小論文+α
http://www.jyukenjyuku.jp/syouronbun.html
(志望理由と入学後に学びたいこと)
熊本大学医学部医学科による学校推薦型選抜Ⅱを志願させて頂く理由としては,女性柴三郎プログラムを経て医学博士とする女性基礎研究医になり,がんにならないように予防する,治せないがんなら進行を遅らせる,ということを研究したいからです。3年次の基礎演習を経て,4年次から6年次までのプレ柴三郎プログラム,卒後臨床研修ならびに大学院でも柴三郎プログラム,大学院ではがん博士育成プログラム,それぞれに参加し,がんの予防や治療に関する研究を進めたい,と考えております。そこで貴学大学院生命科学研究部の三浦恭子准教授による老化・健康長寿講座を受講し,ハダカデバネズミはがんを発症し難いことで知られている為,ハダカデバネズミの癌化耐性の制御機構を研究するつもりです。がんが発生し難いのはがん抑制遺伝子が発現すること,マウスの腫瘍を形成させる遺伝子が機能を失っていること,が挙げられます。これらは既に解明されており応用することで,人でもがんの発症を防ぐことができるかもしれない,と考えました。また海外研修においては積極的な参加が認められているので,直ぐそこに世界への門戸が開かれているならば,最先端の医学医療を学びつつ,世界に通用する英語力も培うことができる,という点で興味があります。将来的にも国際的な視野で医学研究を展開してまいりたいので,カリフォルニア大学ロサンゼルス校への研修留学に参加させて頂きます。このように様々な視点から研究を通じて世の中への貢献に繋げる中で,臨床医としては,常に医療を受ける側に立ち自身が病気になった時に治療を受けたい,と思えるような寄り添う心のある医師になることを目指し,そして研究医としては,世界中の未だ見ぬ人を一人でも多く救うことが自身の使命である,と認識し研究し続けられる医師になることを目指します。医師として生涯に渡り活躍できる人間力を身につけられるので,希望に満ちております。