九州大学理学部。総合型選抜Ⅱ(第一次選抜の小論文)

【小論文+α(小論対策)】
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自然現象について興味があることを3つのテーマで述べます。地震については,マグニチュード6以上の地震の場合,震源地付近で観測される磁場や周波数,電子数に異常が見られることに興味があります。地震の発生過程において,周波数の強度異常が約1週間前から現れ,1ヶ月後には消失する場合が多い。東日本大震災でも同様の結果が確認されており電子数にも変動があった。地震は地殻内部で応力が集中し,断層間の摩擦面で破壊が起こることにより発生する,といった力学的な視点だけでなく,磁場,周波数,電子数の変動のような電磁気学的な視点でも考慮できる,ということに関心を持ちました。今後は,磁場の異常変動が地層によって如何に変化するのか,といった疑問の解明に努力する中で理解を深めます。台風については,蓄積された情報を踏まえ発生要因や発達過程を結論づけ,台風の進路と勢力を如何にして予測できるのか,考えるうちに感心を持ちました。海水温度のみならず気流やコリオリの力なども台風と関連し,それらにより台風の勢力規模は変化する,ということが印象的でした。また台風は日本列島に大雨,高潮などの災害をもたらすだけでなく,日本海側でフェーン現象を起こし,猛暑を誘発する場合があります。農作物にも甚大な被害をもたらし,その結果,消費地では作物の値段高騰に拍車を掛けてしまいます。台風によって起こる環境変化は,人々の生活と密接に関わっています。そこで専門的な知識を身に付け,台風が及ぼす社会的な影響の軽減に応用したい,と考えております。オーロラについては,英語部の活動においてフィンランドで発生するオーロラを調べるうちに,幻想的な美しさに魅了されました。中でも,オーロラの発光輝線の色の間には,高度や電子のエネルギー強度,そして励起状態の分子による差異が生じて発生する,ということが分かります。これには美しさの中にも科学的な要素が含まれるなど,神秘的な感覚を目の当たりにし感動しました。発生要因は単なる光波現象だけでなく原子分野が関連しており,また宇宙空間との関連性が認められることを初めて知りました。その為より詳しい知識を落とし込もうとする好奇心に繋がりました。他にも,日本で稀に観測される低緯度オーロラが発生する際に起こる反応は,通常とどのような相違点があるのか,といった疑問に接し,他の自然現象への影響を探りたい,と考えるようになりました。

九州大学
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