無事にブログも立ち上げ次いでホームページも立ち上げ、そしてタウンページの原稿も滞り無く一様に完了させ比較的、落ち着きを取り戻すことが出来ていた。そんな時、自分の心の中で1つ気付くコトに遭遇した。それは、毎日のように書くんだ!、と決め込んだブログの執筆である。今も昔も変わらず本当に毎日、毎日、毎日のように書きまくっている。とにかく習慣化させるべくして当時は日々、書きまくる必要があったのだ。けれども次第に指先と頭と精神に痛い障害を及ぼすようになった。要するにネタが無いのである。とは言っても無性な程に時間ばかりが過ぎていく。兎にも角にも複雑な気持ちとなっていたので、とりあえず常規を異する為にヤケクソに思慮深く考えてみることにした。壁に打つかる、というコトはそういうことなのだろう。
最初は、家庭教師だから教育業だから、と言って視野の狭い考えでブログを書き始めていた。けれども徹底的に考えた挙げ句、勉強や学習に関わるようなコトを書かなければならない、と別に決め付けて書く必要は無いと我に返った。ブログを書く為にネタを探すのは何だか間違っている。そんなのは自分のヤリたかったブログではない。ブログ、というモノはもっと自然でかつ幅広くて自由でユーモアに溢れて良いはずだ。そこで、ブログを書く為のネタ探し、というコトを辞めることにした。自分自身の生涯をより一層謳歌させれば自然と書くコトが出来るはずだ。そしてそれらをブログというデータベースに足跡としてマトメて保存する、という意識にしておけば良い。今後は誰でも見る事の出来るバックアップとしてブログという媒体を有効活用することにしたのだ。我が子が大人になってからYahoo!やGoogleといった検索サイトで自分の父親の生涯を知ることが出来るならば、確かに最初は小恥ずかしくても、それを上回るオモシロさを感じてくれるに違いない。言い訳紛いの期待は時に大きな効果となるだろう。何事も視点を変えて取り組めば漸進するものだ。
善は急げとばかりに思考を180度転換。何だか不思議だが活力がいつもと違っていた。ネタを落とし込む作業から解放されたのだから当然と言えば当然だろう。むしろ自分自身の有りとあらゆる考え方や動き方をブログに落とし込めるのだから日々、楽しくて仕方が無い。朝昼晩で美味る自分の食生活に始まり、大学時代の思い出や120%私事的なコト、さらには自分自身の趣味や醍醐味や好きな事、そして受験塾家庭教師の組織創りのヒント的な様々に至るまで縦横無尽に書き綴った。けれどもコレだけでは終わらなかった。調子にも乗るべくして、もっと挑戦的な勝負をやってみたくなったのだ。良くも悪くも、狂っている、としか言いようが無い諸行。その諸行とは受験塾家庭教師の根幹に迫る内部情報をとことん公開することだった。打ち合わせの秘技的な提案書データベースや月毎にお客様へ提出している報告書データベース、無論それぞれの内容の公開に惜し気も無く踏み切った。恐らくこれは飲食店が自分ところの料理のレシピを公開するようなものだろう。リスク度外視で何だか無性にとにかく極力オープンにしたかったのだ。というよりも片っ端からオープンにしてやった。他社がどんな反応を示するのか、はたまた真似をするのか、という期待やら疑問やらが存在していたが、けれどもそれを上回る、他社には絶対に真似なんて出来っこないだろう?!、という自負の方が遥かに強かった。根拠無き感覚だったが、間違いではない、と確信していたのだ。勝負に賭ける感のようなものだろう。そんな変態な境地を辿ってみた末、自分が自分にようやく追い付きつつあった丁度その時、ブログへの愛着度を増す為にも今のブログに名前をつけるのも良いのではないか、というような棚から牡丹餅的な自分勝手なアイデアが浮かび上がった。とりあえずブログを毎日書いてるので、このブログのタイトルを「毎日ブログ」と命名することにした。