(3)学習指導教科
理科・社会
(4)学習指導教材
近畿の高校入試(理・社)、兵庫県公立高校入試過去問
(5)学習指導内容
【理科】基本的には通常水曜日の授業も理科・社会の対応に切り替えます。その上で、冬休み中にお子様の苦手な物理・化学分野対策を一通り完了させるために、通常授業分とは別に以下の内容での追加授業をご提案させて頂きます。具体的な学習単元は、(1)物理分野…力と圧力(水圧含む)・電流とその利用・運動とエネルギー (2)化学分野…水溶液の性質・状態変化(特にグラフの読み取り問題)・化学変化とエネルギーです。この中では、これまで物理分野(力・電気)において演習を行うことがありました。しかし授業でできていたことがテストになるとできていない、ということが度々見られ、特に圧力に関しては「圧力・ニュートン・質量」の違いを完全に区別できていないなどといった点も目立ちました。そこでまずは各々の用語・公式類への理解を万全にすること、それだけにとどまらず “十分な計算演習を積むこと” を目的として進めてまいります。(なお、テストでは解けなくなるという事態は端的に、完全に定着するまでの演習量が足りていないのだと判断しております。得意な単元で見られるように「どんな聞かれ方をしても対応できる」という状態にまで持っていくことを目指します。)授業で基礎~標準問題に挑戦し、抜けている情報を補完してから、宿題にて「授業で間違えた問題」及び応用問題に挑戦して頂くようにします。化学についても概ね同様ですが、特に多く時間を当てさせて頂くであろう内容は「再結晶や融点・沸点に絡むグラフ読み取り問題」と化学反応式、イオンです。イオンは以前より苦手意識が薄まっておりますが、まだ「電池」など問題を見ただけで苦手意識が現れてしまうようなものもあります。それらについてはまず基本中の基本の問題(非常によく見るパターンの問題)への理解を完璧にしておいて、自信をつけてから徐々に問題のレベルを上げる予定です。
【社会】夏休み中は地理を中心に進めさせて頂きましたので、冬休みは歴史を一通りおさらいしたいと考えております。(なお地理や公民についても、宿題での暗記指示と、授業での確認を随時行います。)歴史においては、覚えておられる内容に比較的偏りがあり、特に「苦手な時期やジャンルがある」とか「重要な語句だけ覚えていてそれ以外が手薄である」という状態ではないようです。例えば、学校の先生が授業でお話しされた内容で印象に残っているものはよく定着しているが、そうでないものの中には 非常に重要であっても覚えられていないものがある といった感じです。歴史においてはまず大きな流れを捉える(何が原因で何が起こり、その後どうなったか)ことが重要であり、それを理解しつつ覚えるべき語句を覚える ということを両立させねばなりません。(例えば鎌倉時代の場合、源頼朝が鎌倉幕府を創設→その後どういう経緯で北条家が実権を握るに至ったか→どういった動乱があったか→その後なぜ衰退したか…といった一連の流れも押さえつつ、同時に文化や宗教についても “鎌倉時代のものとして” 覚えていく、といった具合です)よって、授業ではお子様の理解度を確認しながら各時代の流れを追っていき、それが理解できているかどうかの確認と暗記を両立させるべく、宿題にて問題演習・暗記の指示を行っていくこととなります。理想は最初の6回で一通りのおさらいを完了させ、残りの2回で入試問題演習を行うイメージですが、時間上少々厳しいかもしれません。その場合は8回全てをおさらいに充て、入試問題演習は冬休み後半から1月いっぱいを使用しての課題指示・授業での見直しとなります。進度・状況につきましては随時ご報告しつつ進めますので、予めご了承の程宜しくお願いいたします。