トツゲキ人生「恒例」

トツゲキ人生・シーズン3

お年賀の撮影当日がやってきた。会社お年賀の撮影被写体を車に載っけて、家族総出で朝から意気揚々、いつもの如くコンビニで朝ご飯買い込み、あぁ~でもない!、こぉ~でもない!、とワイワイ言いながらismへ向かう道中を思いっきり楽しむ。よくよく考えると我が家が何かをする折、必ず、と言って良い程みんなが自然と一致団結しているようだ。車45分を経て現地到着。明るい表情で向かい入れてくれるのは、さすがにismらしい。

特殊部隊1号2号は小学生なので事態を何となく飲み込めているようだ。テンションが最高に上がっている。ただ3号は幼稚園児という事もあって、まだ少しよく分かっていないでいるのがオモシロい。右往左往と人見知りを打っ込んでいる。積んでいた被写体(会社お年賀)を全て手渡し、それと同時ぐらいに、我が子達の撮影も2階で始まった。ワヒャヒャ!、ワヒャヒャ!、といきなり笑い声が聞こえてくる。さすがはプロだ。親、と言う存在が撮影の邪魔(緊張)になってもいけないので終始1階で待機。後は全て石田氏に委ねることにした。餅は餅屋、というからだ。任せるなら全て任せて、後は如何なる結果も受け入れるだけで良い。そうすることで自分が思い描いていた以上に最高の仕上がりを導いてくれるからだ。これは自分が今までやってきた仕事を通して学んできたことである。

撮影も無事に完了したので小一時間程度、お昼ご飯を食べる序でに姫路界隈を散歩することになった。みゆき通りの脇通りにあるボルカノか、京口にある長浜ラーメンか、少し遠出なら土山の葡萄屋か、と懐かしいお店ばかりが頭の中を巡る。またスグに戻ってこなければならない事を考えると、わざわざ車を出すのも面倒だったので、敢え無くボルカノに決定した。その帰りにヤマトヤシキ出入り口にある御座候に立ち寄ることが出来るので満場一致で可決。みゆき通りをトボトボ南下、お目当てのボルカノではパスタを大盛りで美味り、そして御座候では白5赤10を購入しつつアイスクリームで満腹を落ち着ける。やはり家族で楽しい事をやっていると小一時間なんてアッと言う間だった。何気にボルカノでの正解を噛み締めて、再びお店へ戻ってきた。

お店の中では多くのお客様が撮影後、編集前の画像選択に熱っぽくなっていた。それを余所目に我が家は直感で選ぶ。パッパ、パッパと選択し、最終的に欲しい画像を絞り込む。だいたい10分も掛からなかったぐらいだろう。もちろん、お年賀で使用する以外の撮影画像も貰い受けることにしたのは、言うまでもない事だ。全ての手順が終わり、「今日はアリガトウございました。また来年も宜しくお願いします!」、と感謝の気持ちを添えてご挨拶し、ismと姫路を後にしました。帰りの道中では、皆さすがに疲れていたのか、後部座席と助手席では爆睡。それを横目に安全運転を心掛けながら帰路に就く。とてもほのぼのした一日を過ごすことができ、良いリフレッシュとなった。我が家にとっても自分自身にとっても、良い刺激となったわけだ。ましてや時間の流れを整えて下さるこの機会は、我が家の毎年恒例行事になるのを確実にした。

それから1週間程度の時間が経ち、待ちに待ったお年賀が届いた。封を開けて第一声、おおぉぉぉ~~~~ッ!!、という声になって感動が迸った。さすがは石田氏である。思っていた以上の完成度を届けて下さる。だからこそ、このイベントを毎年恒例と決め込んだのだろう。我が家にとっても会社にとっても、決して無くてはならない存在だ。小さかった長女がこんなにも大きくなっているのに、ハッ!、と気付くことが出来る年に一度のキッカケ。後何年こんな気持ちになれるのか、を考えると無性に感慨深い境地に立つ。また年末に気を引き締める良い機会点でもある。