【入社1年9ヶ月を振り返って会社に感じていること】
まず最初に,この1年9ヶ月が私にとって限りなく充実した日々であったことが,株式会社nawadanという会社がどのような会社であるかを表しているのではないでしょうか。この充実した日々には、お仕事をしている時間はもちろん,プライベートの時間も含まれております。
家庭教師というお仕事に,「正社員」という言葉はおそらくミスマッチ。正社員として働き始めて1年9ヶ月を迎えておりますが,「お仕事は何を?」という質問を受けることがよくあります。「家庭教師をしています。」と答えると,必ずと言っていいほど,「やっぱり,いろいろな所に登録されているんですか?」と,聞かれます。さらに,「授業がない時間は?」「土日や長期休みは忙しい?」「お給料は?」「ボーナスは?」といった言葉が続きます。これが,家庭教師に対する世間のイメージであり,また現実でもあります。アルバイトや副業というイメージが強く,本職としては時間的にも金銭的にも「安定性」に欠ける。そんなデメリットを,nawadanは大きく変えた革新的な会社であると感じております。
何よりも,時間の余裕はかけがえのないものです。就業時間は平日15時から22時30分まで。帰る時間は遅めですが,その分朝はおそく寝坊とは無縁です。月曜日の昼に帰宅の予定で旅行をすることもできます。朝からバタバタとお仕事の準備をする事もありません。また,家庭教師のお仕事としては異様とも思える土日が完全にお休みである事(もちろん,有給休暇もあります!)。サービス業全体をみても,土日がお休みということは画期的です。むしろ,土日は完全にお休みなので,同じく土日がお休みでも,休日出勤があり得る会社員よりはるかに確実に休めています。時間に余裕を持ち,安定して休むべき時にしっかり休めるからこそ,心身共に100%の力でお仕事に打ち込むことが可能だといえます。特に,学生から社会人に,nawadanの一員になることに力んでしまったり,焦りや戸惑いも生じた1年目と比較し,社会人としての余裕が徐々に出てきた今だからこそ感じていることですが,どんなに好きなことでも,それが仕事である限り,休む時間がなければ気を休めることは難しく,疲労は思考を鈍らせます。社員に確実な休みが与えられ,時間に余裕が持てる。これは,単にプライベートの時間を好きなように充実させられるだけでなく,結果的にはお仕事のパフォーマンス向上に大きく影響していると実感しております。
また,社会人として働く以上,お金の問題を避けては通れません。家庭教師を本職として生きたいと思った時に,1番の問題は「お金」の事でした。家庭教師を続けられるならば,たとえ生活に無理が出てもいい,なんて立派な覚悟をしているようで現実を見れていない甘い考えを持ってもいました。「家庭教師=派遣」,「家庭教師=授業時間分の稼ぎ」が一般的であり,実際に学生時代のアルバイトはまさに世間のイメージ通りの働き方。世間でプロ家庭教師と言われている方も,多くは派遣であったり,授業時間分の稼ぎでしょう。そのため,稼ぎを得るためには土日休日朝昼夜を問わず,自分の時間を犠牲にしてでも指導を詰める必要がございます。しかし,派遣である限り,安定して依頼がある保証はなく,特に受験生を多く抱えている年は,卒業後の仕事の見通しが立たず非常に不安定。その他の保証も何もなく,常に将来への不安が付きまといます。家庭教師という仕事1本で働く人が少ない要因の1つはここにあると言えます。お子様の将来に関わる大きな役割の一端を担う家庭教師に「専門」が少なく,プロと呼ばれる方にさえ対応できない科目や学年があるのは,金銭的にも時間的にも得られる人材が少なく,対応科目を広げたくても極め辛く人材が育つ環境とは言えないためといえます。しかしその問題点を,nawadanは解決していると感じております。正社員として雇用される事で,授業があるないにかかわらず,確実に毎月安定して得られるお給料があり,年に4回のボーナスもあります。それも名の知れた企業に就職している人に堂々と言えるだけのものを得ています。保険もあります。欲しいものを買い,身なりを整え,旅行に行き,貯金をする金銭的な余裕があります。nawadanが,家庭教師の金銭面での問題を変えたことは明らかです。
