格点を確保しましたので、これは課題提起により一先ず本人の自学習に任せます。
(5)課題提起とした教科(科目)は数学と英語が完了次第で対応する事を条件に取り組むことにしました。
いよいよ賽は投げられた。さぁ〜覚悟を決めようじゃないか!!!
福山大学薬学部 AO入試 大作戦
(1)エントリーシート
私は薬剤師の資格を取得し、病に苦しむ患者さんに調剤・処方を通して安心感を与える仕事に携わります。また私は自然の流れで治療を行う漢方に強く興味を持っております。私は貴学で西洋医学とともに漢方を学び、医療に役立て、将来はこれを広く世界に広める活動を行いたいです。
私は本が好きで今までジャンルを問わず多くの本を読みました。本から多くの知識を得るだけではなく、筆者の考えや登場人物の心情に触れることにより、精神的にも多くのものを得ることができました。今後も読書を続け、今度は自分が人にぬくもりを与えるような存在になりたいです。
私は将来の夢のため英語の学習にも積極的に取り組みます。TOEICスコア600の取得を目標としていますが、クラブ活動などを通して留学生とも交流し語学力を磨き、海外の事情や文化にも触れたいです。そして最終的には英語圏へ留学し、自分の体で外国に触れ見識を深めたいです。
(2)課題論文1
私は、医師よりも身近な薬のアドバイザーとして、多くの方々のお役に立つことが出来る薬剤師になることを理想像としており、特に漢方の知識を兼ね備えた人物として成長してまいりたいと考えています。
幼い頃から薬を扱う仕事に携わる父と一緒に西洋医学や東洋医学に関わらず様々な薬の勉強会に参加してきた事を考えると漢方を学ぶ機会が多かったように思えます。次第に自然の流れの中で治療を行う漢方の魅力に惹かれていきました。漢方は抗生剤に比べて副作用が低いと言われています。また自己免疫機能を高めることにより、病気に対して落ち着いた効果を生じるところに強く惹かれました。漢方は取り扱いが難しく、使い方によっては危険も生じますが、医師が処方した薬であっても病気がなかなか治りにくい方々に対して、漢方が大きな力を発揮することも少なくありません。そのような魅力を多くの人に伝え、世界中にも漢方の魅力を広く伝えていくつもりです。そして、世界中の病で苦しむ人達に温もりと安心感を与えられるような専門家としての薬剤師になりたいと強く志しています。
また、患者様の中には薬剤について大変な不安を抱えている人達もおられます。医師による治療を受けているものの重い症状を抱える人達は、決まって医師から処方される薬剤があります。通常の治療薬に加えて、ステロイド系の強い薬を処方されたりしている場合も多いです。副作用も強く、皮膚の変色や臓器不純であるといった安全性に疑問を伴う場合もあります。想像以上に副作用が強いうえ、薬剤の値段も高く、加えてなかなか治らないこともあり、これ以外にも多くの不安が生じます。調剤薬局の薬剤師に薬剤についての詳しい説明を受け、副作用の危険性だけではなく、それとの付き合い方についても親身に相談してもらう機会を持ってもらえれば、様々なお役に立つ事が出来るのではと考えています。以後、薬剤の効用と副作用について理解、納得したうえで治療を続けられます。医師による治療において足りない部分、特に精神面での不安を薬剤の専門知識と親身な相談によって補うことが大切です。
薬剤の専門家として薬剤師が親身に相談に乗り、適切なアドバイスをすることが出来れば患者様達は精神的にも救われ、安心して治療を続けることに繋がります。このように、薬剤師の言葉によって救われる人達も多くいらっしゃる事を私は知っています。
(3)課題論文2
私は6年間という短い時間の中で、向上心を磨いてゆきながら、多くのことを学び、多くの経験を積み、そしてそれを社会の中で役立たせることが出来る人間に成長し、多くの方々に笑顔を与えることの出来る存在になることを目標として精進してゆきます。
まず私は薬について大変興味関心を持っておりますが、特に患者様にとって最も重要な部分である副作用についてしっかりと学びます。私は幼い頃より、漢方で育ってきましたので、一般的な薬剤については副作用が強いという印象がありますが、一方で薬剤として優れた効果を持っていることも事実です。私は西洋薬と漢方薬との繋がりや組み合わせについて、特に副作用が生じない飲み合わせを詳しく勉強したいです。そのためには抗生剤などの科学的薬剤について長所と短所の両面から深く学び、漢方薬についても気や径絡、薬味の組み合わせについて学びます。また食事療法など患者様に安心感を与えるために必要な内容についても学識として身につけます。
また大学では良き仲間、先輩、後輩、そして先生方と相互に役立てるような人間関係を築いてまいりたいです。在学中はもとより、卒業した後も様々な意見交換をしてゆくことにより、多くの方々のお役に立つことが出来ればと考えております。人間関係は地域で活動する上での基礎であると考えています。
さらに私は在学中に、世界に通用する程度の英語のスキルを身につけます。具体的にはTOEIC600点程度の英語力に繋げるつもりです。海外の人々と会話が出来れば、日本では得ることの出来ない貴重な情報や自分の行動のヒントとなる情報を相手から得ることが出来るはずです。そして私は漢方を学ぶために中国へ、そして西洋医学を学ぶためにアメリカ、ドイツへ行きます。日本である程度学んだ西洋医学というものの差や違いについて、また現場の環境、薬に関する観点や考え方、取り扱いの違いなど、在学中や日本にいるときには感じることの出来なかった内容について現地で自分の肌で感じ、そしてそれを今後の自分や周囲の環境に役立たせてゆきたいです。
以上の経験を踏まえ、また並行して、私は卒業後に薬局を作ります。そしてそこから貴大学で学ばせて頂いたことを基本に、人々に笑顔と安心を拡げる薬局として地域に根ざしてまいります。薬剤師として、多くの人々にひいては海外の方々にも安心と温もりを届けます。
※禁止事項として、転写、複写、コピー、引用、無断利用、等の著作権侵害に関わる行為は一切、禁止しています。
このような大作戦によって素晴らしい結果に繋がったのも御客様のご理解、ご認識があったからこそです。人の話に耳を傾ける大切さと任せるという重要性を私、個人的にも学ばせ て頂きました。決め付けて教授を賜らずに物事を進めれば本質に変化を生じても改善に繋げる事は出来ません。根拠有り決め付けは最大の攻撃力を発揮し、根拠 無し決め付けは最大の愚かさを発揮する、ということを理解出来ました。 御客様から学ばせて頂ける事は無限大であります。想像を遥かに超えます。今後とも御客様より多くの御教授を賜りながら、御客様の喜びや幸せの為に全身全霊努めてまいります。
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