熊橋 実里
私がnawadanに入社して、3か月が経ちました。2か月前に「入社1か月を振り返って」という題で書かせていただきましたが、その頃よりは要領も得て少し余裕も出てきたように感じられます。
このお仕事の一番の醍醐味は生徒様の成長を間近で感じられることだと、最近身をもって感じます。以前は解けなかった問題が解けるようになったり、テストの点数が上がったりすることは勿論素晴らしい成長です。ですがそれだけではなく、例えば毎回の小テストの勉強に取り組む姿勢が変わったり、自分なりに勉強の仕方を工夫してみたり、宿題にしていない範囲も自ら取り組んだりと、そういった勉強への姿勢の変化を見ることが出来るのがどれだけ嬉しいことかというのを、この数か月で実感することができました。その結果、テストの点数や学校の成績が上がればそれは勿論褒められることです。しかし、そこに到達するまでの努力を毎回見ることができる、こんなに素晴らしい職業はないとさえ思います。
そして私たちがすべきことは、どんなに小さな意識の変化や努力も決して見逃さないことです。前より一点でも高い点数が取れたこと、宿題をきちんとやり終えたこと、前回教えたことを復習してちゃんと覚えていること。当たり前のように思うこともあるかもしれませんが、その小さな努力の積み重ねがいつか大きな成長に繋がります。目に見えるような成長や結果を残すまでには時間差というものが生じます。勉強に限らず、頑張っているのになかなか結果が出ないと悲しくて、頑張ることを辞めたくなります。生徒様がモチベーションを維持できるように私には何ができるのか。方法は一つではないので簡単なことではありませんが、とにかく生徒様のどんなに些細な変化にも気付くこと、そしてそれを生徒様に伝えることが大切だと思います。
一方で、すべてがスムーズに進むわけではなく、まだまだ自分の未熟さを反省する機会も多くありました。ですがそういった経験のなかで変わったことは、「失敗」という言葉を安易に使わないようになったことです。勿論、社長やスタッフの方々は私の判断や行動についてご指摘やアドバイスを下さるのですが、いつも「次できるようになればいい」という意味のお言葉を頂きます。「失敗」という言葉はそこで一つの物事を完結させて諦めてしまっているような感じがしますが、すべての「失敗」と思えるような出来事も、次につなげる過程として考えることができるようになりました。そしてそう考えることよって、いつも昨日より良い自分というものを意識しながら行動できるようになりました。
社長やスタッフの方々が私にくださるお言葉にはいつもなにかヒントがあります。基本的には生徒様のところへお伺いしているとき以外は一人なので、そこが多くの会社とは異なる点の一つではあります。ですが、社長やスタッフの方々はいつも気にかけてくださいますし、一回一回の会話にとても元気を頂きます。私も仕事では生徒様にとって、プライベートでも友達や家族にとってそういった存在になりたいと毎日思わされます。毎日なにかしらの発見をできるnawadanで働けることに感謝しながら、私も誰かになにかを与えられるような人間になれるように、これからもコツコツと頑張っていきたいと思います。