広島大学医学部医学科AO入試対策:懐かしい情報を発掘ww

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①高校時代(高校卒業後を含めてよい。)に履修し教科・科目等の中で、積極的に取り組んだ分野や特に関心を持った分野について、その内容を具体的に記入して下さい。(400字以内)

高校時代、特に時間を掛けたのは、数学です。数学については、小学校から幾何学的思考能力の乏しさに悩まされていました。しかし、高校数学における微分積分を学んだ事で、その悩みは、簡単に解消されたのです。それまでは、図を頭の中で、とにかく思い描いてノートに書き込み、そして、書き込んだものを基にして、頭の中で強引に回転させてやり、結果に結び付けていました。しかし、この方法には、限界があり、複雑になると混乱を招きます。改めた方法としては、図を座標軸上に構成し、各頂点に座標を与えてやり、関数式(時には、ベクトル方程式の考え方が必要)を作成することで、図に方向性を持たせました。回転させるのではなく視点を変える事で、図を捉え易くなり、これまで解けなかった問題を解く事に成功しました。導き出せた瞬間は、小学算数や中学数学では、感じた事のない感覚があり、これまでの悩みを解消する事が出来た瞬間でもありました。(完成=398字程度)

②高校時代(高校卒業後を含めて良い)、積極的に取り組んだ活動は何ですか?次のA~Ⅰの項目の中から該当するものを○印で囲み、その内容を簡潔に記入して下さい。また、その内容に関連する資料があれば添付して下さい(コピーでもよい)。なお、検定試験合格及び資格試験については、その事を証明する資料を必ず添付して下さい。(400字以内)

A語学能力<英検、TOEIC等、外国語の検定試験合格など>

英語検定試験2級取得をキッカケに英語のおもしろさと重要性を知りました。まずは、リスニング練習として姫路城近郊の素晴らしい環境を利用し、外国人観光客に対する町周辺の案内や通りすがりの外国人観光客との立ち話により、リスニング力向上の役に立てる事ができました。とにかくユニークな練習方法でしたので、英会話の力ばかりでなく度胸も身に付きました。次に英語長文の練習には、英文を写せるだけ写して、辞書を用いてしっかり和訳し、その文章を基に英作文を作り上げる訓練を何度も繰り返しました。その介もあり、外国の書籍であっても今なら楽しく読む事が出来ます。英語の学力向上と同時に学校入学当初学内総合順位97番であったものが、卒業直前の最終成績で学内総合順位3番に繋げることが出来たのは、次の将来に繋げられる大きな自信となりました。(完成=353字程度)

③あなたが志望する学部学科等に関連して、自己アピール出来る事を自己の体験をもとに具体的に記入して下さい。また、その内容に関連する資料があれば添付して下さい。(800以内)

私は、将来、臨床医として小児科医になりたいと強く心に決めています。幼少の頃に若年性特発性関節炎と診断され、二度入院しました。入院中、この病気は原因不明で対処療法しかなく、完治は難しいと知り、実際に現在も寛解状態のままです。病気と闘いながら不安を感じることも度々ありましたが、両親や主治医の先生の支えで頑張ることが出来ました。自分と同じ病気の子供達を「寛解」でなく「完治」させてあげたい。そして、「原因を解明したい。」と思うようになり、さらに基礎医学研究の重要性を大きく感じるようにもなりました。そこで、この病気の原因を解明するためにも入学後は、臨床医として医学の道を歩むばかりでなく、2つの研究も進めてまいりたいです。第一に、「分子薬理・薬理ゲノム学におけるストレスに対する細胞応答機構の解析」についてです。私は発病の前にいずれも強い精神的ストレスを感じていました。その経験と、「細胞はストレスに対して的確に応答うることで環境変化に適応している」ことを考えると、この病気の発症・再燃には、ストレスが原因の1つだと考えることが出来ます。もし関連性があるならば、過度のストレスに対して細胞が変化に対応出来ず、病気が発症すると考えることができます。そして、次に、「分子薬理・薬理ゲノム額におけるモデル生物を用いた薬理ゲノム学」についてです。細胞を分子レベルで解析していけば、細胞に様々なストレスを与えてやることで、反応を調べ、薬を作ることが出来ます。最初に述べたような研究で、発症・再燃にストレスが関わっているとすれば、ストレスに対して副作用の少ない効果的な薬を開発し、病気を改善していくことが出来ます。実際に私と同じような病気で苦しんでいる人達がいる以上、この病気の原因解明は絶対にやり遂げなければなりません。この二つの研究を主軸に結論を出せるまで、強い信念をもって学び続ける所存です。(完成=742字程度)

