高砂南高等学校の皆さんが神戸大学への合格を目指すには。。。

高校に入学してから落ち着いてきた6月中旬下旬ぐらいから3年後の大学入試に向けた対策を行ってゆきます。志望大学については、神戸大学を第一志望として設定したうえで、国公立大学合格をめざした対策を3年間通して行います。具体的な志望校の決定は高校2年生の終わり頃を目途に考えていただければと思います。以下、具体的な内容について申し上げます。

まず計画としては大きく2つの段階に分けて考えています。まず第1段階の目標として、英語と国語の対策を行い、センター試験で8割5分を確保できる実力を目指します。そして達成ののちは、第2段階として授業を国語から数学に切り替え、英語の2次対策と数学のセンター・2次対策を並行して行います。数学の開始時期は高校2年生の3学期スタート時を目途に考えています。

まず第1段階の計画について詳しく申し上げます。最初の目標としては英語・国語ともに1年生の中間試験の段階で学年順位50番台を目指します。そして達成の後は40番台、20番台と徐々に順位を上げてゆき、最終的には学年順位5番以内を目指します。この数値は過去の高砂南高等学校の進学実績から判断した数字です。ここ数年間において高砂南高等学校からは毎年浪人を含め国公立大学へ10人程度進学しています。しかし残念ながら神戸大学以上の大学に進学した生徒は1人もいません。この内容から推薦入試の可能性についても考慮すると、学年順位5番以内という数字は最低限度必要になってくるといえます。この数字の達成は高校1年生の終わり頃を期限として考えています。

次の数値目標はセンター試験の過去問において8割5分以上の成績を確保することです。先に申し上げました進学実績から、学校の授業に合わせた対策を行っていては神戸大学に対応することが極めて困難であると判断できます。また白陵高等学校や淳心学院高等学校など進学校の平均レベルの生徒が神戸大学に進学しているという事実を踏まえて考えると、少なくとも彼らの水準に追いつく必要があるといえます。こういった事情を踏まえて考えると、高校2年生の夏休みまでには英語・国語において教科書の内容についてはひととおり終了させなければなりません。そして高校2年生の3学期の時点でセンター試験の問題で8割5分の成績を確保できる程度の基礎力を身につける必要があります。また、数学の対策を開始し、それに集中することを考えると、特に国語については2学期の時点でセンター試験8割以上の得点率を確保できる力をつける必要があるでしょう。1段階目の計画は以上です。

次に2段階目の計画について申し上げます。英語・国語についてセンター試験8割5分の得点が可能になった後、数学の対策を開始します。まずは学校の復習とセンター試験の対策を行い、高校3年生の夏休み終了時の段階で8割5分の得点率確保を目指します。英語については2次試験の対策を行います。計画については以上です。以下科目別に具体的に申し上げます。

まず英語について申し上げます。授業は文法1時間・長文1時間の配分で行います。文法については「即戦ゼミ11」から始め、「即戦ゼミ8」「即戦ゼミ3」と続けてゆきます。毎日計画的に英文の暗記に取り組むことにより高校2年生の夏休み頃までにひととおり通してしまいます。その後はセンター試験の過去問や志望大学の赤本に取り組んでゆきます。長文については、まず教科書の全訳を通して読解力を鍛えます。学校の進度に関わらず先に進め、夏休み終了時には一通り通してしまう予定です。その後は英語検定の過去問やセンター試験の長文を使用してより実戦に近い形で基礎力を養成します。2年生では教科書よりも、古い年度のセンター試験の問題を使用した読解練習が中心となります。センター試験の問題であれば安定して8割5分以上の得点が可能であるという段階に至った後、神戸大学の過去問を使用して長文の読解を行います。2年生の夏休み終了時に、そして遅くとも2年生の終了時には神戸大学の対策に着手したいと考えています。

また推薦入試という可能性を考慮した場合、英語検定の取得が重要となってきます。国公立大学・私立大学ともに英語検定を取得していれば加点事由となるだけではなく、推薦入試の出願要件に英語検定の取得を要求する大学も多く存在します。神戸大学についても例外ではありません。よって受験勉強の作戦のプロセスの中に英語検定の取得を短期目標として考えています。具体的には高校1年生の2月ないし高校2年生の6月受検において準2級を、そして高校2年生の3月受検ないし高校3年生の6月受検において2級の取得を目標として考えています。

次に数学について申し上げます。まず第1段階として数学Ⅰを1時間・数学Aを1時間という配分で授業を行います。そして高校1年生の夏休み終了段階までに両者ともひととおり通します。そして第2段階として数学Ⅰから数学Ⅱへ、数学Aから数学Bへ移ります。そして第3段階として過去問を使用した受検対策に取り組みます。授業自体は「4ステップ」の該当範囲に取り組んだ後、同範囲についてセンター試験の過去問に取り組むという形で進めてゆきます。高校2年生の夏休み終了時ないしは遅くとも高校2年生の終了時において神戸大学の過去問対策に着手することが目標です。

次に国語について申し上げます。国語は現代文1時間・古典1時間という時間配分で授業を行います。現代文についてはZ会 現代文のトレーニング 入門編」を使用して問題練習を中心に取り組みます。そして次の段階としてセンター試験の過去問に取り組み、8割5分以上の得点が安定してできるようになった時点で神戸大学の過去問に取り組みます。古典についてはまず古文から始めます。「古典文法ノート」を使用した古典文法の学習を行うと同時に、教科書の現代語訳を通して文法の使い方の習得と古文単語の暗記を行います。古典文法をひととおり通した後は、1学期終了段階を目途に「漢文基本ノート」を使用した漢文の句法の学習にとりかかります。漢文についても古文同様教科書の現代語訳を並行して行います。古文・漢文ともに教科書の現代語訳がひと段落ついたと判断した後はセンター試験の過去問を全訳します。センター試験の過去問において安定して8割5分の得点が確保できるようになった時点で授業は数学に変更します。遅くとも高校2年生の3学期を目標としています。

また英語検定と同様に漢字検定も推薦入試においては大きな力を発揮します。こちらについても日頃の受験勉強と並行して取り組み、英語検定と同じく高校1年生の2月受検ないし高校2年生の6月受検において準2級を、高校2年生の10月受検ないし高校2年生の2月受検で2級の取得を目指します。

最後に数学について申し上げます。まず第1段階として数学Ⅰを1時間・数学Aを1時間という配分で授業を行います。そして高校3年生の5月までに両者ともひととおり通します。そして第2段階として数学Ⅰから数学Ⅱへ、数学Aから数学Bへ移ります。そして第3段階としてセンター試験過去問を使用した受検対策に取り組みます。授業自体は「4ステップ」の該当範囲に取り組んだ後、同範囲についてセンター試験の過去問に取り組むという形で進めてゆきます。高校3年生の夏休み終了時において神戸大学の過去問対策に着手することが目標です。

神戸大学受験においては英語・数学・国語の主要3科目以外にも社会2科目・理科1科目が必要となってきます。当面はこちらについては課題の出題とその確認という形で対応致します。

現段階では学習指導プロセスとして以上の内容を予定しておりますが、随時ご要望を承りまして授業内容に反映させてゆきます。また教材についても当面は「即戦ゼミ11・8・3」「古典文法ノート」「漢文基本ノート」「Z会 現代文のトレーニング」等と学校教材を使用して授業を行いますが進度や目標に応じて必要となるものもあります。その際はこちらからご相談させて頂きます。