(3)学習指導教科
日本史
(4)学習指導教材
教科書・センター試験過去問
(5)学習指導内容
夏休みの期間中における学習指導内容と致しまして、以下の内容についてご提案申し上げます。センター試験における得点確保を目的として、日本史の学習指導を行います。具体的な内容。日時については次の通りです。
【日本史】
次の2点を目標とします。①夏休みの間に全時代についてひと通りの学習を行い、知識の軸となる部分を理解、定着させてしまうこと、及び②センター試験過去問において7割の得点を夏休み中に確保できるようになること。上記①、②を達成した後、2学期以降の学習において9割の得点確保を実現するための学習に繋げます。夏休み期間中においては当該①及び②の目標達成のため、旧石器時代から平成まで続く歴史の流れについて、教科書などを参照せずに自分の知識だけではなせるようになること、その際には全ての登場人物と出来事、それに対する対策などについて、原因と結果に基づいて繋げて理解したうえで、再現できることを目標とします。そのうえで、各時代についての細かな知識について問題練習を通して身につけていきます。夏休み以降について、問題練習とその復習の繰り返しによって知識を増やすという学習に終始することができるようにするために、その前段階における基礎的部分を夏休みに仕上げることを目的としています。具体的なスケジュールは以下の通りです。
第1回;古代 センター試験第2問該当範囲
旧石器時代から平安時代の終わりまでを時代の特徴とともに通します。大和朝廷ができるまでは各時代の特徴について、大和朝廷ができたのちは各時代の政権担当者を軸として流れを理解します。特に平安時代については天皇親政期、藤原氏による他氏排斥の時代、摂関政治期、院政期について分けて理解していきます。また各時代を反映した仏教とそれに伴う文化の変遷についても学習します。
第2回;中世 センター試験第3問該当範囲
鎌倉時代から安土桃山時代までを時代の特徴とともに通します。特に初めてできた武士政権と朝廷の関係、中央政権と地方政治の関係、また随時外国との関係についての変遷などを中心に文化を踏まえて学習します。特に荘園制度や大名、村、各宗教勢力など理解しにくい部分かつ頻出範囲について時間をとって学習します。
第3回;近世 センター試験第4問該当範囲
江戸時代について学習します。江戸時代初期の武断政治の時代から文治政治への転換、その後に続く全国的な問題の発生とそれに対する政策の変遷、特に新井白石以降の各改革について特徴とともに整理します。
第4回:近代① センター試験第5問該当範囲
明治時代から大正時代の終わりまでの流れについて、対外関係と日本の政策方針を軸として、為政者ごとに流れをつかみます。まずは明治時代最初の10年から、80年代、90年代、00年代まで10年ごとの区切りをもって整理していきます。
第5回:近代② センター試験第5問該当範囲
昭和の時代前半について学習を行います。韓国併合から太平洋戦争までの流れについて、国内の経済状況と対外関係を中心にそれぞれの対応を中心として全体的な流れを整理します。特にこの時代については第3次桂太郎内閣から鈴木貫太郎内閣までの全ての内閣総理大臣とその特徴について理解のうえで、暗記をしていきます。
第6回:現代 センター試験第5問該当範囲
太平洋戦争終結後、バブル経済崩壊辺りまでの範囲を学習します。戦後経営から始まり、高度経済成長期、石油危機を通してバブル経済へと主に国内経済と外交関係を中心に整理していきます。特に頻出範囲である高度経済成長期については各好景気の特徴を正確につかみながら、暗記を行います。
第6回で以上の内容について予定しております。夏休みが丁度6週間ありますので、各週につき1回のペースで進めていきます。時代の流れを通したうえで宿題においては問題練習を多くこなしていきます。またセンター試験第1問該当範囲については、全時代が対象になっているため、夏以降の問題練習において克服していきます。
時点においては上記の内容での学習指導を予定しておりますが、随時ご要望を承りまして学習指導内容に反映させます。何卒よろしくお願い申し上げます。