(3)学習指導教科
英語・生物・国語
(4)学習指導教材
志望校赤本・医学部英語の長文・生物標準問題精講・その他テキスト及びプリント
(5)学習指導内容
【英語】通常授業では、センター試験直前のため 各設問ごとの問題演習と文法事項総復習、長文問題の得点安定化を目指した最終調整に入ります(ここではセンター試験問題演習の他、重要単語・熟語の強化、リスニング問題への定期的な取り組みを指示してまいります。)。そこで冬休みからの取り組みとして、国公立個別試験(前期)および受験予定の各私立大学過去問対策をご提案させて頂きます。夏休み以降、個別学力試験を想定した記述問題対策を行ってまいりましたが、当初と比べて問題を読むスピードや、テーマごとに必要とされる語彙力に関しては向上が見られております。一方で試験時間や合格点を鑑みるにまだ十分と言えるレベルには達しておらず、特に問題を解き切るまでのスピードに関しては、現在のおよそ2.5倍から3倍程度にまで引き上げる必要があります。幸いにして間も無く冬休みとなり、現状よりも多くの時間を確保できるようになりますので、とにかく長い文・難解な文・多くのテーマに触れることをベースとして、「英語を英語のまま読み進め、理解する」というレベルにまで持っていくことが肝要です。長文の読解に関しては、授業で演習を行うというよりは宿題での取り組みをメインとします(その方がより多くの文に触れる時間を確保できるため)。宿題で各長文の読み取りと問題に挑戦しておき、授業ではそれらの直しと解説(特に 誤答・減点と判断された場合、何が原因で正答とずれたのか、どう直せば正答にたどり着けるのか といったこと)を中心に据えて、総合的なタイム向上・得点アップを目指します。また、自由英作文の書き方に関しても併せて演習を行います。これまでにも英作文の課題には積極的に取り組んでこられ、細かな減点は複数入るものの、設問と大きくかけ離れた解答をされることはほとんどなくなりました。ただし時に、主節とするべきところと従属節・修飾部となるべきところが反対になっていたり、重大な時制のミスがあったりといった点も依然起こっています。一気にパーフェクトな解答を仕上げようとするより、まずは減点される部分を一つでも少なくするという基本姿勢を整えるよう、演習→解説→書き直しを繰り返してまいります。
【生物】通常授業ではセンター試験の旧旧過程過去問と予想問題集への取り組みを中心に進めます。最近では各種テキストや旧過程過去問での知識がかなりまとまり、形を変えて繋がるようになってきたご様子です。あとは“マーク式でない” “理系生物に必要な、最低限標準レベルの問題対応力”を身につけるため「生物基礎問題精講(三訂)」または「生物標準問題精講(五訂)」を使用して問題演習を行う必要があります。また、受験校が完全に定まった時点で、必要に応じて赤本対策も導入致します。理科に関してはどの学校・どの学部を受験されるかによって対策が変わってまいりますので、今後も随時内容についてご相談させて頂きながら進めます。
【国語】通常授業では、これまで通り現代文(論説文・小説)・古文・漢文ごとの問題演習を行います。センター試験過去問には一通り取り組み終わっておりますので、あとは宿題にて2周目・3周目の取り組みを指示し、限りなく100%の正答率になるまで演習して頂くこととします。授業では、センター試験と同レベルの難易度に合わせた予想問題に順次取り組み、その都度苦手箇所を潰しつつ、得意な内容に関しては力を維持しておいて頂けるようはかります。ただし最近では、以前得意であった小説・古文に関して、得点の安定性に不安の残る部分があります。論説と違い小説の場合は、内容の理解できていない部分というのはほとんどありませんので、「問題の解き方」という1点において正確さに欠けている(選択肢の絞り方が雑になっていたり、読み取りでなく主観が入ってきてしまっている)状況です。問題を解く時間が足りていないということはありませんので、小説に関しては丁寧かつ正確な解き方を取り戻す練習が必要です。また古文においては、特に和歌の読み取りが必要となる問題に苦手傾向が見られます。よって冬休み中に、和歌に絞った読み取り練習を行うことと、念のため文学史を一通り最終チェックしておくことが有効です。国語からは、以上小説・古文に関する特訓をご提案させて頂きます。