トツゲキ人生「逆風」

要するに残された半年に夢と希望を掛けた最後で最後の広告の肝っ玉。掲載の根幹は既にタウンページで作り上げていたので絶対に変えてはならないと決めていた。そこでタウンページとホームページに一貫性を持たせる為に『受験塾家庭教師という屋号、みんなの心に伝えられるメッセージ、誰がみても単純な料金スタイルや対象、そしてフリーダイアル。とてつもなくシンプルな内容だったに違いない。もちろん手書きだったが誰が見ても分かるはずだ。さらに加えるとフルカラー、サイズ増、掲載地域の追加。。。』を軸として、掲載エリアや広告枠を思い切った。さらにフルカラーも適用するコトになっていたのでイメージカラーというモノも考えてみた。私という人間性はデリカシーがまったく無いし、頭脳ベースも直列回路そのもの。だからこそ考えなくちゃいけなかった。私のカラーがイメージカラーになってはどうにもならないからだ。当時は、鮮やかな紅色(べにいろ)で光沢感も無く繊細なマットな感じを決めた。受験塾家庭教師一発目としては、まぁ〜まぁ〜だったはずだ。ここまでヤリたい放題やってると当然の如く、予算は遥かに底を付きつつあったし、経費の変化も収入の変化もないのに広告費の数字だけが通常の3倍も増えていた。身も心も張り裂けそうな気持ちになっていたので、家庭教師をヤリ初めた当初からずっと抱いていた疑問をコダワリに変えてみるコトにした。やんなければ後で絶対に後悔する、と感じていたからこその一念発起。そのコダワリに変わりそうな疑問は幾つかあった。

(その1)家庭教師業者がお客様を集めるのに講師の学歴を公開するのは、ナゼだろう???、、、

多くの家庭教師業者は、家庭教師でお客様を集める時に必ずと言って良い程、学歴公開、を行って集めようとする。こんなのってぜんぜん意味無いように感じて仕方が無い。○○大学を経て、あぁ〜だ、こぉ〜だ、と謳い文句を使っている業者が兵庫県にも多数いるようだが、私個人的には何だか薄っぺらく感じてしまう。△△大学だから頭が良いので家庭教師が出来る、というのは何だか不自然。確かに理由付けとしては最もらしい雰囲気を感じるが、学歴に拘っている者が良い仕事が出来る、とは考え難い。学歴が何をしてくれるワケでもなく、何かをするのは全て人間だ。学歴で勝負するよりも学習指導で勝負をしたい。その方が何だかエキサイティングじゃん。だからこそ、受験塾家庭教師はホームページやタウンページで講師の学歴を一切公表しない、と決心した。

(その2)入会金とか解約金とか管理費とか、そんな最もらしい費用っている?、、、

そんなん絶対にいらんやろ。少なくとも私や受験塾家庭教師には絶対に絶対に絶対にいらん。一切、必要無い。それに虫眼鏡とかで見ないと見えないような小さい字で書かれた細かなルールや費用なんてのも必要無い。どこで勝負をしてるのか何だかズレているような気がして仕方が無いし、フレキシブルな感じがまるでない。教育業界なんだし家庭教師なんだから学習指導や築き上げた実績で勝負すれば良いのに、と思っていた。お得感を感じさせるような制度なんか別にいらん。制度を磨くよりも学習指導でスキルを磨く方がよっぽど近道だと自負していた。そのうえで誰が見ても誰が聞いても分かるような仕組みにしてやれば良い。とは言っても当時の受験塾家庭教師には、学習指導料金以外に交通費と教材費が存在していた。決めたコトとは言え、とてつもなく不自然に思っていた自分が存在していた。将来的には何とかして無くしてやると新たな決意を抱き日々、成長していけるリアリズムを磨くことにした。信念を持って24時間中18時間は頭と体を動かせば現実のモノとなるはずだ。少なくとも今やっているコトは仕事だとは思っちゃいけない。単にオモシロい事をやっているだけと認識すべきだ。だからこそ、受験塾家庭教師は信念もって覚悟を決めてリアリズムを磨くことに尽力を果たす、と決心した。

さぁ〜いよいよ勝負開始だ!!<つづく>