現在、受験塾家庭教師は御予約の御客様をとてつもなく多く抱えさせて頂いておりますが、1人1人丁寧に全力で取り組み、多くの希望、多くの御事情、多くの様々な内容を柔軟に対応させて頂いております。可能性の薄れた、あるいは、完全に失われてしまった子供達の夢と希望を叶える為、何事にも全力で努めさせて頂いております。その為、御予約を頂いても思ったよりも早く対応させて頂くコトといがほとんどなようです。
ただ時と場合によっては、結果的に御期待に沿えなかったコトや微小ながらも御迷惑を御掛けしてしまったコトもございます。けれども、その度その瞬間、諦めてはいけない、負けてはいけない、全ての御客様に潜んでいる不安や心配事を出来るだけ、出来る限り、各スタッ フに打つけて頂かないといけない、そして、そのような気持ちを多くの子供達に活かしてやらなければならない、と肝に銘じております。
そこで、やはりのところ今年度も、急死に一生を得た受験を経験してきました。それは「歯科医師にナリたい」というモノです。学力もさるコトながら、科目も足らない、時間も足らない、学校の担任の先生は協力的じゃない、ときています。ただ、幸いにして私がお世話になっている学校の先生は紳士的で、かつ、協力的な方々多いんですが、、、汗。まぁ〜それは良いとして、大変、という言葉を遥かに超えるモノでした。ただ幸いにして私のスケジュールに国立志望の有志が推薦を決めたところだったので、とっても運が良かったです。運も実力のウチ、とはよく言ったものです。
どうしても歯科医師にナリたい、どうしても歯科医師にならせてヤリたい、という言葉に我々が用意したのは環境とスピードと可能性。それも数分程度で。そして、数時間後には学習指導が開始されました。甘さ、ワガママ、自分勝手、これら一切を排除した学習指導。もちろん厳しさ、苦しさ、それ以外のモノは何もない。
幸いにして親御様の支えが実り、結果的に合格。彼女は九死に一生を得て、それにも増して、言葉では言い表す事の出来ない素晴らしい副産物も同時に得ました。今のままでは合格しないから助けてもらいたい、という悲痛の叫びだけだった当初、今はもう懐かしい限りです。オシャレを楽しんだり、化粧をしたり、残り少ない高校生活を家族との思い出作りに没頭する、と言っています。
受講生が抱いている、どうしても歯科医師にナリたい、という鮮明な気持ちを最優先させた結果だったように思えます。もちろん、反省すべき点は幾つもありましたし、無理を承知で核なる御願いをさせて頂きました。これは個人的感情や無駄な節約を全面的に度外視しないと成功への歩みが薄れる、というコトを知っているからこそであります。
感覚的に、とか。生理的に、とか。状況的に、とか。確かに立場のうえで、そういう気持ちを抱くのは理解出来ます。しかしながら合格通知は、そのような観点を受け入れてはくれません。社会そして大学が欲する要素は、合格点(学力審査)と人間性(面接)のみ。大学、社会へと繋ぎ合わせていくには一先ず十分な判断要素。受け入れてから、どんどん磨いていけば良い、と考えているからなんでしょう。
ちなみに、県立高校1年生の弟も姉と同じように、自分の夢を叶えようと姉よりも一足早く頑張っています。その夢とは医師になるというコト。お姉ちゃんの受験が滞り無く完了した今では、家族皆が円満に過ごしています。そして私は、御家族の中でも秘密兵器として位置付けてもらっているようです。だからこそ、この度の御家族の皆様方の御言葉には全てスピードで返させて頂いております。遠くからではありますが、彼らが巣立って行くのを今後とも楽しみに見守ってやるつもりです。