④志望理由(1200字から1600字)

志望校を決める際に貴大学の学校説明会に参加させて頂いて分かった事があります。貴大学における臨床医療を重視するばかりでなく研究医療にも力を注いでいると言う点がある事です。それらの点については、大変、興味を持ち、最も適した進路であると確信致しました。また、オープンキャンパスにも参加させて頂いて、学校全体の雰囲気や先輩方の活き活きとした行動にも心弾まされました。その時は、進路相談会が催されておりましたので、酒井規雄教授と共に様々なお話をする機会を得ることが出来ました。その内容は、堅苦しいものではなく、大変、希望に満ちたものでして、「広島大学の目指す医療」、「医学部生達の動向」、さらには、私自信が従来から持ち続けている医師像や研究テーマについても、ご意見頂けたので、胸が張り裂けそうな程、嬉しかったです。その時の感動は、今でも忘れておりません。やはり自分は、医師を目指し、そして臨床医として小児科医を目指す事で、従来から持ち続ける希望を叶えるべきだと改めて実感させて頂き、同時に自分の心の中にある意識もさらに強くさせてもらえました。また、総合医療に力を入れている点については、自分が目指す医療の考えと共通する部分がありました。お互いに協力し合って患者に接することは大変、重要な事であると熟知しております。その重要性は、この度の医学部受験を通して学びました。本来、自分が勉学に励み続けて合格を手に入れるものだと思われがちではありますが、実際は、違います。自分が勉学に励む事は当然の事ですが、体調を管理したり精神面を支えてくれたりする家族の支えがあるからこそ、初めて医学部受験の扉が開かれるものです。医学部合格を果たす為にも家族の協力無くしては、成し遂げることの出来ない希望であり、進路であるものだとも理解出来ました。この協力の何が欠けてもいけません。そう考えるとお互い協力する事の大切さを受験勉強の中で学ぶことが出来たのは、良かったです。入学後は、率先的に他学部(理学部、看護学部、薬学部、農学部、歯学部、その他)において医療を目指す仲間達と親交を深めてまいります。卒業後、職務に携わる者同士が互いに尊重し合い、職務を全うすることに繋げられるはずです。人間関係の親交を篤くしていき、情報の交換や共有をする事で、仕事に役立てる信頼関係を育む事は大変、重要なものです。患者にとっても最適な、医療を受けて頂く為に「任せる、任せられる関係」を作っていく事が重要である事は、言うまでもありません。単純に勉学ばかりに努めるだけでなく医療チームを作り上げていけるような人間関係も作ってまいります。卒業後は、臨床医として小児科医を志し、元来からテーマに挙げる研究にも取り組みつつ、患者の為に努めてまいります。現代の医療問題では、小児科医や産婦人科医の不足が確かに目立ちます。特に小児科医は、大人とは異なり繊細である為、医師不足が重くなっている点を十分に理解し、激務である点を承知のうえで、覚悟を決めて向き合うつもりです。研究については、自分の本来、従事すべき医師の役割を果たしつつ、取り組むべきであると考えておりますので、臨床医として志した以上、目の前で苦しんでいる患者を一人でも多く救う事が最も重要であると考え、直向に医師の道を歩んでまいります。(完成=1350前後)

⑤志願者評価書

あなたは、どれだけの期間、どのような立場で志願者を知っていますか?志願者が当該の学部・学科等に入学することがふさしいと考えられる理由、並びに入学後期待される成果(可能性)及び課題について、あなたの意見を記入して下さい。(A4、12行)

受験塾家庭教師を運営する株式会社nawadan代表取締役社長として、そして、現場の家庭教師として、彼の良きアドバイザーとして彼をよく存じております。出会いは、◯◯◯◯年11月初旬、中学受験直前3ヶ月前の緊迫した状況でした。それから◯◯◯◯年9月の今に至るまでの7年間、自分の子供のように、時には、自分の弟のように接してまいりました。

「絶対、医者になってやる」と言う希望を7年間持ち続けており、言葉を発する責任の重さや覚悟を決める大変さを熟知したうえで、とにかく全力で取り組んでおります。「発言した以上は、必ず、その発言通りに実行し、良い結果を生み出さなければならない。」と言う意識を基にした最後まで頑張ろうとする気持ちは、これまで私が導いてきた医学部受験生達よりも、大変、頼もしいものです。入学後では、学業成果において初年度前期考査で、学内順位5番以内を獲得し、元来より考え続けてきた研究に着手するはずです。学校や患者、そして世の中の為になる可能性を持ち得た人物である事は、間違いありません。