時間面と金銭面の問題が改善されたことで,利益を受けているのは働いている人間だけではありません。「お金がない→自分の時間を割いて働く→疲労からお仕事のパフォーマンスが低下する,あるいは自分の知識を広める時間がなく,対応科目が限定される」このような流れが断ち切られたことで,余裕を得た家庭教師は,生徒はもちろん親御様にも真摯に向き合い,課題に対して最大限の力を注ぎ込むことができ,対応科目が増えることで,1人あるいは少ない教師がお客様を担当することができるため,使える時間を最大限利用でき,質の高い関係を構築し易く,また問題発生時には迅速な対応を可能とする。結局のところ,全ては家庭教師としてお客様に最高のパフォーマンスを提供できることに繋がっているのだと感じております。そして,まだまだ若い私ですが,そのように働けることが,家庭教師として私自身が何よりもありたいと思っている姿でもあり,nawadanはそのような自分を得られる場所であると感じております。
【就業ペースと週末やお休みの過ごし方】
普段の就業ペースは,平日15時から22時30分まで。うち,15時からの指導は現在のところ2日なので,指導までの時間は,授業の予習や問題作成,文章作成などの作業をこなしたり,時には打ち合わせを行っています。指導と指導の間では,移動をしつつ食事や休憩をとっているため,就業時間中常に指導にあたっているわけではありません。毎週ほぼ決まったスケジュールで動いていますが,長期休みやテスト期間中は,振替消化のためにプラスで指導に入ることもあります。プラスと言っても,就業時間は固定のため,基本的に残業をすることもありません。最後の指導先にもよりますが,30分~1時間程度で帰宅し,夜中の2時~3時には就寝,朝は9時~10時に起床し,仕事に向かうまではのんびりと過ごしています。とはいえ,のんびりしすぎるのもかえって時間がもったいないと感じるので,何かしらの勉強をする事も多いです。ウォーミングアップがてら,数学の問題を解いてみたり,現代文や古文を読んで頭を起こす事もあります。学生時代から平日の仕事前,暇な時間は勉強する習慣があったので,社会人になって以降も勉強をしないとソワソワしてしまうのですが,勉強をしたくなるなど,自分に余裕がある証拠だなとつくづく思います。他にも,母を誘い買い物にでたり,月に1回はネイルに行くなどしているので,本当に優雅なものです。
週末は,1日は家で過ごし1日は出かけることを理想に過ごしています。家にいる日は,本を読みながら,気づけばうとうとしていることが多いです。読む本も授業にいつか役立ちそうな本をつい選んでしまい,近頃は源氏物語など古典作品の現代語訳をよく読んでいます。家庭教師をしていなければおそらく手に取らなかったようなものに出会い,こんなにも面白かったんだと発見になるのが,ささやかな楽しみだったりします。そして,2日のうち1日は,少しでも外出するようにしています。外出と言っても,少し買い物に出たり,外食をしたりする程度を含みますが,家にこもってだらけたまま週末を過ごすのは勿体無い精神です。数ヶ月に1回は,泊まりで旅行にも行きます。週末をどのように過ごしても,月曜日のスタートが遅いため,週明けの怠さを感じず,むしろ十分に充電できているので,絶好調で新しい週のスタートをきっています。
通常の休みとは違う年末年始やGW期間中などは,有給休暇を頂きますが,それこそだらだら過ごすのは勿体ないと,予定を詰め込み,セールに合わせて買い物に出たり,普段会えない友人と食事をしたり,キャンプやスキーに出ています。流石に,予定を詰めすぎてしまい長期休み後は気持ちが緩み怠さも感じますが,指導がはじまると自然と気持ちが切り替わります。
自分の日常を振り返ると,手慰みに勉強をしてみたり,本を読めば授業のネタ集めをし,旅行に行けば史跡や歴史がつい気になるなど,家庭教師としての自分とそうでない自分とを分けることができなくなっている,というよりも家庭教師であることが自分の一部になっていますが,自分の何気ない日常や視点から得た,使えなさそうな,とるに足りない知識でも,思いがけず指導に役立つことがあり,そんな知識を集めることが日常の1番の楽しみなのかもしれません。