2、3年前の節分で起きた予行演習。

本日は珍しくも山陽自動車で夕方のとっても遅い御昼ご飯を済ますことにした。そして、しばらく仮眠をとって、いざスタンバイというところで、一通のメールを確認。それは本日最終の受講生からだった。

それは先週、今週の彼の状況を考えると止む負えない内容。体調を不良にも関わらず、私と共に授業を続行していたのだから、無理もない。いよいよ、ここで疲れがでたようだ。熱もあり体がダルい、というコトなので、本日の授業は、当然の如くオヤスミにした。また明日伺うのだが、インフルエンザであれば来週に繰り越されるだろう。一先ず、そうでないコトを心から祈ることにしよう。

さすがにもうあの悪夢はコリゴリだ。これは、もう過去のコトになるのだが、2年か3年程前に私は、とある生徒数名からインフルエンザ菌をもらった。と言うよりも、病魔を引き継いだ、と言っても過言ではなかっただろうか!?ただまさか、AもBも経験するとは思ってもいなかったし、予防接種済みにも関わらず交互で病に倒れるとも思ってもみなかった。それも入試土壇場に。もう苦過ぎる経験だ。

家族は一週間ぐらい実家に帰り、私は事務所と自宅を往復。インフルエンザだから、と言っていつまでも倒れている訳にもいかない。頭も痛いし、体中の節々もガタガタ。何よりも感染症に掛かって仕事が出来難いのが、とっても辛い。早く回復させなくてはいけない、多くの子供達の成功を実現させてやんないといけない、という使命感だけで体が動いていたように思う。もちろん、若さというエッセンスも助けとなった。

リレンザ、水分、ミネラル、ビタミン、バナナ、甘いモン、そして睡眠、発汗というように体にとって一番良いことしかしなかった。そんな生活を体温計を持ったまま朝晩関係無く3、4日程度続けただろうか、何とか回復に漕ぎ着けることが出来た。もちろん、体重は激減し、布団はベトベト、辺りは散々。とにかく激動の月日を過ごしたのは言うまでもない。もちろん、こんな状況でも仕事だけは最低限程度で、ヤリきった。

当たり前のことだろう。意識はあるし、電話もある。それに優秀なスタッフ達もいる。体調不良だろうと何だろうと関係無い。会わずに出来る仕事はいくらでもある。無ければ創る。体調不良ぐらいでは休まない。インフルエンザなんて、つまらん!!そんな感じで、何はともあれ思いの他早く、熱が下がっていた。

何よりも健康が一番だ、と感じたのはこの時が最初だったように思う。いろんな事はあったが、これも良い経験だ。もちろん、当時の受講生達は円満に旅立っていくことが出来ている。今後とも万一、同じような事があっても予行演習は実行済みなので、何の心配もなく仕事をヤリ遂げていけると確信している。

ちょうど温かくなりつつある節分の日。今、想うと良い思い出となっているようだ。今後も健康には十分に気を付けて日々を楽しく過ごしていくことにする。