私は、就職活動を一切した事がない。
当時は、社会的にも世間的にも不景気街道を真っ直ぐ突き進む全国的にも稀に無い経済状況だった。もちろん就職活動をしないと大変な事になるぐらいは、百も承知。しかし、大学を卒業するのをすっかり忘れていた為、4年間で大学を卒業する事が出来なかった。しかし、別に恥ずかしいとか、「あぁ〜どうしよう!?」とか、何とも思っていない。自分が忘れていたのだから仕方ない話なのだ。
ただ、両親には、迷惑を掛けて、今でも本当に申し訳なく思っている。金銭的な面では、余計な苦労を掛けてしまったのだから当然だ。同時に、もちろん大変、感謝もしている。内容を聞くなり、不平不満一つも漏らさず、「頑張って卒業せぇ〜よ!!」と言ってくれたのだ。心から親の有り難みを痛感した一瞬でもある。
これで1年間程度、考える時間を確保する事が出来たので有意義な1年間を過ごすことに繋げる事が出来たのだ。そこで私は、「就職活動に費やすエネルギー」と「仕事をとってくるエネルギー」とでは、どちらが重たいのか???を考えてみた。
どちらもそんなに変わらないだろうという結論を出してみたのだ。すなわち、自分を認めてもらえれば相手が、企業であっても、お客様であっても、自分の心の中で費やすエネルギーは、ともに同じなはずで、気を遣う相手が、企業であっても、お客様であっても、元を辿れば「人」である。自分を支えてもらおうとする人には、先輩も後輩もない。人として、敬意を払うべきだ。注意やお叱りをどれだけもらうかが勝負の要になってくるだろう。
考えて行動に移し、お客様に大満足をしてもらう事が、今の私に課せられた任務だろう!!